今更『シェイプ・オブ・ウォーター』を観ました。

一人暮らしを始めてアマゾンプライムに登録し、折角なら有効活用したいと思ってプライムビデオを眺めた。TSUTAYAをふらふらするような感覚で色々映画を物色して、そういえば話題作だったのに観ていなかったと思い立って『シェイプ・オブ・ウォーター』をレンタルした。折角なので、短い文章ながら感想を残しておきたいと思い、noteに初投稿した次第。文章を書いていると映画を観た直後には考えていなかった感想もスルスル出てきて楽しい。

以下、感想。

なにぶんグロが苦手なので目を背ける瞬間もあって暴力表現が多いけれど、音楽と水の描写が美しかった。終始美しい音楽と水の映像ではyoutubeのヒーリング映像と同じになってしまうので、むしろ暴力や争いがある時代を背景に選んだからこそ美しさが際立っていたのだと思う。
今より差別が激しかったであろう障碍者、同性愛者、黒人、人の姿を持っていない存在、そんな「不完全さ」を持つ人々の物語。彼らの愛は決して完全ではないけれど、暴力との対比や映像の美しさも相まって、愛情の純粋さが際立っていた。そもそも「完全な愛」などというものが存在していたら世界はもっと平和だと思うので、愛することにおいては完全であることよりも純粋であることが美しさの指標となるのかな、などと考えてみたり。
前述の通りグロが苦手なのと、そもそもホラーテイストな映像が苦手なのでずっと緊張しながら観ていたけれど、楽しめました。

画像やら何やらが全くないのも寂しいので、Amazonのリンクでも貼ってお茶を濁します。noteを書くのに慣れたらその辺も工夫できるようになりたい。


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