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早いうちの経験としての「自営」を勧める、5つの理由

様々なプロジェクトに従事して感じるのは、事業を一回し自分だけでやってみる経験を早いうちにしておくか、しないか、によってプロジェクト収支に関する解像度においてかなり違いができます。やはり本とかで読んで分かること、資格試験とかで知識としてつけることと、実際に自分でやってみるととは圧倒的な情報への理解度の違い、応用力が生まれるかどうかの、違いがでてきます。

なので、私はいつか自分で業を起こそうとかおもうよりも、さっさと学生時代に副業的に業を起こしてみる経験を持ってみることをおすすめしています。進路選択などをする時にも、自分が関心あること、キャリアとして選択したい業界、企業、職種とかも自分で少しでも事業経験を持つことがかなり解像度が上がり、自分なりの理屈で選択していけると思います。

特段大きなリスクを追うとか、金儲けでいきなり大成功しようとか、そういう意味ではなく、あくまで経験としての「自営」というものをもう少し冷静に考えてみようというお話です。同時に、起業が一番で就職するな、とかそういう話でもなく、むしろ就職するにしても、何するにしても、若いうちの自営経験って役に立つよ、というところでもあります。

【1】起業ハードルは歳を重ねるほど高くなる

そもそもとして起業といっても様々なものがありますが、とはいえ自転車に乗るようなものです。子供のうちに多少転んでも自転車に乗れば、その後に体が(というか小脳が覚えるそうですがw)覚えてくれるので、いつでも基本的には乗れますよね。起業とかも同じで、自分で一度やってみれば、こんなものか、というある程度の手応えを持てるので、その後にまたやってみようと思っても段取りは分かっているので、どうにかなるものです。

しかしながら、一度も自転車を乗らないまま30代、40代になっていきなり乗ろうとしても大変ですし、子供の時のように体が小さくないので転んでもすぐに治るような年でもなくなり、「いつかやろう」なんて思っていたら、あっという間に時間が過ぎていくものでもあります。

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