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ちびまる子ちゃんは第一期が面白い

第一期のちびまる子ちゃんが某配信サービスにあるんだけど(違法じゃないですよ、実家で今現在ニートであることをいいことに有料サービスをフル活用しているだけです…ごめんなさい/笑)これがやっぱり面白くって何度も見てしまう。この頃は恐らく作者である「さくらももこ」のマンガエッセイとしての要素が強かったのだと思うし、キャラクターの描き方も割と緩やかなのもいい(永沢君がパートタイムでソフトな皮肉屋なのも安心する)。その中で自虐や恥、そして毒といった要素が笑いに昇華されていて、確かに後にベストセラーとなるような素晴らしいバランスで構成されているなぁと、特に第一期の作品からは感じられる気がするんだよね…。

この作品の主人公がまる子、だとしたらヒロインは「たまちゃん」だと思うんだけど、実際俺が親近感あるのは「まる子」なのは確か…女性的やさしさに溢れる人は男性にとって理想的だとは思う部分もあるけど、実はちょっと男の子っぽい要素のある人のほうが俺は相性がいいのだと思う(笑)そういえば、吹奏楽部で仲良くしてもらっていた女子2人はどう考えても、まる子のようなタイプの性格だった気がする…あの2人は特にぶっ飛んでいたからなぁ…(笑)

ただ、その「たまちゃん」のモデルになった女性のほうが「まる子」の性格に近かった(たまちゃんは明るく積極的、まる子本人は内気で目立たない性格だったという話も…)という説もあるので、ある意味まる子とたまちゃんは

「作者が理想とする2つの性格の理想的な関係性」

なのかなとも感じる。ボケとツッコミともいえるのかな(笑)お互い、まる子にとっては「バカやらかしても受け止めてくれる癒しの存在」だし、たまちゃんにとっては「世話を焼きたくなる放っておけない存在」という意味でも理想的なのかもしれないね。

たまちゃん含め、基本的に実在する人物を元に描かれているとのことだけど、例えば友蔵に関しては現実的には嫌味で不愛想なのに「風呂場を覗いてくる」ような、もうどうしようもないジジイだったらしい故、あの作品では作者が理想とする「孫に弱く芸能ネタにもミーハーで面白いお爺さん」として描かれているのは既出だけど、案外「作者が理想とする老人像」でもあったのかなって思う。本人も友蔵のような生き方にあこがれていたのだろうし、理想としていたのかもしれないよね…故に、読者にも深く愛されていたのかと(どこか抜けてるけど愛されている紳士の爺さんとして)

学校生活のパートでも基本的には実在のクラスメートも登場するけど(ぶっちぎりでハマジが好き/笑)花輪君や丸尾君、あるいはシリーズでも特に強烈なミギワさんは完全なるオリジナルキャラなんだよね…あのキャラクターたちの感じって…自分も一人で話し相手もいない時に頭の中で、時間を埋める時に登場した架空の人物感があって…そう思うと、やっぱり作者は自分と同じように「どちらかといえば目立たない」生徒だったんだろうなぁって、大人になるとわかったりするんだよね…。ちなみに、自分も小学3~4年の時にぼっちの時間が多くて、結構同じようなことやってたのは覚えてる…この時はアメリカ旅行があったり大きなことはあったけど、実は小学校時代としては黒歴史みたいなもんなんだよね…まぁ、そのことを今ここで話しても仕方がないけど(笑)

個人的なベストエピソードは…「町内会の夏のお楽しみ会」のエピソードかな…町内会で何かと目立ちたがる「ミマツヤ」のオヤジが、映画会にシンナー中毒の「ユウイチ」が登場する薬物乱用防止映画を流す荒れ…風でスクリーンが揺れて奇怪な絵が流れて子供たちが大爆笑するシーン、あれは面白かった(笑)何より、あのスクリーンが揺れて映像がおかしくなるところを、引き算で最小限の線で再現する感じ…凄いよね。

画像は、「静岡」で検索して出てきたものを使わせて頂きました。静岡って「のぞみ」が止まらないんだよね…(汗)静岡駅だけ全線停車できるホームの構造にすれば、通過されずに済んだのかなって時々感じるよね…。




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