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後継ぎさんが受け継いだもの

月に1度、A4サイズ1枚の「かずちゃん通信」なるものを発行して約5年になります。私の人柄や人となりを、お客様や社員さんに伝えたい、知って欲しいと言うことから始めた通信です。

今回は通信を書いている時に、ふっと気がついたことをまとめてみました。ちょっと堅苦しいかも知れないけど、お付き合いくださいませ。

かずちゃん通信の今年のテーマは、未来創造計画書(事業発展計画書)をわかりやすく伝えるです。なぜそのことが大事なのか?なぜそう思ったのか、を私の経験を踏まえて書いています。

未来創造計画書とは、経営理念や行動心得などをまとめたもので、弊社で仕事をする時の判断基準になるものです。社長塾や日本の名経営者と言われる方々の教えを学び、経営者仲間に学ばせていただき、その中でも特に、これ大事だよね!と心に響いたものをまとめたものです。

経営者仲間の発表会で学ばせていただいて、メンターとよばれる経営者の本を読んで、塾にも入り、脳みそから汗をかく思いで作り上げました。

それを1項目づつ、なぜそう思ったのか?と改めてじっくり考えてみたら、認めたくないけど、認めたくないけど、認めたくないけど、認めたくないけど気付いちゃいました、憎たらしい父の教えが、私の中に染み付いているではありませんか!(えぇぇぇー嫌やゃゃ)

頑固で融通が利かず分からず屋、偉そうで憎たらしい父のアイデンティティを受け継いでいると気がついたとき、自分も同じような性格なのかと戸惑いを受け、あんなに喧嘩ばかりしていて、嫌気がさしていた父の教えが、しっかり身についている自分に、クスッと笑ってしま、、、、いやいや笑いが止まらなかったです。(笑)

私が尊敬していて、成功している経営者の方々は、本質は一緒なんだな!

と思った瞬間でした。父が成功しているとは言いませんが、少なくとも引退するまでは、関わる人達の生活を背負っていたことには違いありません。

私の経営理念や哲学は、名経営者と呼ばれる素晴らしい人達から学んだものだ。分からず屋の父では無い!なんて本気で思っていた自分が、恥ずかしいです。勘違いも甚だしいですね(汗

日本の成功した経営者で、メンターと呼ばれる名経営者、松下幸之助さん、稲盛和夫さん、数えたらキリがありませんが、表現方法や技術や手法などのやり方は違うけど、本質的なものは一緒なんだと思いました。(あくまでも個人の主観です)

その教えの中で自分に合うもの、心に響くものを選んでいたのです。

そして、自分に合うものの基準、心に響くものの基準は、父と一緒に仕事をすることで、父のアイデンティティを、しっかりすり込まれていたと言うことでした。

俺の仕事を手伝ってくれないか?と父からオファーを受けたとき、いいけど何買ってくれる?と物欲を交換条件にした私に、「何も買ってやれないけど、俺と一緒に働くことで、いろんなことを教えてやる」という会話をしたことを思い出しました。

箇条書きでここがポイント!とか、講義を受けるとか座学とか、ここよく見とけなどと、親切に説明があるわけではなく、忙殺されそうな日々の仕事を通して、教え込まれているので、自分で気がつくまでには時間が必要だったようです。(笑)