優しさ溢れる師弟愛!都はるみや島倉千代子を国民的スターに育てた市川昭介
7月28日放送回のテーマは
『作曲家・市川昭介の名作ベストテン』。
市川昭介さんといえば、都はるみさんや島倉千代子さん、水前寺清子さんらを国民的スターに育て
上げ、数々のミリオンセラーを生み出した演歌の
ヒットメーカー。
いつも柔らかな笑顔をたたえ、優しい語り口で、
歌番組などでは「昭ちゃん先生」の愛称で親しまれました。
都はるみが慕った『歌謡界の父』
市川さんの作曲家としてのデビュー作は、
昭和36年、島倉千代子の『恋しているんだもん』。平成18年に73歳で亡くなるまでに
3千曲以上の作品を世に送り出しました。
中でも、都はるみさんとの縁は深く、
『アンコ椿は恋の花』に始まり、
『好きになった人』、『涙の連絡船』、
『大阪しぐれ』…など多くのヒット作を都さんに
授けた市川さん。都さんは市川さんを
『歌謡界の父』と慕い、テレビ番組やショーなどに二人で一緒に出演することも少なくありませんでした。
今回当番組では、一時活動休止していた都さんが
復帰会見をした時の映像を紹介。都さんをそばで
温かく見守る市川さんの優しい眼差しが印象的でした。
愛弟子・市川由紀乃との絆
都さんと同じ市川門下生の一人である市川由紀乃さんにも、恩師との深い絆を感じさせる大切な思い出がありました。
市川由紀乃さんもまた一時活動を休止していた
時期があり、復帰したのは30歳の時。その復帰作として、市川昭介さんが書き下ろしたのが
『海峡出船』でした。
実は、市川由紀乃さんが初めてもらった
市川昭介作品は『海峡氷雨』。
由紀乃さんにとって『海峡』は、つまり原点。
恩師は愛弟子の再びの船出を、原点である『海峡』作品で祝ったのでした。
由紀乃さんはそんな『海峡出船』の思い出を歌とともに披露。市川昭介さんらしい優しさに溢れるエピソードでした。
83歳の畠山みどり 圧巻の声量
さらに、『恋は神代の昔から』『出世街道』でミリオンセラーを記録した畠山みどりさんも熱唱。関根さんを驚かせた83歳とは思えない圧巻の声量は必聴です。
そんな「市川昭介名作ベストテン」は、7月28日(木)よる9時!どうぞお楽しみに!
ゲスト:畠山みどり 角川博 市川由紀乃
構成作家 工藤ひろこ