アナザースカイ
アナザースカイ
着陸後、機内に流れるあの曲が私は好きだ。
この曲は葉加瀬太郎さんが作曲。
目的地についた時と、無事に帰ってきた時、着陸時に流れる曲である。
行く時と、帰ってきた時
この曲は全く違う感情を心の中に湧き上がらせる。
これからはじまる旅、非日常に心が踊り、期待に満ち足りた足取りで機外に踏み出す。
それは一人のときも、家族や友人、恋人と一緒のときも同じだ。
一方、帰路。
その曲は、旅の始まりの時とはまた違う力を私達に与えてくれる。
すべての人の背中を押すような力。
出張帰りのサラリーマン。
子連れの親子。
小さな赤ちゃんを抱っこしている母親。
不倫旅行帰りの様に見えるカップル。
年老いた母を車椅子に乗せて押す息子。
非日常から現実へ。
すべての人たちの明日を肯定するかのように音楽は流れる。
私も何度となく背中を押されてきた。
「さぁ、行こうか」
日々の現実はそう簡単には変わらない。
でも、一歩を踏み出す勇気を与えてくれるあの曲が私は好きだ。
アナザースカイ
それはすべての人を肯定し、明日へ一歩を踏み出す勇気を与えてくれる応援歌なのかなと思う。
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