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書くための習慣:反対意見を読む

以前、自分が意識している書く習慣を作るためのアイデアをまとめてみました。

今回はこれの続き?というか、私自身があまり気にしておらず、最近気づいた習慣について書いてみます。

それは、反対意見も読む、ということです。

例えば、私は先日「昨年の(23年の)紅白歌合戦は意外と面白かった」という記事を書きました(諸々の事情で書き直したくなって、今は引っ込めています。このままオクラにするかも。。。)。この時に参考にしたnoteの記事は、むしろ「紅白つまらなかった」という記事でした。

なぜか。自分の思考というのは、自分にとっては当たり前のもの。「紅白が面白かった」という考え自体が、自分にとって当然のものになってしまいます。そのために、そもそも伝えたいと思うほどのモチベーションにならない、あるいは文章にするまでもないと思ってしまう。そういったことが往々にしてあると思います。

そこで自分に示唆を与えてくれるのが反対意見(今回の場合は「紅白がつまらなかった」という記事)です。自分と異なる意見に目を向けることで、逆に自分が感じたこと、考えたことが浮き彫りになります。反対意見を読むからこそ「いや、そこは違うんじゃないか?」というポイントがきっとあるはず。そこを膨らませて、記事に仕上げる、という考え方です。

そもそも、特に現代のSNSやキュレーションは、自分と近しい意見を目にする機会が圧倒的に多くなるシステムになっています。なので、意識的に反対意見にも目を向けることは、思考のバランスを保つ上でも大事なように思います。

また、ここで大事なことは、反対意見を目にしても「反論」をする必要はない、という点です。シンプルに自分が考えたことを補強し文章化する手段として反対意見に目を通す、ということがポイントであり、反対意見に直接反論する必要はありません。

人それぞれ意見が異なるのは当たり前であり、何も相手に自分と同じ意見に同調してもらう必要はありません。また、そもそもインターネットというものは反論や議論に向いているツールでもありません。

自分と異なる意見にも目を通し、異なる視点を与えてくれたことに人しれず感謝する。意見が異なるのだから、無理に「いいね」などのリアクションを取る必要もない。それで十分なのではないかと思います。

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