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「新しい封建制がやってくる」を読んだメモ
読んだ理由
確か、日経新聞土曜版の書評で見かけた。
感想メモ
現代と中世における共通項を見出し、テックジャイアントを中世の聖職者のような立場に見立てた切り口が面白い。
社会階層の固定化が進むことは、数多くのデータから理解できたうえで、解決策としてどうすべきかがあまり提示されていなかったので、若干悲観的。とはいえ、労働集約的な仕事が増えようがない現代において、解決策を見出すのは難しいのも事実。
40歳以下の富豪13人のうち9人がテック業界の人間であり、しかも全員がカリフォルニアに住んでいるという事実は衝撃的。
プレカリアートやバラモン左翼というキーワードについてもう少し理解を深めたい。
今後併せて読みたい本
ガイ・スタンディングの「プレカリアート」
ピケティの「資本とイデオロギー」
個人的な点数
3.5くらい。面白いが、最終的にはわりと我々世代には既知というかありふれた帰結だった。
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