デジタルと現物を繋ぐ手段としての NFT活用方
こんにちはshowです。
世界の最新 NFT ニュースを紹介しています。
今回は『デジタルと現物を繋ぐ手段としての NFT活用方 』
というテーマでお送りします。
Autenticaとは - NFTを活用した3Dプリント部品の市場
イギリスのスタートアップ企業、Autentica car partsは、NFTを活用した3Dプリントされた自動車部品の新しいマーケットプレイスを立ち上げることを発表しました。
このマーケットプレイスは、従来の物理的なスペアパーツを顧客に直接送るのではなく、3Dモデルデータを近隣の3Dプリントサービス提供者に送信することで、部品を現地で即座に製造するというサービスを採用しています。
この新しい方法の最大の利点は、部品の製造と配送の時間を大幅に短縮できることです。
特に、特定の部品が急に必要になった場合や、生産が終了した古い車の部品が必要な場合など、従来の方法では時間がかかったり、入手が難しかったりする問題を解決することができます。
また、Autenticaのシステムは、ブロックチェーン技術を活用して3Dモデルのオリジナリティを保証することも特徴としています。
これにより、偽造や改ざんのリスクを大幅に減少させることができるのです。
ブロックチェーンを使用した3Dモデルの認証
このサービスでは3Dモデルのオリジナリティを確認するための技術として、ブロックチェーンの技術が活用されています。
具体的には、各3Dモデルには独自のデジタルの指紋、いわゆる「ハッシュ」が付与されます。
このハッシュはブロックチェーン上に保存され、後から確認することができるようになっています。
顧客が3Dモデルをダウンロードする際、そのモデルがオリジナルであるかどうかを確認するために、ブロックチェーン上のハッシュと比較されます。
もしモデルが改ざんされていた場合、ハッシュが一致しないため、正確性が確認できる仕組みとなっています。
このようなブロックチェーンを活用した認証システムの導入により、偽造や不正な改変から3Dモデルを保護することが可能となりました。
これにより、Autenticaのマーケットプレイスは、高い信頼性と透明性を持つプラットフォームとして、多くのユーザーからの支持を受けています。
ブロックチェーンのIP保護と今後の展望
Autenticaは、ブロックチェーン技術を活用して知的財産の保護を強化しています。
3Dモデルのデータは、NFTとしてブロックチェーン上にトークン化され、その所有権や転送履歴が明確に記録されます。
これにより、3Dモデルの著作権者は、自分の作品が正当に取引されていることを確認することができるようになりました。
さらに、Autenticaは暗号化された3Dモデルを提供する可能性を探っています。
これにより、ユーザーはNFTトークンを使用してモデルを復号化し、一度または二度(印刷の問題が発生した場合など)使用することができるようになる予定です。
このような取り組みを通じて、Autenticaは3Dモデルの知的財産を守りながら、その利用の幅を広げることを目指しています。
ブロックチェーン技術の進化とともに、3Dプリント業界も新しい可能性を追求し続けることでしょう。
この動きは、技術とクリエイティビティの融合がもたらす新しい価値を示しています。
まとめ
NFTを活用した、デジタル証明書という使い方は、今後ますます活用されていくでしょう。
法整備(デジタル証明書の位置付けなど)など課題は、多くありますが、このような先進的な事例が生まれていくことによりルールは整備されていきます。
どのような事例が生まれていくのか?
リサーチしていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?