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第1弾:LookBackってなんのために書くんだっけ?

はじめに

株式会社POLでエンジニアをやっています金丸です!今年の3月に新卒でPOLに入社しました!今日はPOLの文化の1つであるLookBackについて思うことをつらつらと書いていきたいと思います。

POLにはLookBackという文化があります。

他社でいう日報みたいな感じですかね。毎日の学びを共有するslackのチャンネルがあります。こんな感じ。

ただ文化と言っても社員全員が書いている訳ではありません。

文化として根付かせたいという想いからアンケートを取ってみるといろいろな意見がありました。

・毎日書いている
・毎日書こうと思っているけど時間がなくて書けない
・学びがあるときに書いている
・書くことがない日がある
・学びがあることを書かないといけなそうでハードルが高い
・書く意義を見い出せない
・振り返りはしてるけどみんなに共有しなくてもいい

僕は4月から平日は毎日LookBackをしているのですが、なぜ毎日しているのかをうまく言語化できずにいました。いい機会なのでそもそもLookBackって書くべきなんだっけ?ってところから考え直してみました。

ちょっと長くなりそうなので、今回は第1弾としてLookBackの目的について書きたいと思います。次回は上記のアンケート結果に対して僕がどう思っているのかをまとめます。

ちなみに、これは会社の意見ではなく、あくまで一個人の意見なので参考程度に読んでいただけると嬉しいです!

LookBackの目的

LookBackの目的は以下の大きく4つかなと思っています。

・内省
・学びの言語化
・学びの共有
・メンバーの状況把握


内省

POLでは成長の定義をアイスバーグを大きくすることと置いています。アイスバーグとは、POL共同創業者、元ガリバー創業メンバーの吉田さんが著者の「成長マインドセット」に出てくるもので詳しい説明は本をぜひ読んでみてください。

簡単に説明すると、目に見える成果は氷山の一角でしかなくて、目に見えないところに人生哲学や意識、日頃の振る舞いがある。成果やスキルだけじゃなく、根底の想いの部分もしっかり育てようというものです。これはPOLのバリューの1つでもあります。

このアイスバーグマインドのバリューを体現する手段の1つがLookBackだと僕は思っています。

POLは研究者の可能性を最大化するプラットフォームを創造するというビジョンを掲げ、高く険しい山に速く登ろうとしています。僕たちはそれをエベレストと呼んでいます。

エベレストはそう簡単に登れる山ではありません。1人1人がとことん成長に向き合い、今の何倍もバリューを発揮する必要があります。新卒の自分なんか特にそうです。中途の方々に比べたらスキルが圧倒的に足りない。だったら圧倒的な想い・行動でメンバーを引っ張るくらいの勢いでやらないといけないんです。

そして、

成長に向き合うということは、アイスバーグと向き合うということ

アイスバーグを大きくするために重要なことはどれだけ振り返りができたか。今のアイスバーグを確認し、理想のアイスバーグとの差分を明確にする。理想のアイスバーグに近づくためにはどういう想い・どういう振る舞いをしないといけないか。今日1日の振る舞いは理想のアイスバーグに近くためのものだったのか。

この振り返りができている人がアイスバーグマインドのバリューを体現できている人だと思います。振り返りの質、回数が多ければ多いほどアイスバークは大きくなっていくはずです。

僕はアイスバーグを大きくすることは振り返りをすることとイコールだと思っていて、POLではその振り返りのツールがLookBack。もちろんLookBack以外で振り返りをしている人もいるとは思いますが、全員が毎日振り返りができている訳ではないと思います。

会社のバリューは社内の全員が体現しないといけないものです。振り返りをしっかりして全員がアイスバーグを育てる意識を持たないのであれば、アイスバーグマインドはバリューから外すべきなんじゃないかと個人的には思います。バリューに含めるのであれば、全員が毎日LookBackをするべきなんじゃないかなって僕は思っています。


学びの言語化

普段の仕事で学びってたくさんあると思います。しかし、それを頭で理解するのと言語化することは全く別です。理解できていたつもりでも人にはうまく説明できないっことって結構多いと思います。

このLookBackもそう。なんとなく書いたほうがいいとは思いつつ、なぜ書くべきかって他の人に聞かれたときにしっかり言語化できない自分がいました。言語化してみて初めて上記のようにいかにLookBackが大切なのかに気がつきます。

まずは学びをしっかりと腹落ちさせる。そのうえで、自分の言葉で言語化する。言語化スキルも働くうえで重要なスキルの1つだと思います。言語化するスピードもそうだし、いかにわかりやすく人に伝えることができるか。LookBackでいうと、具体的な学びをいかに抽象化して他部署の人たちでも転用できるように伝えられるか。

このスキルは生きていくうえで必須の能力であると同時に、意識しないとなかなかつかない能力なんじゃないかなって思います。

毎日上記を意識してLookBackをしていれば、言語化スキルはかなり高くなると思います。僕は人に伝えることが得意じゃないので、意識しようと改めて思いました。


学びの共有

POLのもう1つのバリューにGrowing Togetherっていうものがあります。自分だけじゃなくて、ステークホルダーみんなで成長していこう。ステークホルダーの中にはもちろんPOLで一緒に働く仲間も含まれます。

自分の学びを自分だけのものにするのか。自分の学びをメンバーと共有するのかで会社全体としてのインパクトは大きく変わると思います。

僕はエンジニアなので基本的にはオフィスでコードを書いています。エンジニアも営業やCSに同行させていただき、ユーザーの生の声を聞きに行くこともありますが、やっぱり普段の業務が優先的になってしまい、なかなかユーザーの声を聞く機会は多くはありません。

しかし、LookBackに営業・CSの報告をリアルに書いてくれるメンバーがいるおかげで、エンジニアも現場の声を聞くことができます。プロダクトの強みや改善点が見えてくるんですよね。プロダクトは課題を解決する1つの手段でしかないので、こういったユーザーの声がわかっていないと本当にいいものは作れないと思っています。

今回は営業・CSの例を出しましたが、これはどの部署間でもあることだと思います。どんな部署でも日々学びがあるはずで、

振り返りはしてるけどみんなに共有してないっていうのは、Iceberg Mindは体現してるけど、Growing Togetherは体現してないよねってことです。

先輩からテストの過去レポもらったら独り占めしちゃう子いますよね。でもそれは健全で平均点を下げて自分の評価を上げたいから。でも会社は違って平均点を上げていかないといけない。なので過去レポもらったみんなに共有してみんなでいい点取りましょう!


メンバーの状況把握

上記ではメンバーの学びについてでしたが、学びだけでなくメンバーがどういう想いを持って仕事をしているのかを知ることができるのもLookBackの大きな目的の1つだと思っています。

同期の新卒メンバーの成長角度はんぱないな、もっと頑張らなきゃって思うこともあるし、この人普段は大人しいけどこんな熱い想いを持って仕事してるんだなって思うこともある。

また、悩んでいたり、弱ってる人がいてもすぐに気がつくことができる。こういうときに1人で抱え込んでしまうと負のスパイラルに入ってしまいがち。弱っていることを正直に書くことで、いろんな人が声をかけてくれたり、1on1を申請してくれたりします。個人的な経験としては弱っていたり、悩んでいるときこそ、いろんな人と話すべきで、話すとスッキリすることって結構多いんですよね。

これもGrowing Togetherだと思ってて、メンターとかマネージャーだけが状況を把握していればいいって訳ではないと思うんですよね。困っている人がいたら全員で声かけるって組織のほうが好きだし、そんな組織を目指したいなって思います。

おわりに

LookBackの目的をまとめてみて、結論、

LooKBackは全員が毎日書くべきもの

だと個人的は改めて思いました。今まではなんとなく書いたほうがいいかなって思ってましたが、しっかり言語化してみて自分の中で腹落ちできたのはかなり良かったです。

次回はみんなに回答してもらったアンケート

・毎日書こうと思っているけど時間がなくて書けない
・学びがあるときに書いている
・書くことがない日がある
・学びがあることを書かないといけなそうでハードルが高い

に関して僕がどう思っているのかをまとめたいと思いますー!

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