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noteに書きたいと思った話、

以前、8年くらい前。働いていた病院で思い出すだけでも嫌な怒られ方をしたことがありました。当時、50代の男性の医師から電話口で叱責され、そのダメージはしばらく立ち直れないほどでした。怒られた内容はそれほど重要でないので書き記しませんが、あの頃、あの時はどうしようもなかったんだよな。と、たまに思い出して振り返ったりします。

その何年後か、同じ病院の同じ医師から褒められたこともありました。「あいつほど、センスのある病院の事務は見たことがない」と、看護師さんを通じて伺いました。本当に本当に嬉しくて、しばらく立ち上がれない程でした。

ご存じの通り、病院の事務というのは裏方です。受付、会計、計算、病棟事務、総務、電話交換、経営、管理などなど。病院の事務はさまざまな役割がありますが、基本、裏方。病院において主役は医師でも看護師でも資格職でもなく、あくまで主役は患者さんなので、医療職は全てが裏方だと思っていますが、事務職は基本裏方です。

医療系ドラマでも事務系は経営や利益を重んじる事務長(事務のトップ)が院長の後ろに立っていたり、人間味溢れる若手医師と"病院の面子と人の命、どっちが大事なんですか!?"的な言い合いに、だんまりを決め込むスーツ姿の中年として描かれていたりします。(かなり偏見入ってますが、TVドラマにおいてそんな感じなんですよね)

あの頃、褒めてくれたこと、どこをどう褒めてくれたのか、聞きはしませんでしたが、先生からしたら些細なことだったかもしれません。言葉ってどこかで残り、8年くらいの時間が経ったとしても、言葉のまま時間を彷徨い、どこかへたどり着いた時にはまた誰かを傷つけることも、喜ばせることがあるんですね。音楽はまさにそうかもしれない。

そして、8年ぶりに↑の先生にふたたびお会いしました。

お会いしてすぐ、以前に褒めていただいたことがあることを伝えて、その時の御礼を伝えました。

先生からは


「そんなこと言ったっけなぁ。でも、褒めてるんだったらいいよね。褒めておくもんだよなぁ」


それが伝えられたことが嬉しくて涙し、先生とのやりとりの中で、自分がまったく成長してない部分も自覚しました。情けない、悔しい思いをしたのでいつかまた、褒めていただけるよう、自己研鑽していきたいと思います。

そんな2022年のはじまりでした。あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。

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