見出し画像

キャンプといえば

私にとってキャンプは、ちょっと痛い思い出ばかりなので、ワクワクするようなことがないのですが、、、、(笑

アウトドアな遊びが大好きな父が企画した、親子キャンプが初めての経験です。弟がまだ存在していなくて親子4人だったので、きっと私が5歳の頃のイベントだったのかと思います。そのときは、いつもキリキリしている母が、優しかったのを覚えています。

父がいるときは、機嫌が良く優しい母なので、長女の私が子供に戻れるとき、しっかり者でいなくてもいい時間です。そんな時間が長く続くといいな、と思っていました。

だから湖で遊んでいる最中に、ガラスの瓶で足をけがしてしまい流血しているにもかかわらず、言い出せなくて歯を食いしばって痛さと戦っていたことが思い出です。(笑)

このときの傷は今もあるのですが、お風呂で傷跡を見るたびに、5歳の頃の自分も今の自分も、考えていること、気を遣うポイント、好きなモノ、あまり変わらないなぁ~って思ったりします。子供なりに大人や周囲に気を遣って、道化者を演じていた自分が可愛く思えたりします。


小学校の宿泊訓練で、夕飯のカレーライスを作るときは、先生の言うことをきちんと守らなくては!間違いなく作らなくちゃ!と張り切ってしまい、学級委員や班長でも無いのに小賢しくしてしまったので、「ウザいやつ」になってしまいました。

当時の私は、真面目に皆のためによかれと思い動いているのに、なんで鬱陶しく思われるのか分からなくて、悩んでしまったりしました。


20代の時に働いていた職場の仲間で、河川敷でBBQをしたときは、川でふざけすぎて、同僚をずぶ濡れにさせてしまったことがあります。パンツまでびしょびしょになにってしまったので、深く反省しました。

20代のある年は、毎週のようにキャンプに行っていたことがあります。毎週毎週キャンプに行く仲間がいて、私達も毎週毎週キャンプに誘われるので、よく行っていたことがあります。

キャンプと言っても、たき火を囲んでたき火をみているだけとか、星空をみているだけだったりします。気の利いた会話や遊びもなく、キャンプ雑誌に出てくるようなキャンプ料理もなく、ソーセージやウインナーを焼くだけとか簡単なモノです。

キャンプに行っていたメンバー達の間で恋愛感情も無く、気の利いた会話や食事も無く、何が楽しくてキャンプに行っていたのかを考えてみると、自然の中で中でたき火や星空を見ていると心が落ち着いて、日常の嫌なことも忘れられたからです。

今考えてみると、迷える20代、自分探しをしている20代が集まり、自然の中で感情の整理をしていたのかもしれません。


こんな感じで経験してきたキャンプには、「楽しかった夏休みの思い出」的なモノはなく、「頑張って生きてきた足跡」的な思い出なのです。

そんなキャンプの思い出しか無い私ですが、自然の中にいると心が癒やされて落ち着きます。今度キャンプをすることがあったら、何も考えず自然を感じて、楽しい夏休みの思い出にしたいと思っています。