#エイプリルフールなのでいいねの数だけ将棋の戦法について偏見を言う について
便乗
— 島ノ葉尚(しまのばしょう) (@Shou_Shimanoba) March 31, 2024
#エイプリルフールなのでいいねの数だけ将棋の戦法について偏見を言う
すっかり忘れてた
今さらツイートしていってもTLを汚染するだけだし、時期を逃してしまって恥ずかしいし、なにより今さらいいね数が増えて対応しないといけないのは面倒くさいので、noteでまとめて対応してしまおうと思う。10いいねだったので、10個語っていきたい。
1.横歩取らず
伝統ある戦型なのに今日ではあまりにも軽んじられすぎではないか。横歩も取れない男に負けるわけにはいかない、とか言ってるやつは花田長太郎に勝てる気でいるのか。本来あいがかりとはコレのことであったはずなのに、今では角道を開けない傍流にすっかり主流の座を譲ってしまって横歩取らずなどという主体性のない名前で呼ばれてしまっている始末である。再興が待ち望まれる。
2.相掛かり
角道を開けずに飛車先を突きあうアレ。私はこの戦型こそが将棋の結論だと信じている。神様同士が指せば必ずこの戦型になるであろう。横歩取らず?そんな奇襲と一緒にするんじゃないよ。
3.横歩取り
対抗形党である私にとって先手番の3手目、76歩34歩の局面で何を指すのかは非常に重大な問題である。もういっそのこと思い切って26歩と突いてしまいたい。だがそうなると横歩取りに進むことは避けがたい。横歩取りの先手番さえ極めれば堂々と3手目26歩が突けるのに…。そう苦しみながらこの周辺を色々と研究する日々だ。だが、結局26歩は突けないのである。
4.カニ囲い
金矢倉の進化前として有名だが、それは意外と戦後の話である。江戸時代は金矢倉に組むにしても現代でいう早囲いか左美濃を経由するのが一般的だった。矢倉が単なる囲いから一つの戦型にまでなったのは若き日の大山の貢献によるものというのは高橋九段の評だが、その隠れた立役者こそカニ囲いだと言えるのかもしれない。最近はめっきり見かけなくなっちゃったね。
5.袖飛車
初手7六歩に対しては袖飛車にして後手必勝、と私は信じている。いつかは袖飛車党になるのが私の夢だ。袖飛車は遠くにありて思うもの研究しては諦むるものなり。
6.振り飛車穴熊
これにだけは負けてはならないと思っている。相手にしてもほとんど負けないし、自分で指したら全く勝てない。私は銀冠で対抗するのが好きだが相穴熊でも居飛車穴熊に勝つ道理がないと思う。
7.江戸囲い
本当に弱い。悲しいくらい弱い。こんだけ銀を集めといて全然厚くない。中央が手厚いですよ風を装っているが実際には65歩と突かれるだけでそうとう潰れている。軽く指すのは不可能で、全力で攻めを受け止めに行くしかない。やっぱ美濃囲いって偉大だったんだなと再確認できる。マジで右四間対策以外使い道がないと思う。使い道あるだけマシか…。
8.金美濃
玉に紐が付いているのが偉いけどそれだけの囲い。48の銀が負担になるケースがあまりにも多い気がする。左金を59とかにくっつけてもあまり堅くならないのも弱い。これが主流だった時代があるのが信じがたい。一応57に利きがあるのは偉いので、そこが薄くなりがちな四間飛車とはそこそこ好相性なのだろう。三間飛車とはお友達になれそうにない。
9.金無双急戦
1700年代から指されている超古参戦法のくせにソフト時代の新型急戦ですけど?みたいな顔をしている奴。雁木とかは古い戦法のリバイバル!みたいな顔をしているのにこいつときたら…。最近結構研究してみているのだが、意外と良い戦法だなと思っている。強い。
10.四間飛車
三間飛車のお兄ちゃんみたいな存在。三間党としてはいつか指しこなせるようになりたいと思っていて、たまに手を出しては全く勝てない。ところで私は三間飛車が好きだが、それは四間飛車という圧倒的な振り飛車の代表がいて、その弟分として地味ながら愛好家ががいる、そういう三間飛車が好きなのである。それが最近の四間飛車の不甲斐なさったらどうだ。もうすっかり三間飛車が振り飛車のエースじゃないか。こんなの解釈違いです。四間飛車にはもっと頑張ってもらって振り飛車と言えば四間飛車という輝きを取り戻していただきたい。
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