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「私をくいとめて」を読んだメモ

読んだ理由

金原ひとみからの綿矢りさ、という回顧週間的な理由

感想メモ

少しそれまでの小説に比べてこざっぱりとした、それでいて時代をえぐり取る書き方が、著者のあくなき挑戦心と野心を沸々と感じさせる。
Aという存在がみつ子自身でもあるという設定にすることで、押し付けがましくない幸せのあり方を模索、提示するという新たな手法も光る。

併せて読みたい本

他の綿矢りさを読むつもり。でも、懐かしいばかりでは時代が進まないので、そろそろテスカトリポカとか読まなきゃいけないのもわかっている。

個人的な点数

3.6。挑戦的だが、私はもう少し非日常的な刺激を求めている。

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