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フルリモートで働く36歳新米パパは、超伴走してくれるスーパーお兄さんのビジネス立ち上げ支援サービス「Fukusen」で、大好きなExcelをe-Sports化できた

Shovellシャベルのnote運営チームです。

今回のエキスパートは「仕事を辞めずに自分のやりたいことで起業する」ことを支援する一般社団法人Fukusenの細野真悟さんです。Fukusenに参加してどのような変化が起きたのか、クライアントの佐々木さんにインタビューしました。


インタビュー要約

参加のきっかけ

細野さんはすごい人なのでFukusenに入れば「副業で年商一千万」を本当に実現できそうという期待感から

サービスの特徴

起業の実験費用として最大50万円まで使うことができて、事業化に至るまでの支援が手厚い

自身に起きた変化

大好きなExcelをe-Sports化した「競技Excel」を立ち上げることができた

サービスをお薦めしたい方

安全な場所できちんと失敗して経験を積みたい方


クライアントインタビュー

細野さんに伴走してもらえるなら「副業で一千万円」を本当に実現できそうだと思った

——自己紹介をお願いします。

佐々木:36歳、札幌在住の佐々木慶太です。大手人材サービス会社で企画職を務めております。

——札幌にお住まいなんですね。

佐々木:2022年1月に子供が生まれたことがきっかけで東京から札幌に転居しました。東京にいる意味がだんだん薄れてきたことと、賃貸派なのですが札幌のほうがずっと家賃が安いこと、それと子育てに参画したかったので、仕事は変えずにワークスタイルだけフルリモートに変えました。妻が北海道出身なので里帰り出産に合わせました。

——細野真悟さんのFukusenはどのようなサービスですか?

佐々木:Fukusenは「副業で一千万円」の略で、ビジネスの立ち上げを支援している一般社団法人です。人生100年時代を生きていくための手法として、本業を続けながら年商一千万くらいのスモールグッドビジネスを持っておくことが何よりのリスク対策だよね、というコンセプトになっています。

——Fukusenに入ろうと思ったきっかけを教えてください。

佐々木:知り合いから細野さんのビジネス講座のような無料動画をお勧めされたのですが、とても面白くて勉強になったんです。それがきっかけでFukusenを知って「副業で一千万円っていいなあ」と思ったことと、細野さんは多分すごい人だから、ここに入れば本当に実現できそうという期待感からですね。

——他の副業系サービスとFukusenはどういった点が異なるのでしょうか。

佐々木:Fukusenは案件を受注して月5万円でやるというようなサービスではなく、ビジネスの立ち上げ支援なので根本的に違います。代表理事の細野さんは元大手人材サービス会社で執行役員を務められていたり、新規事業にとても詳しい方ですが、その人を持ってしても新規事業は難しいと。ですから、いきなり挑戦して失敗する前に小さな実験を積み重ねることをFukusenは大事にしています。

 参加者は毎月一万円の「軍資金」を出し合うので、そこから50万円までは実験費用として使えたり、サービスを立ち上げるときには専任のデザイナーさんがランディングページを作ってくれたり、支援が手厚いです。そもそも自分のビジネスアイデアは筋がいいかどうかなど、事業化に至るまでの伴走をしてくれるイメージですね。

——新規事業の実験場なんですね。細野さんはどういった方なのでしょうか。

佐々木:めっちゃキレキレなのに超伴走してくれるスーパーお兄さんですかね(笑)。本を書いていたりセミナーをたくさんやっているような、新規事業の凄腕といいますか神レベルの人たちは近寄りがたさがある気がしています。ですが、細野さんは自分のすごさをひけらかすことはせずに、きちんと降りてきて会話してくれるんです。真剣に考えてくれるので、こんな人は他にいないと参加者みんなが思っている気がします。

 様々なスタイルがあるので「こういうことがやりたいです」と相談したら「競合はこれ、類似サービスはこれ」と情報だけ大量に渡されて「あとはお前次第だ」というような突き放し系の人もいると思うのですが、僕らは心の底からやりたいことの種を見つけて、話しながら育てていく。細野さんは個人の特性に合わせて会話をしてくれている印象がすごく強いですね。

正しい判断で引導を渡してくれる優しさと手厚い支援によってサービスリリースまで辿り着くことができた

——会話が細野さんの伴走ポイントでもあるかと思いますが、印象に残っている会話はありますか?

佐々木:僕はExcelが大好きで、Excelをe-sportsとして楽しむ「競技Excel」を進めています。現在はこれが波に乗っていますが、Fukusen加入時に最初に出したのは、囲碁の碁盤の目の形を長方形などに変えたら面白いんじゃないかという案でした。囲碁が大好きなので、僕が情熱をこめられるのはこれだと。

 細野さんはおそらくボードゲームは詳しくないと思うのですが、やりたい!という僕の気持ちを汲み取ってくれました。とはいえ冷静に考えてビジネスのポイントは?と。意匠権や著作権的なものが取れるのであればいいけれど、それがダメだったら真似する人が現れて佐々木さんがビジネス化する意味がないと、まったく悪い感じではなくジャッジしてくださって。

 細野さんから弁護士の方を繋いでもらい、著作権的なものは取れないということで結局ペンドになってしまいましたが、その人のやりたいwillと、ビジネス的な筋の良さ、バランスを見て対話してくれるという印象がとても強いですね。

——否定するところはしっかり否定してくれるんですね。

佐々木:そこはすごく強いです。細野さんは毎週水曜日にいろいろな人が案件を持ち込んで細野さんに公開壁打ちをする「週次ライブ」をやっています。何が成功するかわかるのであれば、それは神様というか人間じゃないけれど(笑)、細野さんの感覚では何が失敗するかはよくわかるそうです。

 本人がやりたいからといって何も言わずにそのまま進ませるのは、表面的な優しさであって本当の優しさではありません。引導を渡すのはとても大事だから、そこの見極めをする。ビジネス的に筋がなければ、かなり苦慮するからやらないほうがいいときちんと言ってくれるんです。本人に筋が悪いと気づかせたい場合は「何人か想定顧客にインタビューをしてみたら?」という言い方でガイドをしてくれることもあります。

——細野さんの特徴はどういったところにあると思いますか?

佐々木:「アイデアさえ持ってきてくれればこっちでピボットするよ」と、代替案まで考えてくれるところですね。それを売りにしてるところもあると思います。「ごめん、今出ないわ」ってシーンもありますけど(笑)。

——自らの情熱をこめられると考えて出した囲碁の案を、細野さんにきちんと「違うよ」と言ってもらったとき、どのように感じましたか?

佐々木:諦めようとは思いませんでした。ただ、ビジネスにするのであれば、たしかに著作権的なものは大事でしょうし、僕にエンジニアリングスキルはないので「もうアプリを作りました!」といったこともできません。本気でやるのであれば、また細野さんに持っていくか、僕がプログラミングを覚えるかくらいに考えていました。

 ですが実はこの話にはオチがありまして、最近まさに僕が考えていたサービスがリリースされたんです。ヨーロッパの方だったかな。日本地図のようなデザインだったり、碁盤を自由にアレンジできるという。それそれ!作りたかったの!って(笑)。

——新規事業は、先にリリースされてしまうことがよくありますよね。

佐々木:ここに着眼したのは僕だけではなかったんだって嬉しくなりましたし、これで利益を得たいという気持ちはそんなにありませんでした。「サービスが出た、じゃあユーザー側に回ろう」ということで、これは一件落着です。ちなみにこのアプリはよく出来ているのですが、僕が見る限りユーザー数が伸び悩んでいるようです。仮に僕がアプリをリリースしていたら、もっと苦戦していたと思います。

——Fukusenに参加してから変化したことはありますか?

佐々木:かなり変わりました。参加してから約1年半経ちますが、全部で4つくらい案を出したんです。その中の一つである「競技Excel」は、細野さんから初めてゴーが出たのでリリースできました。Excelは表計算ソフトですが、達人技は本当にすごくて人を魅了するんです。Excelのe-Sports大会を開いたところ評判が良かったのですが、自分一人だったら大会を開くなんて自信はなかったと思います。

 他には、人を巻き込むことが上手になってきた感覚があります。競技Excelは、司会、実況、配信、PR、様々な方がいないと成り立ちませんが、これまで培ってきた人脈を使い、信頼できる方を巻き込むことができるようになりました。

——細野さんは競技Excelにビジネス的な筋があると判断されたんですね。

佐々木:一回目の壁打ちでピンと来たらしく、すぐにランディングページを作ることになったんです。もっといろいろ突っ込まれるかなと思ったのですが、とんとん拍子に行きました。

——サービスを立ち上げるときの支援が手厚いというお話がありましたが、競技Excelではどのような支援を受けたのでしょうか。

佐々木:競技ExcelのランディングページをFukusen専属のデザイナーさんが作ってくれました。ランディングページがあると「自分がイメージしたものが世の中に出ている!」とテンションが上がります!

 e-Sportsは司会や実況解説も大事なのですが、僕にはそういったノウハウもなければ番組配信の経験もない。そういったときもFukusen繋がりでテレビ局のアナウンサーを紹介してもらって、アドバイスをいただいたりできました。

安全な場所できちんと失敗をして経験を積むことができる新規ビジネスの実験場

——佐々木さん以外にはどのような方がFukusenに参加されているんですか?

佐々木:細野さんの週次ライブに毎回出席しているアクティブユーザーは15人前後です。様々な案が出てきてはいるのですが、リリースに至るのはまだまだ少ないです。みなさん「自分のやりたいことは何だろう?」とか「このレベルで細野さんに出していいのだろうか?」という遠慮があるように見えます。

——Fukusenの魅力を教えてください。

佐々木:細野さんに伴走してもらえることです。僕は今後も細野さんとご一緒できたらと思っています。細野さんにはビジネス支援としての報酬はまだ発生しておらず、運営実費である理事報酬の月額10万円しか支払われていません。

 細野さんにビジネス支援としてのリターンがあるのは、案件が育って年商が一千万になったときだけ。年商一千万を達成したら3年間限定で、年商の10%をフィーとして細野さんに支払うというスキームになっています。そこが細野さんを信用できるところでもあります。

——例えば年商が950万円だとしても、細野さんには毎月の理事報酬以外は一円も入らないんですか?

佐々木:そうです、年商一千万円を達成したときだけなんです。仮にFukusenで誰も年商一千万を達成できず解散になったとしても、一般社団法人なのでプールされているお金は国や地方公共団体等に贈与する決まりになっていて、細野さんの懐には一銭も入りません。

 そういった事情もあり、細野さんには一千万を育てるという強烈なインセンティブが働きますし、参加者から毎月1万円もらっているから別にいいやということにはならない仕組みになっています。細野さんが本気で伴走するしかないスキームなんですよね。

——すごい仕組みですね。だからこそ真剣に向き合ってくれると。

佐々木:そういう部分もあると思います。入会して1年半で20万円弱納めましたが、既に上限である50万円近く使わせてもらっています。僕が参加者で一番軍資金を使っているそうです。一般的に毎月1万円の出費は決して安くないと思いますが、ビジネスで実験できると考えるとお得ですね。

——他の参加者から「軍資金を使い過ぎ」と思われたりはしないんでしょうか?

佐々木:そう思う方はいないと思います。公開の場で細野さんに壁打ちをして、筋があると判断されると実験フェーズに進むので。実験費用もslackの請求書チャンネルで請求することになっていますから、参加者が何にお金を使っているのかはオープンなんです。

——どのような方にFukusenをお勧めしたいですか?

佐々木:会社員でい続けることはリスクだと感じているとか、キャリアに危機感を持っているとか、自分のビジネスを持ちたいとか、安全な場所できちんと失敗して経験を積みたいとか、そのようなことを求めている方だったら誰にでもお勧めできると思います。

 前提となるビジネススキルが必要というようなことはないので、恐れずに参加して大丈夫です。ただ、合う合わないは当然ありますので、細野さんの「リーンマネジメントの教科書」という著書を読んだり、無料動画を見てから決めてもいいと思います。

——逆にFukusenに合わないのはどんな人だと思いますか?

佐々木:「アイデア持ってきたからあとはよろしく」というような、自分事感が弱くて受け身の人と「入って1年くらいでビジネスを立ち上げたい」といった短期目線の方は合わないと思います。もちろん筋がよければすぐ軌道に乗るかもしれませんが、どんなに情熱を込めた案でも細野さんに否定されることはありますので。

 そこで前向きにピボットしたり、原案を捨てて次に行こう!と素直に受け止められる人じゃないと厳しいかもしれません。「絶対これが正しいと思うけど、どう?細野さん」というスタンスの人は合わないと思いますね。

——肯定されに来たような人には向かないということですね。

佐々木:そうですね。あとは週次ライブへ案を持ち込む際にビジネスプランシートを提出する必要があるのですが、それを埋められないほど忙しい方も難しいと思います。

——Fukusenは今後どうなっていくと思いますか?

佐々木:現在会員数はゆっくり伸びていますが、年商一千万に達する案件はまだしばらく出ない可能性のほうが高いと思います。僕も競技Excelの集客では苦戦をしていて、集客の難しさを痛感しているところです。新規ビジネスをたくさん手がけてきた細野さんでさえ、難しい世界だと散々言っていますし。そんなにたやすくは達成できないんだろうなということが少しわかってきました。

 でもFukusenにいると光明が見えそうだと信じる人たちが徐々に増えているので、70人がしっかり壁打ちをして3年かければ、1/70くらいは当たるんじゃないかというのはありますね。根拠はありませんが感覚的に。

——3年後のFukusenが楽しみですね。本日はありがとうございました。


文責
Shovellインタビュアー:さしみ
Shovell編集担当:星野愛


一般社団法人Fukusen

https://fukusen.org/

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