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巨大石群と環状列石

大分県宇佐市安心院町に米神山という場所がある。そこには佐田京石(さだきょういし)と呼ばれる巨大な円柱の岩が何本も突き刺さったようにある。どのような目的で作られたのかも不明というこの岩。

そしてここから米神山を登っていくと巨大な石群があり、山頂には環状列石、いわゆるストーンサークルが見られる。

古代、何のために作られ祀られていたのか、不思議な場所を今日は登ってきました。
正直標高が500メートルもない山と思いナメていたら痛い目に合いました。
最初はどこでもある登山口でしたが、10分も進めば急勾配でひたすら備え付けのロープで山頂まで登っていく。かなりきつかったです。

登山口には米神山、佐田京石、説明の看板がありこんなことが書いてありました。

太古の祭祀場か?
鳥居の原型か?
埋納経の標石か?
定説は未だありません。

道路を登って左側の柵内は、
マウンド中央の石柱から半円形を描くように石柱が配された
環状列石と推測されます。
また、
右側の柵内にはドルメン(支石墓)と
思われる巨石があります。
石柱の方面には、
ペトログラフ(岩刻文字)の存在が
指摘されています。

まずはこのような岩たちがお出迎えしてくれます。
ここから米神山の登山が始まります。

道中倒れていたあからさまに人の手が加わっているような岩たち。
このような岩がいたるところに倒れていました。
たぶん昔はもっと山頂に近い場所に立っていて、災害なので倒れ流れてきたのでしょうか。

山の中腹あたり『月の神谷』

怖過ぎてあまり近ずけないほどの迫力でした。
この『月の神谷』をもう少し登ると見えてきたのが。巨大石群。

何本もの巨大な岩が立っていました。
この場所からさらに登ること20分ほどで山頂へ。

山頂部にも環状列石(高さ50cm程度の石)があります。

念願のストーンサークル!だったんですけど、シーズンでないのでわさわさと色んなものが生えたり。
綺麗な時期の写真があったので、拝借してきました。

綺麗にするとストーンサークルがよくわかります。


また、ここから宇佐方面へ行った地点右側の水田中に、米神山側に先端が向いた立石があり、その上に小さな扇平石を載せたものが立っています。

地元ではこしき石と呼ばれ蓋石を取り除くと暴風になると伝え暴風石とも呼ばれているそうです。

この様に山の名やこしき石等、米に係る名が多くありますので弥生時代頃のものとも思われますが定かではないとのこと。

うん。いわゆる不思議石。疲れました。

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