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★Showingなフォトエッセイ★

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見せる、魅せていきたい私、高山笑韻の写真の師匠である父と私や、衝動的な未完成な撮ってだしのフォトエッセイ集です。目指すイメージははこっそりくっすり系。ゆるやかな頻度で更新中。
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記事一覧

フォトエッセイ「あと一歩、先に進むには」

春めいた気候と、少しだけの憂鬱さと寂しさとでもやはり希望に満ちて欲しいこの季節。大雨の後にカメラを構えたらスカイブルーの父の愛車noteにも青い空と雲が写し出されていました。 安定はしているのですが、心の一部がどこかくすぶっている様に感じます。それは、先日の風に揺られたら消えてしまいそうな情熱なのか、満ち足りているという現状に慣れている状態なのかは解せないけれども…。 相変わらず、日常は続いていくし当たり前がいつか崩壊するのだって今や全世界の人々が肌で五感で(あるいはそれ

フォトエッセイ「写真が嫌い…だった。父と写真と私と…」

秋も本格的に深まり、先日私は無事に36歳を迎えることができました。 メッセージをくれた友人・知人には本当に感謝してもしきれないですが中でも私の両親には本当に感謝しています。 最近の我が家は写真の話で、朝からあーだのこうだの新聞配達終わりの父と(しかも朝5時過ぎから、私が淹れた一杯50円のコーヒーを楽しみながら)話をしているのですが(もちろん母は寝ています)今、写真を私が本格的に父に習い始めて約一年が経ちます。 母が言うには父は昔から写真に対してすごくまじめにメモを撮ったり

フォトエッセイ「昇級試験の秋探し!」

わたしが撮影に出かけたり写真・カメラに邁進している姿を見たりしてフォトブックを作りはじめ、写真・カメラを使って興味の赴くまま好奇心のアンテナがキャッチするものをただただシャッターを切って「っぽさ」を楽しんできた一年でした。主に使用したカメラはスマホ(グーグルピクセル)と父が私に、と預けてくれたGRデジタル2 でした。 今回そんな一年を通して、父が今私に預けてくれているのはCanon EOS M3。ふむふむ。え、Wi-Fi経由で画像スマホに転送できるんけ?おおう、これが噂のミ

フォトエッセイ「親譲りの無鉄砲で昔から損ばかりしている」

先日、母と浜松市美術館で開催されている「御仏のキセキⅡー遠州・三河の寺宝展」と浜松城公園にも足を運んできました。 車を止めてまずは浜松城公園を散策がてら、お互いに勝手に父から借りて?きたカメラで公園内をパチリ、パチリと撮影開始。 と、坂の中腹当たりに差し掛かった所で母がウォーキングの最中だと思われる方に話しけられてオロオロしているのを横目にパチリ、パチリ 母と二人で、父の不在時にちょっとそこまで行ける面白い場所を撮影して食事をしているそんなひと時に、写真の講義をしてもら

フォトエッセイ「ケンカ後の詫び飯。」

昨晩、家族で日曜品を買いに行った時の事。少しだけオーバーワークが原因でストレスが思いのほか溜まっていたせいだのでしょうか。 夕方から、夜に差し掛かり夜になるため、父に「ライトを点灯しなきゃね」と呟いたのだが、「分かってるわぁっ」となんてことないやり取りの中で、私の中で今まで、見ないふりをして我慢していた父への不満が、本当に爆発して、帰宅後から感覚やいろんな記憶が、フラッシュバック…ではなく自分自身がバラバラになり、私という人の状態が何処かへ消えてしまう様な、そんな感覚になり

フォトエッセイ「紅葉」

こんばんは。さて、師走です。前置きが短いですが今年もいろいろな出来事と共に何とか成人式を一回転半とトシオンナの兎年からバトンタッチして来ようと浜松市の龍潭寺(大河ドラマ 女城主直虎ゆかりの地)に早朝からどよーーーーーーんとしている私と母を連れ出し、家族で紅葉の龍潭寺を散策して参りました。 上記が龍潭寺公式HPです。 朝早い平日という事もあり、人影まばらなすがすがしい空気と素晴らしい自然の四季が生み出した色づいた木々と建築が沈んでいた心に再び風が吹きすさむようでした。 こ

フォトエッセイ「ゆりかもめと迎える新年」

寝正月からゆっくり日常に戻っていきそうで、師走の慌ただしさをもしこしたかのように先日、初詣にいって地元の撮影スポットに小雨降る中家族で出かけてきました。 一般的にコロナが明けた、なんていう言葉も定着しつつありますがお店も復活していたり、活気が戻りつつあるのでしょう。今年は、財布を使い始めて三年になるので、心機一転して私自身もよいエネルギーの循環に乗れるように雑誌ヴォーグのネットのカラー占いのパープル系が吉との表記をみたら、時は真夜中の謎の購買意欲が爆上がりする時間帯(単に軽

フォトエッセイ「運を動かす」

とある筋の方に、 「午前中の清々しい空気を吸って、運動すると運気の巡りもよくなる。運動は運を動かすと書くでしょう」 と言われて、なるほどと納得しました。 お正月前、退院後は主治医の若い先生に熱心に運動の必要性を解かれていたのですがひねくれ者の私はしばらくやっては辞めやっては辞めの繰り返しでした。 年が明けてしばらく、ストレスから来るものか、酷い眠気に襲われて3日ほどぐうぐう寝ていたら、見かねた母が代理で呼吸器内科の診察と、栄養指導を受けてきて少しづつですが実践してはいますが

フォトエッセイ「光も影も」

一月の半ばに家族で、法多山、油山寺に並ぶ遠州三山の小國神社にひっそり、「いいとこまんじゅう」と呼ばれ毎回写真撮影の口実に使われるドライブと撮影のプチドライブに行ってきました。 1月14日の日曜日ということもあり、少し混みあっていましたが一番近い駐車場まで車で入ることができ、コロナ禍の暗いイメージを刷新しし門前のお茶屋さんがリニューアルされていて、世界の茶葉集めが趣味の私にとってはウキウキして月末までのお財布と相談して、今回はまた次回に改める事に。 後光が射し込み光と影のシ

エッセイ「向き合う勇気をくれたのは」

しばらく、noteをお休みしていました。 気持ちの整理がつかない事があり、今は相手を傷つける恋愛にしがみついているよりたとえ苦しくても、いつか笑えてあの時の選択肢が一番で今を一番自分が愛せる様になる。それが一番だし、こうなったのも自然の無意識の選択の最高の選択、強がりな自分がいますが彼には彼の生きてくうえでの神様からの宿題があります。 「あなたは、やりたい事をやっている時が一番だ」 この言葉に彼からの、純度の高い信頼と愛情がこもっています。 医療系のとても忙しいお仕事を

フォトエッセイ「はじめては甘酸っぱい…」

地元で馴染みの喫茶店で去年の夏に開催された夏をテーマにした写真展に作品を飾って頂きました。私のはじめては…初めての作品展の参加賞はTOP画像の柑橘系の果実の甘酸っぱい、でもフレッシュな香りに包まれました。 本日は母といつものプチ、喧嘩をして浜松の街中までバスでユラユラ一時間弱かけて浜松市の芸術の展示会の市展に足を運び、浜松城公園をカメラを携え散策しました。 目的は最近、気持ちが滅入りシャッターを切ったりすることが減っていたのですが、毎度おなじみ父の写真が入選して奨励賞まで

フォトエッセイ「あえて、無題」

改めて、春の訪れを感じる浜松市北区のフラワーパークにての一枚です。 私は昔から父の影響で、トタンがサビた家屋のなかでよいこらしょっと重たい荷物を下げて小休憩する農村の人びとが談笑するような作品や、廃墟の病院のモノクロームの写真やらを見てきました。 子供ながら毎週連れ出されておいしいラーメン、ドライブ、そして写真たち。 綺麗なものは誰もが見ても綺麗でみんなが知っているし、美しい。 安心はするんだけど、何かが足りない。 ダシのない味噌汁のような飲めるけど、満たされない味覚のよ

フォトエッセイ「無知という名の武器」

すごい綺麗なすずらんでしょ!? ある日の夕方、食事の支度をしたり明日の準備をする家族の作業を遮って先週末車を飛ばして撮影をしてきたTOP画像について私は言い放ちました。 「ん?見せてみろ。違う、これスズランじゃなくて馬酔木(あせび)だよ」 と帰ってきたのは母からではなく父からでした。 よくよく見比べてみたら確かに違う…ような気がする。 聞いた話によると馬が酔う程毒性が強く、殺虫剤にも使用されているとききました。びっくりですが自分の無知さにも、驚く! 便利な時代にな

フォトエッセイ「笑韻的ピストル旅行」

こんばんは。先日、古くからの友人からガーベラの花束を贈られる夢をみたのでなんとなく夢占いと花言葉をざっくりと調べたら、両方とも前向きで前進したり希望を意味するもののようで、安心しました。 ここ数週間は本当に多忙でした。 多忙にしていた、というよりもこれが普段の何気ない日常になっていく事への準備段階なので、今は足を止めるよりこのガーベラの様にいろんなことに意味を持ちたいし、意味がなくてもただただ過ぎていく時間を写真で切り取りながら流れる様に暮らしています。 今日は悩みに悩ん