山田製玉部/厚焼き・玉子焼きワーケーション(神戸市)
今回のワーケーションは、現地にお仕事があって、その合間に神戸市を楽しんじゃおうという神戸市とタイミートラベルさんのプログラム。
訪問させて頂いたのは神戸市中央区、湊川神社のすぐ隣に本社を構える山田製玉部(せいぎょくぶ)さん。昭和27年より神戸でお寿司やおせち用の厚焼き・玉子焼きを作られている老舗メーカーです。
コロナ禍をひとつのきっかけに、これまで中心だったお寿司店やホテルなどを対象としたBtoBだけでなく、スーパーなどの小売にも商品を卸すBtoCや、異業種間コラボなどを積極的にチャレンジされているとのことで、1日目は工場見学や新商品開発会議などに参加、2日目はお取り扱い先のお店などを訪問しながら取材撮影をさせて頂きました。
写真を中心に様子をご紹介します!
【工場見学】
“工場”と聞いていたのでてっきり全自動化されているのかと思いきや、機械はあくまでも効率化を図るためのもので、肝心の微妙な火加減や温度、タイミングなどは全て職人さんの技・感覚によるもの。
使用する道具にもこだわりがあり、伊達巻用の材料を混ぜ合わせるミキサーの釜は一般的に使われるステンレス製のものではなく、昔ながらの「石うす」を使用。熱を持ちにくいため、より軽い食感に仕上がります。
● 60年玉子焼きを焼き続けている大ベテラン
伊達巻を巻くのも職人さんの手作業です。全くブレなく仕上げるのは、60年玉子焼きを焼き続けている大ベテランの職人さんしかできない技なんだとか!
職人の南さんについてはこちらでもご紹介していますのでぜひご覧ください!
● 工場見学の醍醐味といえばやはり試食
出来立てほくほくの状態ももちろん美味しいのですが、やはり冷めてからが本領発揮。
脇役としてメイン料理に添えたり、お寿司やサンドイッチなど他の食材と合わせることが多いので、味付けは控えめです。しっとりと落ち着いた食感と風味が絶品!
● 新鮮で安心安全の商品を届けたい
こだわりの詰まった厚焼き・玉子焼きをより安心安全に届けるために新たに導入されたのが、窒素充填式のパッケージ。これにより添加物を控えても、賞味期限を伸ばすことができるようになりました。
在庫の保管スペースも見せていただきましたが、保管量がとても少なくてビックリ!これは、極力作り置きをせず新鮮な商品を届けるための生産調整をしているからなんだそう。
隅々までのこだわりにも驚かされますが、どんなことを伺っても「隠すことなんてないですから笑」とお話してくださる様子から、本当に商品に自信があることが伝わってきました。
● 新商品開発会議
工場見学を終えて新商品のネーミング会議へ。
いやーしかしこんなにも玉子焼きに向き合ったのは人生初です。笑
製造工程や会議まで参加させていただき、普段なかなか知ることのできない商品が出来上がるまでの過程を見せていただきましたが、山田製玉部のみなさんは本当に玉子焼きのプロフェッショナル集団でした・・・
【神戸まち歩きとお取引先訪問など】
玉子焼きが作られている現場の見学を終え、次はお客さんの手に渡る現場を訪問。ずらっとご紹介します。
● イスズベーカリー
● 神戸の老舗洋食店 グリル一平
● 回転寿司 北海素材 御影クラッセ店
● 権太呂すし
● 三宮の人気カフェレストラン
● 神戸を中心とした地元スーパー
● 玉子焼きを使ったデコ巻き寿司教室
● 神戸と山田社長のB面
移動の合間には、山田社長直々に神戸の古着屋スポットや、新装に向け解体が進められる元町高架通商店街(モトコー)など"ベタじゃない神戸"をご案内いただき、これまでと違った角度から触れる神戸が新鮮でした。
何より山田社長とはお話をすればするほど音楽やファッションなどカルチャーなお話が溢れてきて、社長のB面にまで触れることができたのが楽しかった!
普通のお仕事のやりとりだけでは見えない街や人の魅力に触れられるのは、今回のようなワーケーションならではですね。
【最後に】
「だし巻き定食」があるほど関西の文化に深く根付いた玉子焼き。そんな文化のある地域で作られる玉子焼きの本気に出会うことができたワーケーションでした。
今後さらに「山田製玉部」さんの名前を耳にする機会が増えてきそうなので、ぜひ関西に行かれる際にはチェックしてみてください!
インスタもぜひ👇
関係者の皆さま、このような機会を作ってくださりありがとうございました!
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