列聖珠藻・聖徳餘光とは【実物写真有り】

列聖珠藻(れっせいたまも)・聖徳餘光(せいとくよこう)は、紀元二千六百年奉祝会の記念品として配布された二冊セットの本です。
紀元二千六百年奉祝会は1940年11月11日、宮城外苑で昭和天皇臨席のもとに開催された奉祝会です。

列聖玉藻歴代天皇の御製集(和歌集)です。編者は歌人・国文学者の佐佐木信綱。(佐々木ではない。これは信綱が訪中の折、中国には「々」の字が存在しないことを知ったため、それ以後は「佐佐木」と改めたから。)歌人、佐佐木幸綱の祖父です。

聖徳餘光歴代天皇の事績集です。編者は歴史学者の辻善之助。当時は東京帝国大学名誉教授でした。

現在では国立国会図書館デジタルコレクションで読むことができます。

列聖珠藻

聖徳餘光

現物を手に入れたので写真を貼っておきます。

二冊の本が入っている箱。1940年11月11日に皇居外苑で配布されたもの。サイズは23.5cm×16.5cm。


蓋を開けるとこんな感じ。
これはあくまで本を保護するケース
題字?拡大。
開けるとようやく本が現れる
横はこんな感じの留め具があって固定されている。
二冊組。
列聖珠藻の序文
和本?なので全てのページは袋とじみたいな構造になっている
不許複製マーク。真ん中にあるのは紀元二千六百年記念ロゴ。


列聖珠藻より。字は秩父宮雍仁親王(昭和天皇の弟)。
聖徳餘光より。同じく秩父宮雍仁親王による。
列聖珠藻奥付け。
聖徳餘光奥付け。
奉祝会幹事長コメント。
列聖珠藻後書き?

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