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還暦男が行く!
還暦男の酒場行脚①
大井町線と田園都市線が乗り入れれている大岡山は東京工業大学があることで有名だ。その巨大なキャンパスからは想像できない狭い商店街が改札近くから環七まで伸びている。商店街の入り口には学生たちが好みそうな飲食チェーンが並び、個人経営の定食屋も充実している。洗足池から大岡山にかけて坂の多い街並みには高級住宅が立ち並び、セレブ風マダムたちが夜のおかずを物色するおしゃれな店も少なくない。環七近くの奥までいくとアタシらが好きそうな渋い酒場がポツポツと見えてくる。今日はその中のもつ焼きみやこに潜り込むことにした。
もつ焼きみやこはオープンして8年ほど。祐天寺や五反田にあるもつ焼きばんの流れをくむ店らしい。なら間違いないだろう。まずはサッポロ黒生大瓶からとマカロニサラダでスタート。焼き物は卓上のメモ用紙に書き込む。カシラ、レバー、シロ、バラ、ハラミを各1本塩。丁寧に焼いてあるが、もつ焼きが持っている荒っぽさもあり大変けっこう。アタシらの世代ではこれくらい本数で充分。カウンターは7名ほどが座れ、4人掛けのテーブルが一つ、二人用が二つ。じつにこじんまりしていて居心地がいい。4時オープンだから時間のあるリタイア世代はオープンと同時に入ること。なぜなら人気の串が売り切れる可能性が高いから。若い店員さんや店主は無駄口きかず黙々と仕事をしているところも好感が持てる。最近のもつ焼き屋では出色の存在だ。ぜひ、お立ち寄りを。
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