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専業主夫に言ってはいけない「好き」

夫が、私の好きな食べ物を買ってきてくれたとき、

「ありがとう!これ好きなんだよねー!」

と、思いっきり私は喜びました。

そうしたら、夫は次も同じ物を買ってきてくれました。

「おー!ありがとう!」

と、また私は喜びます。

すると、夫は毎回同じ物を買ってきてくれるようになりました。

しかも買ってくる数量がどんどん増えて、食べ切れないほどになってきました。

「う、うれしいけど、こんなにはいらないよ・・・」

と言ってみるのですが、

「どうせ食べちゃうでしょー」

と意に介していない様子。

保管スペースがいっぱいになってきたので、慌てて食べてスペースを確保すると、

「減ってたから」

と、また同じ物を買ってきてくれる夫。

「ありがたいんだけど、好きな物をノルマみたいに食べるのはつらいから、しばらく買ってこないで」

と告げると、やや不服そうな夫。

そして何食わぬ顔で同じ物を買ってくる夫。

「だー!もう買ってくるなー!!!」

と私がキレても、面白そうに笑い転げる夫。

専業主婦の友人に聞いてみると、

「それはそうよ。家族が『好き』って言ったら買ってきちゃうわよ」

と、サラッと言われてしまいました。

その事態を招かないためには、

「『好き』って言っちゃダメ」

なんだそうです。

以来、買ってもらって嬉しいものがあったときは、

「あっ嬉しい!・・・けどもう買ってきちゃダメ!」

と言うようにしているのですが、あんまり効果がありません。

迫りくる賞味(消費)期限にあせりつつ、

「あくまで自分のペースで美味しく」

をモットーに、ありがたくいただく日々です。

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