インドネシア美術紀行
「いま東南アジアの美術シーンがアツいらしいよ」と家に引き篭もって作品制作をしていた僕を訪ねに来てくれた古い友人が言った。
彼は僕と出会う数日前に僕の大学院の同期にもそんなことを吹き込んでいたそうで、ちょうど何年かかけて国外で作品を発表する機会を伺っていた折だったので、東南アジアで作品を発表するきっかけを作りに3人で現地へ行ってみることにした。
秋からビエンナーレが開催するバンコク(もっと言えば国策で資金投入をして美術マーケットを作っているタイ)の様子は何となく想像出来たので、