題名「タレント」【小説原案】
優れた才能に恵まれた人間が、その才能を活かす職業に必ず就くとは限らない。
例えば、神鳥唯士郎。
彼は刑事だが、推理力、洞察力に全く恵まれず、未だに自分の力で犯人を検挙したことがない。だが、警視庁捜査一課のエースと彼が賛辞を受けているのは、優秀なブレーンのおかげだった。名は、楠生清志郎。
清志郎には、唯士郎にはない優れた推理力があった。事件の概要と捜査情報に触れるや、即座に犯人を言い当てる。そんな、清志郎だが、彼は刑事でも探偵でもない。画家である。未だに一枚の絵も売れたことがない画家であった。
ある事件をきっかけに唯士郎と知り合った清志郎は、唯士郎も住んでいる実家、アパート経営をしている唯士郎の母親のもとに下宿させてもらう。そこで見たのは、唯士郎の描いた数々の絵画作品であった。唯士郎は、学生時代、様々な絵画コンクールを総なめにするほどの画力の持ち主であったのだ。
唯士郎は刑事であるが、彼には刑事としての才能が欠如していた。だが彼は画才に恵まれていた。しかし彼の熱意は刑事に注がれている。
方や清志郎は画家であるが、彼には絵心がなかった。だが、彼は推理力に恵まれていた。しかし、彼の情熱は画家に注がれている。
唯士郎母のアパートの一室を借りて清志郎は、創作活動に打ち込む。隣に住む唯士郎は清志郎に事件解決のアドバイスを求める。
見返りに清志郎に創作上のアドバイスを与える…
上記のような話と言うか設定を思いついた。
思いついたはいいが、これを膨らませて小説や脚本の形にする技量はないし根気もない。
そもそも似たような話は、こちらが承知していないだけで、すでに小説や漫画、ドラマなどの創作物となっているかも知れない。
もし、このような話が世に出たことが、これまでないのであれば誰か小説か脚本にしてみないだろうか?話の持って行きようでは面白くならないかな?できれば2時間ドラマの推理サスペンスものとして見てみたいけど…と言うことでここに放置しておこう。誰か拾ってほしいわ。
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