結婚式・葬式・相続など、知らないと高くつくというお話!

 結婚式・葬式・相続など、人生において何度も無いコトは特に「結局高くついた」というのをよく聞きます。もちろん表面化することは少なく、もしそうであったとしても「公表することが、ケチをつけるようで申し訳ない、恥ずかしい、相場が分からない」などの理由からそのまま「勉強料だから仕方ないか」となってしまうケースが大半かと思います。しかしここには「情報の非対称性」と「利益相反」という明確な2点の原因があります。

 そもそも相場はあって無いようなもの。値段を決めるのが業者なのはもちろん、それが高いのか安いのかを判断する基準がありません。業者側は百戦錬磨、客側は素人となると、自ずと値段が上がってしまいます。しかも単純比較ができないように工夫されているので、明細を見ても分かりにくく、単純に総額だけで比較することも困難です。また最初に一度業者を決めてしまうとその後追加した内容はほぼ言い値となります(もちろん定価表があり、その通り積み上げられる形ですが)。

 共通するのは最初提示される金額(総額)で収まることは少なく、この追加部分が業者側の利益の源泉だったりします。そのためどうしても「できるだけ追加する」方向で話が進んで行ってしまうのは仕方ない現象です。最初の見積もり時は「セット料金」などという表現がされているので客側は一通り含まれているように思いますが、実際は本当に最低ラインのため実際そのまま実行するとかなりみすぼらしくなってしまうのです。葬儀の場合は食事代が含まれていない場合も多く、最終的な金額が大きく変わる原因です。

 そして、これらは全て業者側は「最初から理解している上で受注」します。最初から本当に全てを含んだ金額を提示してしまうと、他社と比較された時に選ばれなくなるためです(もちろん他社も同じです)。

 実際初体験の客側が、これらすべての費用について熟知することは難しく、仮に経験していたとしてもケースバイケースで変わるため現実的には適用できません。このような状態で、見積総額からむやみに値切ると本当に必要なことまで削られてしまい(スタッフ数や料理の質など)、結果全体のクォリティが下がり大きな後悔につながることもあります。

 自分にとって満足できる選択をするためには、自分の立場に寄り添い、専門知識だけでなくゴールも共有できる適切なサポートが必要です。理解できるまでメリット・デメリット両面を説明することで情報の非対称性を無くし、そして利益相反の生まれない関係を築くことができれば実現できます。

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【昭和市場 小島】

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