気づきのことば ~ 「ゆるし」が「苦しみ」を終わらせる 2024.6.9
ゆるすことは
幸せになるための処方箋
ゆるさないことは
苦しむための処方箋
苦しみの原因がなんであれ
苦しみにはすべて
「ゆるさない」
という種が
宿っていないだろうか?
…
これは、ジェラルド・G・ジャンポルスキーの『ゆるすということ』という詩の冒頭の部分です。
わたしたちは、自分の思い通りにならないと苦しむものです。
もう少しよく見てみると、わたしたちは自分の思い通りにならないことに対して、不満を感じたり怒ったりしていることがわかります。
ということは…
たとえ思い通りにならなかったとしても、怒らなければ苦しまないのでは…?
怒らずに現状を受け容れることができたなら、苦しむことはないでしょう。
受け容れない、ゆるさない、は拒絶。
不満や怒りのために拒絶し、そして怒りの矛先は相手に向かうものです。
詩はこう続きます。
復讐の念を燃やしつづけ
愛や共感を出し惜しみすれば
健康を害し
免疫が低下することは
まちがいない
…
人を呪わば穴二つ、ということばがありますが、相手に向けた怒りは同時に自分にかえってくるもの。
そして、実はこれが「苦しみ」の原因の一つでもあります。
「本当の敵は自分自身だった」というセリフをどこかで聞いたことがありますが、自分を苦しめているのは他でもない、自分の思考であり怒りだった、ということです。
ゆるしとは
怒りからの解放であり
攻撃的な思いにさよならすること
また
ゆるしとは
相手のためだけでなく
自分自身のためであり
自分が犯したまちがいのためであり
くすぶりつづけている罪悪感と
自分を恥じる気持ちのためである
とも。
ゆるしは、相手のためだけでなく、自分のためでもあるのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?