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コラム ・住職の方丈記 1 ~ 元気が出るティラミスの故郷

イタリア発祥のティラミス、日本でもよく知られたスイーツです。

ところで最近、近所の(なぜか?)農産物直売所でコストコが扱うイタリアからの輸入品を見つけました。写真のようにグラスに入っていて6個ひと組で並んでいます。

210905 ティラミス パッケージ

パッと見ティラミス風のアイスクリームのようだったので、好奇心に駆られて買ってきました(が、アイスではありませんでした)。

クリーミーなマスカルポーネとコーヒーの苦味とココアの風味がほどほどに、これが本場のドルチェ。

210905 ティラミス

さて、一口にイタリアと言っても南北に広い国、貴君はいずこより?

パッケージ裏の住所をもとにネットで検索してみると、地図にはスイス国境に近い北イタリアのラズニーゴ(Lasnigo)という田舎町(村?)が出てきました。

それにしても、住所を入れればイタリアの田舎もストリートビューで簡単に見ることが出来るのですから…すごいことです。

山間の道の、レストランの角をちょっと入ったところの工場からやって来たのですね。

なんとなくローマ周辺かと思っていたのですが、ティラミスについて調べてみると…そもそも北イタリア発祥のデザートでした。

しかも20世紀後半につくられた比較的新しいデザートで、日本では1980~90年代バブルの頃に雑誌で取り上げられて広まったようです。

さて、ティラミス(Tirami su)という言葉、イタリア語では「私を上に引きあげて=私を元気にして」という意味だそうです。

どうりで食べると疲労回復、イタリアの陽気をいただきました。

ティラミスを考案した人は、人を元気にするのが得意だったのかもしれませんね。

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