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旅日記・ジパング見聞録 番外編 ~ 入泰求法の旅 2023.11.29
先日、11月22日~26日の日程でタイに行ってきました。
タイは仏教国ですが、わたしたちが知っている日本の仏教(大乗仏教)とはちょっと違い、お釈迦様ご在世当時の仏教(上座部仏教)がそのまま伝わっている、といわれています。
そこで今回は、ありがたいことに縁あって本来の仏法を学ぶべく、タイのナコンサワンまで行って来ることができました。
11月22日、午前10時35分羽田発のタイ航空で、バンコクに向かいます。
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およそ7時間のフライトで、バンコクに到着(現地時間で午後3時40分。日本との時差は2時間です)。
入国手続きなどを経て、空港からはバスでナコンサワンに向かいます。
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夕方の帰宅ラッシュに重なりました。片側4車線以上あっても、この渋滞。
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途中、一回の休憩を含め、約4時間かけて無事目的地に到着しました。
ナコンサワンでは、仏法の講義を受けたり、山に登って洞窟に入り瞑想したりプジャ(儀式)に参加したりしました。
すぐ近くに洞窟がたくさんある山(岩山?)があり、滞在中は3か所の洞窟に入ることができました。
タイは南国なので洞窟の中も暑いです。瞑想している間も汗が垂れてきます。
数年前に一度岡山県の洞窟に入ったことがありますが、あの時は結構ひんやりしていました。
洞窟=暗い・ひんやり、のイメージがあるので、洞窟の中で汗だくというのは不思議な体験でした。
また、滞在中は毎朝6時半に、近くのお寺からお坊様方が托鉢に来てくださいました。
用意しておいたお食事を、参加者が順番に布施させていただくのですが、尊敬と敬意を示すために、わたしたちは靴を脱いで裸足になります。
2500年以上も前、お釈迦様ご在世当時の托鉢も、このようだったかと思うと、時空を超えて貴重な体験ができたことをありがたく感じます。
11月はタイでは乾期なので、滞在中は連日快晴でした。
日中は気温が30度以上になるので暑いですが、朝晩はエアコンが要らないくらい涼しくなります(昔の安曇野の夏みたいでした)。
とはいえ、さすが南国、バナナがなっています。
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バナナってこんな風になってるんですネ、初めて見ました。
茶色のバナナもありましたが、種類がちがうのかな?
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滞在中、講義の合間にいただいたおやつ。どれも美味しかったです。
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ペットボトルの水は、雑菌の繁殖を防ぐため、ストローやカップで飲むのがタイ式。
右端の黒い箱は、海外用のwi-fiルーター(羽田空港で出発前にレンタルしたもの)。これで、日本と連絡を取っていました。
最終日には近くの小学校の見学に行きました。
隣接してお寺(お堂?)がありました。
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また、毎朝托鉢にこられたお坊様たちが修行されているお寺も参拝させていただきました。
最終日は、午後4時にナコンサワンを出発。バスでバンコクに向かいます。
途中のサービスエリアで。
今回お世話になったバス、2階建てでした。
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疲れていたり睡眠不足だったりすると、
ちょっと気分が…😵💫🤢
バンコクの空港で。搭乗ゲートに向かう途中、こんなオブジェ(?)がありました。
紫色の神様と、
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3頭のヘビ(ナカラ?)。
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綱引きのように、頭部と尻尾を引っ張っています。タイでは有名な神話か何かのワンシーン…?
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そして、23時15分バンコク発のタイ航空で日本へ。
羽田には翌朝の6時55分に到着。
26日の東京はあいにくの雨。南国のタイから帰って来たので、とても寒く感じました。
JALやANAの機体が並んでいるのを見ると、日本に帰って来たんだなぁ…
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情報や知識は本やネットで得ることができます。しかし、実際に行って話を聞き実践・経験することでしか学べないことがあります。
かつて弘法大師空海は海を渡って唐に至り、恵果阿闍梨のもとで密教を学び日本に伝えました。
西遊記で有名な三蔵法師(玄奘三蔵)も、陸路はるばるインドに至り、ナーランダ僧院にて仏法を学び、数多くの経典を中国に持ち帰りました。
飛行機に乗ってタイまで行って来るのは、まさに孫悟空の金斗雲(きんとん雲)に乗って行くようなもの。
そんな方法があったのか⁈と、歴史上の高僧たちが聞いたらびっくりするかもしれません(沙悟浄や猪八戒はどうかわかりませんが…)。
かつては命がけだった求法の旅に、一週間足らずで行って来ることができたのは、師事させていただいている阿闍梨様はじめ共に学ぶ善友のみなさまとのご縁とお陰です、ありがとうございました。
追記:
帰りにバンコクの空港で食べたマンゴーライスについてはこちらから。
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