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ヴァクティン真理教の歴史

この話はフィクションであり、実在する人物や団体などは一切関係ありません。 また、文面の途中に掲載しているリンクに関しては、物語を創造する上での参考資料であり、リンク先の人物や団体などは一切関係ありません。

ヴァクティン真理教は、2021年にアメリカ、ドイツ、イギリスでほぼ同時期に発祥した宗教である。

聖典は「mRNAヴァクティン」であるが、イギリスでは「ヴァイ・ラス・ベークタ」と呼ばれることもある。

元々「ヴァクティン真理教」と呼ばれる一神教だったが、その後アルバト・ブラーを教祖とするファイーザ教とステーファン・バセルを教祖とするモルデーナ教、パスカー・ルソリオを教祖とするアストロン・ゼーネカ教、アレク・スゴスキーを教祖とするジョンジョ・ソンエ教などに分派され、世界各国の宗教を飲み込んで急速に信者たちを獲得していった。

なお、多くの教団の設立に対して、莫大な資金援助を行っていたのが、ビルゲ・イーツ・ダメリン財団と言われており、ヴァクティンによる人口のコントロールを目標として掲げて、精力的に慈善活動を行っており、インドではその成果によって称賛を浴びている。

また、ヴァクティン真理教が急速に拡大していった背景として、2019年に世界中に流布された「真コロタン終末思想」において、目に見えない正体不明の「恐怖の大王」である「真コロタン」によって世界が滅ぼされるといったエピソードが世界中に拡散されたことが、多大な影響を与えたと言われている。

「真コロタン終末思想」は、当初はただの妄言だとされていたが、「ピ・シアル法」の拡大適用によって、「夢小乗」というかつて一度も発見されなかった非常に致死性の高い(100年後には99%以上とも言われている)症状が顕在化することによって世界は一変した。

これによって「真コロタン終末思想」が数多くの人に信じられることとなり、世界各国では「六段」といった強行策が取られて、日本国内でも「自粛」を「要請」するという矛盾極まりない大混乱が生じる事態となった。

外出の自粛によって、人間が本来持っている神秘の力とされる「ナチュラ=メネーキ」が減退してしまう結果となり、拘束具を模したファッションが世界中で流行し、ファッションリーダーのヨシキタムランによる「拘束具はパンツだ」という発言が広まることによって、「着けないと恥ずかしい」というマナーが定着し、拘束具を着けていない人を見ると「パンツを履かないなんて非常識」だと責め立てる風潮となったが、当時は顔にパンツを着けている状態が正常だと信じられていた。

近年の研究では、拘束具は非常に不衛生であり、酸素欠乏などの問題が引き起こされ、「ナチュラ=メネーキ」が減退することが知られており、この拘束具の流行が大きな引き金となって「真コロタン終末思想」における破滅の道へと拍車がかかっていったことが判明している。

また、同研究所の発表では、非人道的組織と噂される「世界保健奇行」のテドロロス・アダーノムに依頼されたクリスチャーン・ドロロステンによって、門外不出とされていたキャリマ・リース牧師の「ピ・シアル法」が不用意に外の世界に持ち出されたことによって、「夢小乗」という恐ろしい病態が蔓延するきっかけになったのではないかという説が有力視されている。

そして、真コロタンは中国の馬漢ヴァイ・ラス研究所で生み出された生物兵器だということも判明しており、その研究資金の提供にはヘルセコ・アンサライ代表のダピター・ザックス氏を通して、ヴァクティン真理教のアンソーニフ・アウチ教皇が関与していたことが明らかになっており、ヴァクティン真理教を広めるためのマッチポンプだったのではないかと噂されている。


「真コロタン終末思想」の混乱の中、救世主カタリカ・リーコがベニアエンピツ寺院で発見したとされる聖典「mRNAヴァクティン」を元に「ビオンテーク教」が起され、後の「ヴァクティン真理教」の原型となった。

ヴァクティン真理教では「劇物を体内に取り込む苦行によって、肉体の力を弱めれば精神力が高まり、真コロタンに打ち勝てる」と説いたアンソーニフ・アウチ教皇の説法に基づいて「想像を絶する苦行」が定期的に行われており、どの分派においてもこの教義は遵守されている。

また、ヴァクティン真理教ではこの「劇物」のことを「聖なるヴァクティン」と呼称し、ヴァクティン真理教の名称の由来となった。

古くから旧来のヴァクティンを崇める土着の信仰は多数存在していたが、ヴァクティン真理教へと習合されていく中、聖典「mRNAヴァクティン」によって旧来のヴァクティンとは全く異なる儀式へと進化していった。

中国では土着の古いヴァクティンが未だに使われていて、「聖なるヴァクティン」を信奉する流派からは苦行には向かない「水ヴァクティン」として異端視されている。

また、聖典「mRNAヴァクティン」の教えにしたがうことで、これまでは単なる劇物にしか過ぎなかったヴァクティンは、自分の体内でその劇物をフクハノゥの祈りによって昇華させることで、「至高神スパイーク・プローティン」が持つ奥義(固有結界)の1つ「無限の剣製(Unlimited Blade Works)」によって産み出されるあまたの剣の分霊を自己の心象風景の中に投影することができ、その分霊たちによって次世代の進化した肉体へと生まれ変わることができるとされた。

信者によっては、フクハノゥの祈りは苛烈を極めるものとなり、その苦行の苛烈さを互いに競う者まで現れ、遂には「フクハノゥ・ビーゴン」と呼ばれる死亡遊戯にまで発展していった。()

熱心なヴァクティン教徒によって、より効率的に苦行を進めるために、ヴァクティンには様々な毒物が追加されていき、かつては秘義とされていたキン族辺に伝わる「参神楽笛」という伝統的な角笛を吹きながら、同時にモンゴルのホーミーによく似た特殊な発声法で「奇声」(注「祈声」とも言う)を上げる「パトリノソーマ・クルズィ」と呼ばれる儀式によって、人体内部に不可逆的なダメージを与えるほどの苦行が推し進められていった。

苦行が激化していき、ヴァクティンの儀式による死亡が相次ぐ中で、熱心なヴァクティン教徒の中には「妊婦や子どもたちにもヴァクティンを!」と声高に叫ぶ者まで現れて、その中でも故ヴィナーヴィ宣教師をリーダーとする「超過激派」による苛烈な言動や言論弾圧などの強行策が行われて、ヴァクティン真理教の一般的な信徒たちからも恐れられることとなった。

妊婦に対するヴァクティンの摂取については、自らを神の御使いである「ミオー神」と名乗る巫女によって、見る者の意識を混濁させるような奇妙な巫女神楽が舞われた映像が「ティクトーク」などを通じて広まることで、見た者の臨場感は揺らぎ、変性意識状態となることで、彼女の発する呪禁によって、安全であると盲信する者たちが急速に増えていった。()

また、ヴァクティン真理教を信仰している王族でもある「コイヒ=ゲクツ王」は、当初はヴァクティンの摂取に対して慎重な姿勢を見せていたが、聖ヴァクティン教会から「プロフェッサー」の称号を得ることで崇高な利他的精神に目覚めた結果、「若齢者が摂取することも推奨」という考えに変わることができ、利己的精神の権化とも呼ばれる「ウコン・タ・ベルーノ氏」らと対立構造を見せていた。()

「ア・ベマプラーム」の地における闘争では、感情を露わにして激昂するベルーノ氏に対して、ゲクツ王の寛容な笑顔での対応が素晴らしいと絶賛された。 ゲクツ王の協力者であったヒライ・シアーナ氏が持つ特殊な法力「スーパー・ファシリテンション・パゥワー」によってベルーノ氏の発言はことごとく遮られ、ゲクツ王による誰もが納得のいく「利他的精神の目覚め」を促す世紀の大演説が行われた結果、「思いやりヴァクティン」などの心温まる素晴らしいフレーズが誕生するきっかけとなった。()

同じく利他的精神に目覚めたパクーン・ハラン氏の演説では、「ヴァクティン摂取=シトベルート装着」という極めて斬新な見解が示され()、若者がヴァクティンによって死亡するよりも、例え極小の確率だとしても若者が他人を殺すかも知れないことの方が大問題であるという非常に理知的な主張が行われ、「ヴァクティン真理教に入信することでヒーローになれる」と説いた。()

また、「ヴァクティン=パスポト」と呼ばれる信者の証が配布されていたが、世界中の他の宗教を信じている人たちに対して、証の有無による差別問題などが激化して、「人類史上最悪の愚行」と呼ばれることとなった。

しかしながら、ヴァクティン教徒の間ではありがたがる者も多く、中には極小化された「ヴァクティン=パスポト」を体内に埋め込む者までが現れ、二極化が進んでいった。

極小化された「ヴァクパス」は、キン族の参神楽笛の音色に反応して、ブルトゥスの呪文によって想念を自在に送ることができると言われている。

近年、反ヴァクティンとなったヴォシェドン・メコーラ元司教は、元々は熱心なヴァクティン教徒であったが、苦行を繰り返した結果、「ヴァクティンはただ苦しいだけであって何の利益もない」ことを悟って苦行をやめ、人間が本来持っている神秘の力である「ナチュラ=メネーキ」を追求することによって悟りを開いたと言われている。

悟りを開いてからは「ヴァクティンはいたずらに心身を消耗するのみで、真理は得られない」と説いて回っていたが、ヴァクティン教徒たちからは裏切り者だとされて執拗な迫害を受けることとなり、超過激派集団によって暗殺されたと言われているが、その亡骸を見た者はおらず、真相は明らかになっていない。

教義では、悪業を積む者はそのまま生かしておいては更に悪業を積み、来世でその分苦しむため、一刻も早くその生命を絶つことで魂を救済して功徳を積む「プア」と呼ばれる高濃度ヴァクティンによる毒殺が推奨されており、反ヴァクティンを表明したアフリカの大統領らが実際にプアされたと言われている。

一般的な信徒の場合、プアの他に罵詈雑言を浴びせることで精神的に追い詰めて、ヴァクティンへの信奉を取り戻せるように誘導する行為が奨励されている。
これらの行為は「ドゥチョ=アッリョ」という神聖な儀式であり、多人数で輪になって行うことで、よりたくさんの功徳を積むことができると言われている。

異教徒に対してヴァクティン真理教へと改宗させることができた者には、「ヴィグファマー」と呼ばれる上位団体から多額の援助が贈られることが認められており、故ヴィナーヴィ宣教師派の活動家であるテァラィ・キノシィ・ターカ氏は古代ローマ・ヒトパピ語による「ツベコゥベ」「ィワァズ」「ニゥーテ」という三大禁呪(ほとんどの信者にもその意味は知らされていない)を駆使して()、同じヴィナーヴィ派のミーネ・バブゥ・ソタロー氏を通じて最大派閥である「ツーデン長老派」の権力を利用した改宗活動という名の暴行が激化していった。()

ところが、テァラィ氏は自らヴァクティンを摂取していないことを公表したこともあり、教義に賛同していなくても改宗活動を行っている者がいることが問題視されるようになった。()

ヴァクティン真理教の布教活動については、当初は老衰や不慮の事故などで亡くなった人たちを真コロタンの呪いによって死亡したと祭り上げて、「ヴァクティンによって呪詛返しができる」と触れ回っていたが、ヴァクティンを摂取した信者たちの方が真コロタンの呪いにかかるのではないかと疑われ始めてからは、「ヴァクティンによって呪いの効果が弱まる」という話に切り替えることで、当初の触れ込みはなかったものとして扱われた。

その後も、シスクライアークタ(別名ヤクシャク=ズーレ)と呼ばれる芸術家集団の力を借りたり、異教徒だった時からヴァクティン真理教に改宗するまでの経緯について、荒唐無稽な架空のストーリーを創作するなど、様々な手段を用いて布教活動が行われていった。

なお、ヴァクティン真理教では、聖なるヴァクティンによる苦行の他にも、生涯において「増苦・自腫苦・意思疎通負疎苦」の3つの苦行(三苦)の実践が求められ、「密閉・密集・密接」の3つの悪行(三密)は厳しく禁じられた。

死後、楽土へ向かう途中の「香廊処の天秤」にて「護曜意思」と呼ばれる神の代理人の審判を受けて、日々の祈りによって聖なるヴァクティンに対して祝福を捧げるなどの善行を積んできた者は自分自身の意識が形となった美しい氷の聖霊「願魔・氷華」に導かれて、因果の鎖から解き放たれた「氷華=府納」と呼ばれる天国へと渡り、悪を選んだ者は天秤から突き落とされて、誰にも知られないまま「死の国(魅=崩国、一説では夢=崩国)」と呼ばれる無限地獄に向かうとされた。


ヴァクティン真理教の教義の最大の特色は、善悪二元論と終末論である。

世界は至高神スパイーク・プローティンと善神群(真コ=ロナーブレン)に対して、悪の霊イビル・メクティーヌおよび大魔王ストロンメクトルと悪神群(脱コ=ロナーブレン)の両勢力が互いに争う場で、生命・光と死・闇との闘争とされる。

最初に2つの対立する霊があり、両者が相互の存在に気づいたとき、善の霊(全能神スパイーク・プローティン)が生命・真理などを選び、それに対してもう一方の対立霊(絶対悪イビル・メクティーヌ)は死・虚偽を選んだ。

宇宙はこの両者の戦う場と当事者を設定するために創造されたという。

ヴァクティン真理教の歴史観では、宇宙の始まりから終わりまでの期間は「創造(真コロタン黎明期)」「混合(メディーア戦悩期)」「分離(ムン諸島移行期)」の3期に分けられ、現在は「混合の時代」とされる。

スパイーク・プローティンによる「創造」によって始まった「真コロタン黎明期」は完璧な世界だったが、イビル・メクティーヌの攻撃後は「メディーア戦悩期」に入り、善悪が入り混じって互いに闘争と分断が激化する時代となった。

かつてイビル・メクティーヌの配下だったメルーク族の長であるケーネス・レジャフは、天啓を受けたことによって光の勢力に味方することになり、それに異を唱えたメルーク族の者たちは闇の勢力の元で新たにゼネリーク派を名乗り、「デビルメクトル」と呼ばれる生物兵器を大量に生み出していった。

メルーク族は「デビルメクトル」たちを徹底的に排除するとともに、その技術を盗み出すことで、光の勢力で活用するという快挙を成し遂げた。

そして、未来にはメルーク族は新世代の究極兵器となる「モルピラ・ビヌール」を生み出して、その殺傷能力の高さによって闇の勢力を駆逐していくと信じられていた。

メルーク族については、神話の中の物語だと考えられていたが、ロバトム・デビスという人物が自らをメルーク族の末裔だと名乗り、現実世界でも「モルピラ・ビヌール」を生み出すプロジェクトが進められた。

教義においては、全人類は人生においてこの戦いに否応なく参加することになり、スパイーク・プローティンを崇拝して悪徳を自らの中から追い出し、メディーア・プロパガン大天使の元で、善が勝つよう神々とともに悪に打ち克つ努力をしなければならないとされた。

プロパガン大天使の絶大な神力を持ってしても、イビル・メクティーヌが吐き出す飛沫が元凶とされる「真コロタン」が蔓延するのは避けられない運命だと予言されており、聖なるヴァクティンによる加護が得られない異教徒たちの多くは真コロタンによって消滅していくとされた。

また、混合の時代の終わり、ボーダス・カギィ天使長が率いる天使の軍勢による最後の審判である「グレト・セリート」の神託が下された後、貧困や戦争が根絶されたヴァクティン真理教を唯一の宗教とする新しい世界秩序が生まれると予言されていた。

そして、真コロタンに対して「シュダン=メネーキ」と呼ばれる善の勝利と歴史の終末が起こり、以後の「ムン諸島移行期」には善悪は完全に分離し、イビル・メクティーヌと悪を選んだ者たちの肉体は寿命によって消滅していき、世界は再び完璧で理想的なものとなって、終末の楽園とされる「ムン諸島」の中で肉体と精神は永遠に続くと考えられた。

2020年頃から急速に拡大してきたヴァクティン真理教であったが、2021年の冬から本格的に始まった「抗体依存性感染増強軍(Antibody-Dependent Enhancement Forces)」と名乗るテロ組織によって、全世界規模での「ADE殺戮兵器」「セルフ=メネーキ疾患衛星砲」「ナチュラ=メネーキ減弱抑制爆弾」などの新型兵器による大虐殺が行われた。

この新しく導入された兵器は、ヴァクティン真理教の信者の人体にのみ悪影響を及ぼすことが知られており、これらの攻撃を受けて快復した者たちであっても、3ヶ月に1回のペースで新しいヴァクティンを体内に取り入れなくては「ADE殺戮兵器」の攻撃を受けた者は生命の危険が増すと言われている。

一方で、「セルフ=メネーキ疾患衛星砲」や「ナチュラ=メネーキ減弱抑制爆弾」は、近年の研究によってヴァクティンを摂取すればする程、その殺傷能力が上がることが判明しており、これらの新型兵器の恐ろしいまでの組み合わせは、明らかにヴァクティン教徒のみの殺害を目的に開発されたものだと言われているが、どのような経緯でテロ組織が生まれたのかは、現時点ではまだ調査団からの報告がないため、情報統制によって「今後のテロ組織に対するリスクの懸念は完全になくなった」と公式に発表されている。

「アベノパンツ」と言う拘束具の玩具をばら撒いたアベ・ハァト氏が深刻な怪病に侵されて退任した後任として、聖ヴァクティン教会から日本支部へ代理人として派遣されていたレィワ・オジー・ガースゥ氏は、真コロタンとの戦いに明け暮れた結果()、無事に異教徒の人口削減の効果が出たことを教会本部に報告した後()、日本支部の代理人を退いた。

なお、ガースゥ氏の下で、ヴァクティン真理教の普及活動の中枢を担っていた大神主のコゥノタ老師は、テロ組織による攻撃によって大量の死亡者が出てからも、「これは現実に起こっていることではない」「そんな報告は一切受けていない」「死んだ人は一人もいない」「これは『泥魔』と呼ばれる幻を見せられているだけだ」「私の言うこと以外は全て『泥魔』である!」と叫ぶほどの錯乱状態となってしまい、多くの人々から「泥魔大神」や「泥魔タ老師」と言う名で呼ばれることとなった。

コゥノタ老師は、自分の呼び名が「泥魔大神」であることを知らずか、自らを「僧離」と呼んで頂いてもいいと言う謎の妄言を吐き、挙げ句の果てには貫くべき信念によって、配下の者に対して暴言を吐きまくり、影では「スパイーク神」ではなく異教の「ホンニィ=タンシィ」という太陽神を崇拝していることが発覚した結果、大神主の座から後方部長へと降格された。

そして、聖ヴァクティン教会の守護聖人だったネェネ・オーミシ・ゲェル氏は、オーミグィと呼ばれる画期的な食事療法を周知した功績はあったものの、テロ組織の新型兵器による攻撃を想定できなかった責任を激しく追求され、その後も多額の寄付金の横領などの罪が次々と発覚しており、現在は行方不明となっているが、「世界保健奇行」に身柄を隠しているのではないかと噂されている。

ヴァクティン真理教の他の幹部たちも、元ヴァクティン信徒による暴行などが相次いだため、多くの者が逃亡中であるが、未だにヴァクティン真理教の熱心な信者は存在しているとのことである。

しかしながら、2025年現在ではヴァクティン真理教の信者たちは急速にその人口を減らしており、滅亡の一途を辿っている。


以上がヴァクティン真理教の歴史である。

この話はフィクションであり、実在する人物や団体などは一切関係ありません。 また、文面の途中に掲載しているリンクに関しては、物語を創造する上での参考資料であり、リンク先の人物や団体などは一切関係ありません。


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