"いんえいさん"で考え中 / Talking About "IneiSan" (English Translation)
影や、暗い部分の多い写真は、いつもより時間がとまった感がつよい。それでいて、なにかほっとするような感もある。そんな「影や、暗い部分」のことについて、かつて文豪、谷崎潤一郎は随筆「陰翳礼讃」で書いていた。
"いんえいさん"で考え中「陰翳礼讃」の読みは、インエイライサン。影や、光のあたらないところをほめたたえる、という意味だ。「陰翳礼讃」は漢字だといまいち堅苦しいのだけれど、英語だとかんたんに、「In Praise of Shadows(影を褒める)」。
谷崎はその随筆で、「