指数連動型投資信託はアクティブ運用の投資信託より優れるのか?
以前読んだ「ウォール街のランダムウォーカー」という本で以下のような論を見た。
特定の株が上がるか下がるかは予測することができずないので銘柄を吟味しても特定の指数に連動するように買っても運用成績は変わらない。よって運用手数料や売買コストがかからない文指数連動型投資信託のほうが運用成績が良い。
というものである。実際の過去のデータを見ても指数連動型の投資信託のほうが良い成績を上げている。
しかし、本当にそうであろうか?たとえばコロナ禍のような状況ではアクティブ運用型のほうが優位ということはないだろうか?
たとえば同じ業種のなかでコロナ禍にうまく対応した会社と対応できずに売上を大きく落とした会社があったとして両者の株式を等しく持つ価値はあるだろうか?
両社の間には一つの危機に対する対応の差以上の違いがあるように思える。
もし今後、テレワークや3密を避けるライフスタイルが定着しなくても対応力の差は残る。
だとすればこのような状況下では機械的に株式を持ち続ける指数連動型より勝馬に乗ろうとするアクティブ運用型のほうが好成績を上げるのではないだろうか?
もっとも、このような予想が外れる確率も織り込んだ上でのインデックス投資の優位性なのだとも思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?