見出し画像

映画の話「ベイビー・ブローカー」

一日に4本、映画をみた3本目。ベイビー・ブローカー。韓国の闇なのか、全世界的な闇なのか。そんな中のとても優しい物語でした。社会とは、こぼれ落ちそうな存在を救うものであってほしい。もちろん、お金もとても大事ですが、一番大事なのは、生きている存在を殺さないこと。少しずつ助け合って、命を繋いでいくこと。何とか、生きていける道を探して、見つけていくこと。お金が絡むと、効率や生産性や合理性ということが注目されてしまいがちですが、子どもには理屈は通用しない。子どもという無垢な存在をどのように扱うか、その国や地域がどのように考えているか、わかります。(この映画はそんな生やさしいテーマではないのかもしれませんが、、、)

時代によって子どもは資産であり、労働力であった時代もあります。時代が進むにつれ、子どもの権利も認められ、児童労働や人身売買も無くなってしまった。教育も行われ、その国を担う存在として成人になるまで、保護される。

しかし、未熟な存在、生産性がない存在として、シワ寄せがきてしまう存在でもあります。将来を担う存在として子どもに投資し続けなければ、国は滅ぶ。幼少期、家庭が荒れていると生育過程において、間違った道を突き進み、成人になり社会の脅威となる。脅威になるかどうかは、人にもよりますし、全ての人がそうなるわけでもありません。全てのお子さんが健やかに不安なく過ごせるよう、さらに子どもを産む女性が安心して出産、子育てをできるような社会を目指していかなくてはならないと思います。どんなにわがままで生産的ではないにしても、保護されなくてはいけない。

日本という国も例外ではなく、どのような政策を取るかで、未来が決まる。誰も彼もが、自分のことしか考えなくなってしまうことが全体の利益に繋がらなくなってしまう。この映画を作った国をいつまでも叩くことなく、お互いに発展していく存在として、共に手を取り合い、学ぶことも多いと思いました。

ぜんぜっん、映画の話ではなくなってしまいました。ごめんなさい〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?