誘導灯①
こんにちわ。
白ヤギです。
誘導灯ってご存じですか?
そう、出入り口にある四角い緑色の照明器具です。
とっさに表示されている人の向いてる方向は??と聞かれると、わかんなかったりします。
さて、この照明器具。
なんのためについているかというと、火災の時に避難口を照らし示す役割を担っている消防用設備等です。
本当に火災の時に有効なのでしょうか?
実際に実験した結果などはネット上にいくつかありますが、これは白煙充満時のものが多く、黒煙で実験したものは少ないといえます。
しかし、白煙で実験すると濃度が濃くなるにつれて、徐々に見えなくなっていきます。そして、まったく見えなくなってしまうのですが、これが黒煙だと、もう一瞬で見なくなってしまうことは明らかといえます。
小学生の時に行った、避難訓練では
「ハンカチで口元を覆って、煙を吸わないように姿勢を低くして。」
と習います。
おや?
姿勢を低くして?
その姿勢で避難口誘導灯は見えるの??
難しいというか、顔上げちゃダメですよね?
濃煙熱気の中で顔を上げる行為は一酸化炭素中毒や気道熱傷などのリスクを伴います。
つまり、このことから火災初期段階での避難に、非常に効果があるということがわかります。
そのため、消防法施行規則第28条の2での緩和など、初期避難の段階でも誘導灯の必要性がないところにはつけなくてもよいとされています。
ちなみに増築時には既存建築物の誘導灯のチェックは建築士として必須だと思います。
実は誘導灯がぐちゃぐちゃになっている建築物。。。
少なくありません。。。
以上、白ヤギでした。
次回は誘導灯の設置基準を考えていきます。
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