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資金調達のプレスリリースでよく見る「第三者割当増資」とは??

こんにちは!
SmartPitch運営チームです!


これから起業を志している方、あるいは既に起業した方にとって、スタートアップ企業の資金調達のリリースを目にする機会って多いんじゃないかなと思います。


その際、よく書かれているのが、「第三者割当増資」という単語。


私自身なんとなく知ってるというレベルでしたが、noteをきっかけに簡単にまとめましたので、起業家の皆さまに少しでも役に立てば幸いです!


【読み方】

第三者割当増資(だいさんしゃわりあてぞうし)


【第三者割当増資の概要】

会社の資金調達方法の一種で、未上場企業が実施することが多い。
特定の第三者(個人/法人)に、新たに発行した株を引き受けてもらうことで、資金を調達する。

既に取引のある企業や金融機関、または自社の役職員など、元々の繋がりがある関係者にて募集が行われることがほとんどで、不特定多数の人に募集することはできない。


【第三者割当増資のメリット】

■資金面の強化

第三者割当増資は、株式を購入してもらって資金調達するため、返済不要。
負債ではなく増資なので、資金面の基盤強化を図ることが可能。


■引受先との関係性向上

引受先もリスクをとって同じ方向を向くため、一丸となって業績向上を目指すようになる。
事業拡大のために情報提供など、できる限り協力してもらえるケースが多い。


■信用力の獲得

資本金の増加に伴い、会社の信頼度や企業価値の向上も期待できる。
会社の信頼度が上がることによって、取引数の増加や、金融機関からの融資も受けやすくなると考えられる。


【第三者割当増資のデメリット】

■持ち株比率の希薄化

発行済株式数が増加することで、既存株主にとっての持株比率が低下するため、既存株主から反発を受ける可能性がある。


■納税額の増加

第三者割当増資によって資本金が増加した場合、納税額が上がる可能性がある。
資本金が1,000万円を超えた場合、あるいは1億円を超えた場合には納税額が大きく変わるため注意が必要。


■手続きの手間とコスト

資本金の額を変更した場合、必ず変更登記をする必要がある。
変更登記に必要な書類の作成及び申請において、手間とコストが発生する。



いかがでしたでしょうか?
よく目にするけど、うっすら理解している言葉って多々あると思います!
SmartPitchでは、起業家の皆さまに向けて、こういったコンテンツを多く発信していければと考えていますので、引き続き参考にしていただければとても嬉しいです!!

それではまたよろしくおねがいしますー!


Showcase Capital
kuma

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