iOSアプリで発生するラジオ配信時にカメラが起動してしまう不具合と改修に関するご報告

以下の対策をおこなった最新版であるiOSアプリ5.4.3をリリースしました。5.4.2以下をお使いの方はアップデートをおねがいします！

noteをご覧いただいている皆様、はじめまして。

普段はハチワレさんが書かれているnoteですが、今回はエンジニアのミケがライバーの皆さんにお伝えしたいことがあって、noteをお借りしています。

はじめに

SHOWROOMではライバーの皆さんがそれぞれの思う手段でリスナーの方に配信を届けてくださることを大変うれしく思っています。

たとえば歌が好きな方はアプリ内のカラオケ機能を使っての配信、顔出しの会話が好きな方はアプリ内からスマホカメラを使っての配信、顔出しではなくトークで勝負したい方はラジオ配信、というように、多種多様な配信スタイルがあります。

僕自身もほぼ毎日SHOWROOMで皆様の配信を見て元気をいただいています。本当にありがとうございます。

ラジオ配信機能の不具合について

ライバーの皆様の多様な配信スタイルにお答えしてきたSHOWROOMアプリですが、大変申し訳ない事にiOSアプリにて「ラジオ配信していても、ごく低確率でカメラの映像が配信されてしまう」という不具合（以下、カメラ起動問題と呼びます）が発生していました。

2020年12月22日に修正しアプリのアップデートを行いましたが、完全に修正されていないことが確認されたため、対策を行いました。（現在はスマホのインカメラにテープでフタをしている、という方もおられます、本当に申し訳ございません。）

今回のnoteはこの問題に対する対策の内容と、今後の予定についてお伝えさせてください。

※この不具合はiOSのアプリを使って配信している場合のみ起きます。
※Androidの方やPCで配信をしている方は問題ありません。

v5.4.3での暫定対策について

今回のiOSアプリで行った暫定対策は「ラジオ配信時、アプリのカメラアクセスを禁止した状態でラジオ配信が始められるよう設定できる」という物です。
この設定を行うことで、iPhoneがカメラへのアクセスを拒否してくれるため、物理的にインカメラをシールで塞いだのと同じ効果が得られます。

カメラ起動問題を発生させなくする設定方法

①「SHOWROOMアプリ」をバージョン5.4.3にアップデートします。
②アップデート後に初めてラジオ配信を開始すると、以下のポップアップが表示されます。

③「変更する」を押して、遷移した先のiPhoneの設定画面からカメラのアクセスをオフにして設定完了です。

※iPhoneの設定で、SHOWROOMアプリにカメラのアクセスを許可していない場合はポップアップの表示はされません。

「今日は顔出しでの配信をしよう」という日はiPhoneの設定で「カメラのアクセスの許可」をオンにすれば、元通りにスマホカメラを使った配信ができます。設定方法は以下のとおりです。

カメラを使った配信設定に戻す方法

①iPhoneの「設定アプリ」を開く
②「SHOWROOM」をタップ
③ 「カメラ」をオンにする

今後の不具合の修正予定

技術者としては根本的な原因を見つけて不具合修正を行うというのが本来の仕事です。
しかしカメラ起動問題はごく僅かな確率で起きる不具合ということもあり、原因の特定に難航しているのが現状です。

今回はいち早くライバーの皆様に安心して配信できる環境をお届けすることを最優先させるため、暫定的ではありますが上記の対策を取ることにしました。
根本的な対策や修正については、今後改めて長時間の配信テストを品質保証エンジニアチームと合同で行い、根本原因を見つけて対策をする予定です。

それまでの間は今しばらくの間、お手数ですがiPhoneの設定をやりくりすることで対応をいただけますようお願いいたします。
ラジオ配信時にカメラアクセスが無効になっている状態でラジオ配信を行っていただくことで、カメラ起動問題の発生リスクをゼロに出来ます。

僕自身も、カメラ起動問題の根本解決に向けて尽力していきます！