CDCは1年に6ヶ月間のマスク着用を推奨している

米国疾病管理予防センター（CDC）は、マスクに関するスタンスを更新し、医療現場において年間最大6ヶ月間のマスク着用を推奨することになりました。

"CDCは、複数の呼吸器系ウイルスに対する選択的な感染予防と制御の実践をいつ実施するかの指針となりうる指標を開発する初期段階にある "と、CDCはCOVID-19期間中の医療従事者に対する推奨事項を5月8日に更新しました。

"施設によっては、典型的な呼吸器ウイルスのシーズン（約10月～4月）にマスキングを推奨することを検討するかもしれない "と、同機関は述べています。6ヶ月間のマスキングの推奨は、老人ホームやホームヘルスなど、医療が提供される環境でのみ適用されます。レストランのような非医療現場は対象外です。

COVID-19については、CDCは「地域社会でマスクが推奨されている場合、医療施設は施設全体のマスキングを実施することを引き続き推奨する」と述べています。

公共政策提言団体American Commitmentの代表であるフィル・カーペン氏は、CDCが推奨する半年間のマスキングを批判しています。

「これはサイコパス的な行為です。彼らは、数十年にわたる圧倒的な証拠にもかかわらず、間違いを認めないために、マスクがインフルエンザを止めると思い込もうとしているのです。COV2マスクの宣伝文句は、インフルエンザのように感染しないとされていたことを思い出してください！」と、5月8日のツイートで述べています。

CDCによると、COVID-19の入院データは、"地域社会でのマスキングをいつ検討すべきかを国民が判断するのに役立つ "とされています。しかし、CDCは、2022年後半と2023年のデータに基づいて、"これらのレベルは、医療施設におけるマスキングの推奨を知らせるにはあまり役に立たないかもしれない "と認めています。

マスキング継続の弊害

COVID-19のパンデミック時のマスク着用は、いくつかの健康上の合併症を引き起こすことが確認されています。この問題を調べた2,168件の研究のシステマティックレビューによると、パンデミック時のマスク着用は、頭痛、かゆみ、酸素制限などにつながることが判明しました。

"医療用サージカルマスクとN95マスクの両方で有意な影響が見られ、後者の方が影響が大きかった "と、5日に「Frontiers in Public Health」に掲載されたレビューには書かれています。

複数の研究のメタ分析によると、頭痛はマスク着用者の「最も頻度の高い症状」であり、一般的なマスク使用時の有病率は62％、N95マスク使用時には最大70％であったという。息切れは、一般的なマスク使用で33％、N95マスク使用で37％の頻度で観察されました。

「マスクは、酸素の取り込みと二酸化炭素の放出を阻害し、呼吸補償を低下させた」とレビューしています。"評価された装着時間は、毎日または長時間の使用に比べて短いものの、マスク誘発性消耗症候群（MIES）およびダウンストリームフィジオ代謝機能障害が独立して検証されました。MIESは、特に脆弱なグループにとって、長期的な臨床的影響を及ぼす可能性がある。

COVID-19期間中の医療従事者のマスク使用に関する調査で、COVID-19期間中に医療従事者がN95マスクやサージカルマスクを長期間使用した結果、"調査対象者の大多数 "にニキビ、皮膚故障、頭痛、認知機能低下などの有害事象が発生したことがわかりました。

マスキング基準

現在、CDCの「COVID-19コミュニティレベル」は、マスキング推奨を含む、コミュニティが感染に対する予防措置をとるべきかどうかを判断するために使用されています。入院や感染症に関するデータが収集され、それをもとにコミュニティが低リスク、中リスク、高リスクに分類されます。

今度の変更により、マスキングのような要件をコミュニティで実施する必要があるかどうかを判断する際に、入院のみが考慮されることになります。

CDCのフィールド疫学マニュアルの寄稿者であるブレンダン・ジャクソンは、5月5日のプレスブリーフィングで、「個人とコミュニティの行動を導くために使用されているCOVID-19コミュニティレベルまたはCCSは、これらのケースデータに一部依存しているため、廃止されます」と確認しました。

"つまり、この変更は、それが聞こえるかもしれないほど大きなものではなく、再び地域レベルの主な原動力であった入院レベルに置き換えられるでしょう。"

https://www.theepochtimes.com/health/cdc-recommends-wearing-masks-six-months-a-year_5254765.html