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シャペロンのスプリントレビュー紹介

株式会社シャペロンのエンジニア、Nozawaです。

弊社の開発部門では、大規模スクラム LeSSを導入しています。
スクラム開発では、スプリントごとにプロダクトの進捗(インクリメント)をレビューするスプリントレビューが行われます。

この記事では、弊社のスプリントレビューについてご紹介したいと思います。

シャペロンのスプリントレビュー

シャペロンのスプリントレビューには、カスタマーサクセス(CS)やセールス(Sales)のビジネスサイドを担当するメンバーも参加し、開発部門のメンバーとともに開催されています。

開発を担当したメンバーがデモし、他のメンバーがフィードバックします。
開発部門のメンバーだけだと開発者視点のフィードバックが多くなってしまうのですが、CSやSalesのメンバーも参加することでユーザー視点のフィードバックが多く得られています。

CSやSalesのメンバーが参加することの良さは以下が挙げられると思います。

ユーザーに対するメリット
ユーザーと触れ合う機会が多くユーザーについて詳しいメンバーからのフィードバックを活用することで、少ない手戻りでユーザーが必要としている価値を提供することができる

メンバーに対するメリット
フィードバックを受けることで開発部門のメンバーもユーザーについての理解が深まる

サービス内の文言・説明文ひとつとっても「ユーザー視点ではわかりにくい」などのフィードバックをもらえると、はっと気づかされ、徐々に開発者もユーザーに対する理解が深まっていくのを感じます。

他社でのユーザー参加型のスプリントレビュー事例

シャペロンのスプリントレビューでは、CSやSalesのメンバーが参加することでユーザー視点のフィードバックがでるようになっています。
ただ、実際に使ってくれている人から得られるフィードバックがあると、より価値を提供しやすくなるのではないかと思いました。
シャペロンにおいてもいずれはユーザー参加型のレビューを開催する時が来るかもしれないので、ユーザー参加型のレビューの他社事例を調査してみました。

事例1

未公開機能のレビューにユーザーを招くイベントを開催した事例です。

続いて、いよいよドキドキのレビュータイム。ユーザーに、実装中の新機能を実際に操作してもらい、気になる点や使いづらい点、より良くするための要望をどんどんと寄せていただきました。口頭、チャットともに、挙がった声がどんどんと議事録のMiroに書き留められていきます。
社内でのレビューでは受けづらい、実際に運用しているからこその気付きや使い方が見られたようです。

(中略)

未実装のタイミングでフィードバックを受けることで、ベストな状態により早くたどり着くヒントが得られたようです! 一方、見てもらうためのフロー図準備が比較的大変だった、という気づきも挙がりました。

この事例のように、実際にユーザーがどのように使っているかを見せてもらう場を設けることで、新しい機能のアイデアや改善できることについての発見がありそうだと感じました。
また、未実装・未公開の機能に対してフィードバックをもらえると不要な開発を減らせそうです。

事例2

スプリントレビューをユーザー含むステークホルダーと開催した事例です。
この事例ではいくつかの利益を得られたようですが、その中でも特に以下の部分が目に留まりました。

実はすごく価値がある機能を発見できる
作っている僕らからするとなんでもないような機能が、実はユーザーにとってすごく価値のある機能だったりします。今回はこんな感想がありました。

ユーザー「送り先のセグメントができるんですか?」
僕「はい、できるようにしてますよ」
ユーザー「おお...マジすか!!!それはめっちゃありがたい!!!」

実はこれまで、手動でDMを送るにあたって詳細な送り先のセグメント化ができなかったんですが、「まあセグメントできた方がいいだろうな」くらいの軽い感覚でセグメント化できるようにしていたところ、革命が起こったレベルで喜んでもらえました。

「実は価値がある機能を発見できる」ことはユーザー参加型のレビューならではの利益だと思いました。

開発者はユーザーの顔があまり見えない中でプロダクトを開発することが多いと思いますが、こういったユーザーからの好意的な反応が直接もらえるとすると、かなりのモチベーションアップに繋がりそうです。

おわりに

シャペロンのスプリントレビューと、ユーザー参加型のスプリントレビュー事例についてご紹介しました。
ユーザーに参加していただくためには様々なハードルがありそうですが、参加していただけるようになった場合にはより早く価値を提供しやすくなるように思いました。

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