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エコという名のエゴ〜レジ袋有料化に思うコト〜

レジ袋有料化を迎えて

2020年7月1日、レジ袋の有料化が開始となった。スーパーやコンビニを訪れたが、事前に告知があったせいか特に混乱した様子は見られなかった。ただ気になったのは、レジ担当の方がかなり気を遣い気味にレジ袋の利用有無を聞いていた点である。コンビニレジでは年齢認証で激昂する者がいると聞く。そのうちレジ袋の提供絡みでまた問題を起こす輩が現れるだろう。

何のための制度か

それにしても今回の制度には疑問がある。まず目標値が存在しない。例えばCO2を何%削減とかあるだろうが、少なくとも経済産業省のHPを参照したところ見られなかった。「海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの〜」といったぼんやりした書き方であった。はっきり言って何がしたいのか理解できない。多くの方が疑問に思うのも当然だ。

エゴだよそれは

疑問に思うことはまだある。今回のレジ袋有料化のように、いつの間にかに決まって速やかに施行される取り決めというものは、得てして裏があるものだと勘繰ってしまう。そもそも環境保全を目的としているにも関わらず、レジ袋だけを槍玉に挙げて有料化を課すという点には説得力が欠ける。それならば現状国内発電量の75%を占めると言われる火力発電について、代替方法を模索して稼働率を削減する方がよほど効果的だ。だがそうはならなかった。どうせ利権というやつが蠢いてるのであろう。環境保全を訴えるのは結構だが、今回のやり方は末端のレジ担当で働く方に負担が増えるだけだ。エコを声高にうたっていても、その実態が利権を貪るエゴだとしたら目も当てられない。この制度の施行で、何処の誰がほくそ笑んでいるのやら。


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