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北陸ツアー2023秋⑥南砺市立福光美術館


当初富山ツアーだけ計画して金沢に寄る気はなかったんだが、せっかくここまで来たし、兼六園ではライトアップもあるというし無理やり組み込んだ。連休中なので宿代は跳ね上がった。

あいの風とやま鉄道線

富山から金沢まで行く地元のローカル線。へ〜、こんな電車があったんだ。富山から金沢に行くには時間はともかくこっちのほうが新幹線より安いな。

でも今日は途中下車して南砺市立福光美術館へ。ここはBardくんに紹介されたのかな。棟方志功さんの作品があるらしい。


いくつか電車の乗り継ぎがあるのだが、とにかく接続が悪く思った以上に手こずった。途中からJR線になったり(しかもJRなのにSuicaとか使えない)、乗ろうと思った電車が全席指定で満席で(団体さんが入ったとか)また1時間待つ羽目になったり。

昆布愛!

ようやく目的地岩光駅に到着。ところがバスもタクシーも見当たらない…。おっ、反対側の出口に行くと地元のタクシー会社の事務所があり待機車もあった。おじいちゃん運ちゃんが口開けて寝てたけど…。後続のクルマの運ちゃんが鬼の形相で「おら!起きろ!お客さんだぞ!!」みたいに睨みつけてた。別に怒鳴ってはいなかったから聞こえたはずはないのだが運ちゃんちゃんと目を覚ましてくれた。念は通じるのだな。

結構掛かった
周辺の緑が素敵
館内から見えるお庭も素敵

棟方志功作品

棟方志功さんの作品はそれほど多くあるわけでもなかったし他で見たことあるものだったと思う。

撮影はOK(だよね?)
《二菩薩釈迦十大弟子》1939年
《歓喜頌》1953年


棟方志功さんともうひとりがここの二枚看板。

石崎光瑤作品

まっったくしらんひと。でも琳派系のひとなのかな。酒井抱一や鈴木其一なんかも系譜図を辿ると出てくる。ほお。

《霜月》 1942年

ダリアみたいだけど菊だよね。黒っぽい赤、葉っぱは下に生えてるものは朱色っぽい着色で3本全体で巨大な花を形作っているみたい。たしかに琳派其一っぽいかな。真ん中の花が左に寄り添っているのはなんかの狙いなんでしょうか。

《雪》1920年

こんなデカい屏風絵は初めて見たかも。写真じゃわからないだろうが2mくらいあったかも。右辺の丸い部分はなんだ? 稲を刈り取った後の田んぼなのかな。カルガモ農法?(最近聞かないな)
これも絵の具が濃ゆい。富山で見た下保昭さんと同じくやはりエンボス掛かっている。

砂糖菓子みたい甘くておいしそう

🍁

そう広くもないのですぐ見終わってしまった。昼過ぎまで時間を潰す。

帰りは近くの道の駅から金沢行きのバスに乗る。タクシーでここまで来る途中すでに見かけたからだいたいのイメージは得たので美術館から歩いていくことにする。

途中見かけた寒桜

ゲゲっ(・(ェ)・)

ちょっと早足になった💨

道の駅の途中、棟方志功さんゆかりの光徳寺というところがある。かなり迷ったが脇道にそれると往復40分くらい歩く時間が増えそうだ。重いリュックも背負っていたしさすがに見送った。

のどかだねえ

詳しく調べてみると光徳寺には華嚴松という名品の屏風画があるという。ありゃやっぱり見てくればよかったかなと思ったがよくよく確認すると青森とかで見てんじゃん(最初ググってよくわかんなかったんだけどネットでは表記が「華厳松」になってた)。悪いけど寄らなくて正解だったようだ。

道の駅

もう昼だいぶ過ぎた。軽く食べておくか。

なんなんピザとジャスミンティー

なんなんピザってなんなん?(と数え切れないくらいの関西人がボケをかましたことだろう。私は関西人じゃないけど)
白玉みたいのが入ってた。肉は豚か鶏かなあ…わかんなかった。でもおいしかったよ。

ジャスミンティーも悪くない。二昔前のドライブインとか考えたらめちゃレベル高いねえ。B級(?)グルメ大国日本。

ここから金沢まで路線バスの旅。まったく都バスみたいなのがキッチリ時間通りに来た。ガラガラ。金沢まで50分。

ここがその光徳寺だったみたい


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