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OLD ROOKIEs

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「株式会社ショーケースって、なんの会社?」 新任広報担当の素朴な疑問から、会社の「これまで」と「これから」を綴るノンフィクション小説を執筆中! 毎週1話ずつ公開していきます。
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記事一覧

「OLD ROOKIEs」 最終話 -世界を豊かにする、おもてなしテクノロジー-

2017年12月。マザーズ上場からおよそ1年半後、ショーケース・ティービーは、東証一部へとスピ…

「OLD ROOKIEs」 第19話 -上場とその先-

森と永田は、朝からパソコンの前でソワソワしていた。 「今日が発表だよな」 そう、この日は…

「OLD ROOKIEs」第18話 -大ヒットの誕生-

2006年末に待望の新サービス「ナビキャスト」(誘導型LPOサービス)が完成し、翌2007年に新卒…

「OLD ROOKIEs」第17話 -最後の搭乗券-

2007年4月。森と永田がこだわり続けた新卒採用を経て、記念すべき新卒第1期生が入社した。 …

「OLD ROOKIEs」 第16話 -4人の新卒-

「やっぱり、新卒に仲間になってもらいたいね」 新商品の「ナビキャスト」や資金調達に苦戦し…

「OLD ROOKIEs」第15話 -苦戦の資金調達-

2006年夏。会社を設立した冬とは真逆の蒸し暑い季節がやってきて、月日が流れたことを感じさせ…

「OLD ROOKIEs」第14話 -上場と新卒採用-

上場ーーそれは、企業として1つの目標にもなる得るもの。 実は、ショーケース・ティービーも最初から上場を視野に入れていた。 真逆の性格の二人によってできたショーケース・ティービーだが、二人はともにリクルート出身という共通点があった。周りには、元リクルートの経営者も多く、たびたび勉強会が開催され、二人も参加していた。上場した先輩の話を聞いているうちに、二人の中で「上場」という言葉はいつしか他人事ではなくなっていたのだ。 「会社としての一人前とは、こういうことなのだろう。どう

「OLD ROOKIEs」 第13話 -ITで届けるおもてなし-

真逆な性格の2人によって立ち上がったショーケース・ティービー。 特に森にとっては、父を亡…

「OLD ROOKIEs」 第12話 -真逆の二人から生まれるもの-

インターネットがもたらす未来の足音が聞こえ始めた2005年。 この年は、“ブロードバンド・コ…

「OLD ROOKIEs」 第11話 -親父の背中-

石川県の実家から、父の危篤の連絡が入って数分後。 森の目線は、いつもと同じように目の前の…

「OLD ROOKIEs」第10話 -二人の距離-

ともに主森の元から卒業した後、縁あって再び同じオフィスで働くこととなった森と永田。 森の…

「OLD ROOKIEs」 第9話 -ひとり旅のはじまり-

2000年という節目に、新卒からおよそ12年の時を過ごしたリクルートをとうとう退職した永田。兼…

「OLD ROOKIEs」第8話 -受託制作の限界-

「最近の森くん、常に忙しそうだね」 仕事の合間を縫って会う友人たちからは、いつも労いの言…

「OLD ROOKIEs」第7話 -ヒットの方程式-

永田がワークスコーポレーションとリクルートの2社を兼任し、約2年が経とうとしていた頃。 永田は編集長としてほとんどの時間をワークスコーポレーションに費やしつつも、なんとか時間を捻出し、リクルートの子会社・メディアファクトリーのプロジェクトを複数担当していた。 メディアファクトリーでは、永田が企画から関わってきた漫画プロジェクトが大きくヒット。さらなる追い風として、ポケモンカード・プロジェクトの人気が爆発し、社運をかけた一大プロジェクトへと成長していた。 しかし、何もかも