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最貧国の農村を垣間見た日

しばらく投稿できたませんでした!
オミクロンが流行り出して年末年始は引きこもり予定のあらしょー@モザンビークです。

今日は先々週の経験談を少し。
日本のNGO団体えひめグローバルネットワーク様が、Chinhanguanine村で井戸を造られ、
そのオープン記念セレモニーがあるということで、
会社代表で行ってきました!

初めての農村。
いや、初めてのマプート外の世界。
ワクワクしながら120km先のChinhanguanineへ。

まずこの村の発音が難しすぎて何度も練習したのですが、
名前の由来は、入り口が狭い村、ということだそうです。
マプートより北西に位置し、南アやジンバブエにつながる要衝と栄えた村。
いろんな木々が生い茂って、村へ繋がる道が狭かったことから、
現地語で今の名前で呼ばれるようになったそうです。

大変残念ながら内戦で荒廃。かつての繁栄は面影だけ残し、何もない小さな農村になってしまいました。
昔は鉄道が通っていたほどなのに、
今は廃墟の駅舎(写真)が残され、村への道はほんとガタガタの悪道。

マプートとは別世界です。

村には商店が一つ。
悪道のせいで輸送費がバカ高くなるので、
販売している数少ない日用品、飲食物も値段はマプートの1.5倍ほど。
残業がなくみんなお金を持っていないのに、さらに物品の値段が高いという二重苦。

これが、モザンビークの農村に住む人たちの現実かぁと考えさせられます。

そんな村に井戸ができたことは画期的なのですが、
1番身に染みたのは、
「井戸ができたので、ワニのいる川を利用しなくて済む」
という喜び。

水汲むことが命懸けだったわけですね。
日本では全く想像ができない。ワニいないもん。

ちなみに、これがワニがいるといわれる川。

ざっとググってみると、2020年ワニによる死者数は97人、怪我人は66人とのこと。(参考記事 英語)

都市に住む自分が、いかに守られて過ごしているのか、再認識しました。

けど、その一方で、村の人たちはすごい悲観的に生活しているのか、というとそうでもない気がします。
自分たちのコミュニティでしっかりと生きている。
こちら側の価値観なんぞ関係ないでしょう。

そんな方々の生活を邪魔することなく、
うまく私たちのビジネスを広げていきたい。

そんな想いを強く感じた1日でした。

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