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2016年6月の記事一覧
若者がいないと嘆く 2016.6.26
地域での会議でよく出るのが、「若者がいない」という話だ。
何かに取り組む上で担ってくれる若者がいないとか、そもそもまちに若者がいないとか、そもそも会議自体に若者がいないという話になる。
しかし、本当にまちに若者がゼロであることなんて絶対にないわけです。
意思決定がアンケート頼み 2016.6.25
地域では様々な意思決定が必要になる。
意思決定はある程度の材料をもとに、意思決定する=責任をとる=責任をとれる人が意思決定を自分の責任をもとに行うのが基本です。しかしながら、その責任を曖昧にしていくために、責任者が自分で意思決定せずに、材料をそのまま意思決定に反映することがあります。
その最悪のパターンが「意思決定がアンケート」で行われることです。
新しい事業を始めるのに、「何が必要ですか?
補助金受け皿組織ばかり作る 2016.6.24
地域の組織運営の問題の多くが、補助金受け皿として作られた組織の存続に関するものであったり、精算に関するものであったりします。
地域における事業を必要だと考え、自分たちで投資して作ったのではなく、何らかの予算を引き込むのに「受け皿組織」がないとダメという制度になっていたりした際に、安易に組織を作ってしまう。
第三セクター、地域非営利組織の一部もそのような作られ方をしていりします。ただ単に一過性の
突発的な予算に振り回される 2016.6.23
私は地域での取組みは、小さな事業を連鎖させて大きく育てていくことが結局は一番近道だと思っているところです。
とはいえ、金融機関や投資が「絶対にリターンしない」と思っているような取組を、国からの補助金や交付金などを調達して大勝負というか、数千万、数億円の資金をもらって事業やったら活性化する、と思い込んでいる人も未だ多くいます。
そしてそのような考えの方々が地域のトップを占めていると、様々な政策に
やらない人ほど人材育成と言う 2016.6.22
全国で人材育成事業が乱立しています。
自治体から商工会議所から商店会からその他様々な組合までもが、皆が「人材育成が大切だ」といって予算を活用して勉強会を開催しています。
しかしながら、そもそも「主体となる人材」に自分がなるつもりがなく、私は応援団とか言い出すような人が、人材育成をやっていたりするわけです。
出身中学・高校で争う 2016.6.21.
地域において驚くのは、出身高校の話、時には出身中学の話まででてきて、学閥が形成されていることです。
地域で何か挑戦するときにそのネットワークが生きるときもあれば、逆に何か障壁となることも。都市によっては、飲み屋とかでも◯◯高校系みたいな拠点があったりとかしていて、なかなかもって伝統といえば聞こえはいいものの、地方の封建的なヒエラルキーとして問題を引き起こすこともあります。
偶然とは思えない縁 2016.6.20
親族でもないのに、3世代にわたってお付き合いをすることになったり、親子の付き合いでもないような親密な語り合いをして仕事に取り組んだりします。
さらに地域で共に取り組むことになった人と話をしていくと、全く偶然とは思えないような縁を感じることさえあります。
自覚なきフリーライダー 2016.6.19
地域での取り組みでは、多数のフリーライダーが存在する。
その中でも最初の段階では何のリスク負担もせずに、取り組みの成果が出始めるとそれに相乗りしてオイシイところだけを取ろうとする、時間差攻撃型フリーライダーが最も曲者でもある。なぜならば、自覚症状がほとんどないからです。
そのため、地域での取組への参加については、当然ながら「初期段階」とある程度成果が出た「発展段階」とでは、ハードルを変える必要
話題作りばかりの首長 2016.6.18.
様々な問い合わせがある中で、実は一番呆れるのは自治体首長からの問い合わせ。
様々な取り組みをやっていて目に止まって、「ぜひうちでも」といったような話が持ち上がったりするが、実際に進めるのは地味なこと、従来の行政ではやっていないことばかり。そういう厳しい話に踏み込むと全く関心を示さない。
何か全国区で有名になるようなことをやりたい、というただそれだけで、本質的な話にならない話題作りばかりのトップ
必要なき通報 2016.6.17.
様々な取り組みをやっていれば、賛否両論の狭間が苦しむようになります。
しかしながら、直接「お前は分かってない」とか気持ちよくいってもらったほうが、こちらも話のしようがあるし、折り合いがつく。むしろそういう反対者の方とはガッツリ話をした後に、共に事業をやるようになったりもする。
一番全く食えないのは、「あの人がこんなこといっていた」とか「あの人はこんなことやっていて、あなたの邪魔をしている」とい
交渉で「失礼」とばかり言う人 2016.6.16
地域では様々な交渉事が出てくる。
その中で、実際に求める用件を整理して伝えることが全てのスタートになるわけだが、地域における旧態依然とした団体の上の人たちは、自分の要望を言い放つことがあっても、自分たちが用件をつきつけられたことがほとんどない。
つまりは『何をしてくれるか』を求めることがあっても、「自分たちが何をするか」ということは考えたことがほとんどない。
そのため、交渉で「こういったこと
事務所にアポ無しで押しかける人 2016.6.15.
地域で事務所を構えてまち会社やまちづくり団体などをやっていると、事務所に「アポ無し」で押しかけてくる人がいる。
一般市民から議員の方まで多様に来るのだが、それらのほとんどが良く分からない時間を無尽蔵に食う人であることが多い。
地元の微妙な有名人の企画 2016.6.14.
地域での施設開発や活性化のネタとして、時折こわいのが「地元出身の微妙な有名人」を使おうとすることである。
「え、だれ?それ」という話になるわけだが、話をきいていくと、ふーんそういう人がいたんだという話になる。まぁその程度であることがほとんどだが、地元では盛り上がっている。
地元的にはそこそこ有名なのだろうが、その人に絡めた記念館に人がくるなんてことは絶望的な場合が少なくない。
トントンで満足する活動 2016.6.13.
地域でもよくあるのが、「トントンでいいよね」という話です。
勿論赤字はよくないと誰もが思いものの、人件費も出さないのに、やってもやっても何も手元に残らないというのでは、次に仕掛けるときにもまたゼロから資金を集めてやらなくてはならず、いつか辛くなって続かなくなってしまいます。
黒字にすることは別に悪いことでもなんでもなく、前向きに取り組みを改善するために必要な手段です。