僕たちのフィルダースチョイス 12/17
20
夏休みに入る前の、七月の三連休初日。
朝九時にモリタ塾前に集合する予定なのは、田辺ら大人たち四人と、塁、山口友介、関口大樹ら小学生七人の、合計十一名だ。
これから、レンタルしたマイクロバスに乗り込んで、ハイキングに向かう。
あの日、田辺から招集されて四人で話し合った結果、催し物として実施するのは、約十七キロのハイキングということになったのだ。
そのほかに出た案は野外BBQ(アルコール抜きでやってられるかということで却下)、野球大会(道具と人数と生徒のスキルが足りないということで廃案)、演劇かコンサート鑑賞(チケット代×人数で結構な金額になりそうだったので不採用)だった。
ハイキングは宇賀神の発案である。
「体力的に結構きつくて、教育的要素もあって、みんなと仲良くなれる、というのはハイキングがええんちゃう? 小学生を現地集合させるのは不安やからバスを借りたって二万円くらいやろ」
「いいね。おやつとお弁当は各自が持参してくれれば費用はほとんどかからへん」
田辺は、宇賀神を見習ってペライチの資料を作成し、本部からレクリエーション費用を勝ち取っていた。
「本当に遭難してまうような山登りはやめておこうよ」
藤原の懸念はごもっともだった。
「どこかの高い山頂を目指すのではなく、あくまでハイキングにしよう。大人四人で引率すれば、まず大丈夫やろう」
権藤が言うと、宇賀神が手を挙げた。
「いや、引率は四人ちゃうで。俺はみんなを降ろしたあと、バスをゴール地点に移動させて待ってるから、引率は三人や」
「えぇっ、マガジンは行かへんの?」
田辺が大きな声を出した。
「俺は、野球時代のケガで膝をやっているから、そんな長距離は歩かれへんのや」
「マガジンが言い出しっぺやのに……」
藤原はまたもやごもっともな発言をしたが、宇賀神はケロリとしていた。
「俺がやりたいことを提案したわけやない。バスの送り迎えがついてくるんやから文句はないやろ。親御さんたちも安心やで。コースはだいたいこんな感じな」
宇賀神は自分では歩かないくせに、スマホを操作しながら、だいたいのコースを示した。
「当日はルートマップを用意しといたるから、がんばってきてくれ」
三人は呆れるやら感心するやらで、言葉が出なかった。
当日の朝は、マガジンは遅刻することなく、九時前にレンタルしたマイクロバスでやって来た。
田辺がモリタ学習塾の前でみんなを出迎えるために立っていると、リュックサックを背負った小学生たちにつづいて、大きな荷物を背負った権藤がゆっくりと現れた。
背中の荷物だけではなく、山用ブーツに鮮やかなオレンジ色のTシャツに、深緑色のツバ広の帽子、それにトレッキング用ストックと完璧な装備だった。
「えらく立派な格好やな」
田辺が声をかけると、権藤は得意げな顔をした。
「今日はだいぶ暑なりそうやから、水筒の水がなくなった人のために水を四リットルと、非常時のための食糧も念のため持ってきた」
藤原は運動靴とジーパンに、白と紺のボーダーのシャツという、いまから映画館にでも行くような、ほとんどアウトドア感のないいでたちだった。
「おクゲ様は、やっぱり浮世離れしとるな」
バスから降りてきた宇賀神がぼそりと言った。
「クゲはリュックですらないんかいな」
権藤が彼我のチグハグさに首を左右に振った。
「持ってなかったんよ。でも絆創膏とか救急セットと予備のモバイルバッテリーは持ってきた」
「用意がええのかなんなのか、ようわからへんな」
塁と友介が連れ立ってやって来た。関口も悪ガキ仲間二人といっしょに最後に到着した。
バスが走り出すと、最前部の席に座った田辺塾長が、後方の生徒たちに諸注意を述べ伝えた。
「ハイキング言うても、今日歩く十七キロはきっとみんながこれまでに歩いたこともないようなキツい距離やと思います。水はがぶ飲みせず、十五分に一回ひと口飲む感じで。
休憩は何度もとりますので、まわりのみんなとはぐれないよう、仲間といっしょに歩きましょう」
「先生、おしっこしたなったらどうすんのー?」
手を挙げて元気よく訊いてきたのは関口だった。
「これだけ暑いと、さっき言ったように、十五分にひと口くらい水を飲んで歩くと、おしっこはそんなに出ないはずです。もしそれでもしたくなったら、私に言ってください。緊急のときは森の中で立ちションですね。あ、女子も二人いたな。すみません」
「うんこはー?」
とつづけて、関口は自分でぎゃはははと笑った。
「うんちも同じです。私がスコップを持ってきました。そうならないように、神社に着いたら、まずトイレに行きましょう」
町の南東部にある伏見稲荷神社がスタート地点となる。
バスを駐車場に停めて、一向を降ろすと、早起きだった宇賀神は伸びとあくびを同時にした。
「さて、俺もお参りするところまでは付き合うわ」
宇賀神は、出発する十名といっしょに本殿まで歩いて、賽銭を入れると柏手を打った。
うしろにいた塁に気づいた。
「きみたちみんなが、無事にたのしい一日を過ごせるよう祈っておいた。塁もやれよ」
宇賀神は、財布から硬貨を出して塁に渡すと、二礼二拍手一礼のやり方を教えた。
「まぁ、作法はいろいろあるけどな、肝心なのは祈ることや。神様に感謝して、ようお願いしておけよ」
「なにを?」
塁は宇賀神を見上げた。
「なにをって、塁が願うことを、や」
塁は習ったとおりの動作をして、口をもぐもぐ動かしながら何事かを祈った。宇賀神の目には、それが「おかあさん」というかたちに動いたように見えたが、なにも訊かなかった。
「じゃあ、がんばれよ。目指せ、植村直己、野口健だ」
宇賀神は塁と拳を合わせるいつもの挨拶をした。
「誰?」
塁が尋ねたので、宇賀神は「マッキンリーで行方不明になった登山家だ」とも「『落ちこぼれてエベレスト』に登ったアルピニストだ」とも答えられず、
「有名な山登りのひとたちや」
とだけ簡潔に答えた。そして、前方にいる田辺に声をかけた。
「俺は三時には山の下で待ってるから。なにかあればケータイに電話してくれ」
「わかった。では、行ってきます」
稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社は、朱色の鳥居が延々とつづく石段の参道がある。
本殿付近では、朝十時前の陽光に地面からの照り返しが合わさって、トースターの中のパンのような気持ちにさせられたが、鳥居のトンネルを歩くと、不思議と空気がひんやり感じられる。
先頭を歩く田辺は振り返って、合わせ鏡の世界に迷い込んだような一団を最後尾まで確認した。真ん中あたりに権藤が、最後尾に藤原がいてくれていた。
緩やかな坂を上ったり、息を切らせて石段を昇ったりするうちに鳥居はなくなり、代わりに盛夏の濃い緑がすぐそばに迫るようになった。
広さ十帖くらいの広場に出た。岩壁によって行き止まりになっていて、小さな祠とキツネの石像があった。
生徒たちが立ち止まって汗を拭いて、水筒の水を飲んだ。
ひと休みすると、子供たちはキツネの像を眺めて、その吊り上がった眼とほくそ笑むように半開きになった口を見て、口々に「怖い」と言い合った。
藤原がその輪に入って説明した。
「怖くなんかないよ。稲荷神社のイナリというのは『稲が生る』からきていて、五穀豊穣、つまり『お米がたくさん獲れますように』という願いが込められている。おキツネさんは白狐といって、その神様に仕える番犬、というか番ギツネなんだ」
それを聞いて、生徒たちは「ふうん」と声を漏らしたが、関口は、「おキツネ」と聞いて、「おケツね! おケツね!」とはしゃいだ。
さらに、塁の短パンの裾を引き下げて、「おケツね!」と尻を出そうとした。
塁は露骨に嫌な顔をして、短パンの上を握って避けようとしたが、関口は執拗に追い回した。
権藤が関口のケツを蹴った。
「ええ加減にせえ」
「いてえ!」
「お前、バチ当たんで。神様の前やからな」
権藤が白狐を指さすと、関口はシュンとなった。
田辺は宇賀神が用意してくれた地図を開いた。そこに書いてある通り、行き止まりに見えた祠の左手に道はつづくようだ。
そこから先は神社の敷地を出て、小径はいったん下り、稲荷山の森の中を再び登っていく。
背の高い木々に囲まれて、山道は薄暗い。本当にキツネでもタヌキでも出そうな、ちょっと気味の悪い静けさに、生徒たちも口数は少なくなって、しばらくはサリサリと落ち葉を踏む足音だけがした。
人里に近い小山なので、道はよく整備されていた。傾斜が急なところは木段になっていて歩きやすい。分かれ道はなく、ただ道に従って歩けばよかった。
山道は緩やかにくだり、小川を渡ると住宅地に出た。
稲荷山の標高は二百メートルもないが、それでも下りると熱気が一段ちがう感じがした。アスファルトと民家と太陽に上下左右を囲まれ、逃げ場がないような息苦しさだった。
宇賀神のくれた地図によると、坂道を上がった先に石段があり、そこからまた土と草の道に入る。なにも知らなければ見過ごしていただろうが、石段に入る前に「京都一周トレイル」という手製の文字と矢印を示した看板があった。
田辺はこの町に住んで長いが、市内にこんなハイキングコースがあることは知らなかった。家から駅までの道、買い物に行くスーパーやドラッグストアの周辺以外に、町を散策したり、馴染みのない界隈を探検してみたりする好奇心をどこかで忘れていたことを小さく悔いた。
「僕に子供でもいればな……」
と、ふと自分の境遇のせいにしようとしたが、同じく子供のいない宇賀神はこのハイキングコースを以前から知っていたか、自ら探してきたのだ。
杉林の間をしばらく歩いて、再びアスファルトに出たので、ここでまた休憩をした。時刻は十二時十分前。
もっとも気温が上がるころになり、田辺は「天気がよすぎるよ……」と、汗を拭いて空を振り仰いだ。
雲はほとんどなく、飲んだ水はそのまま汗で出てくるような感じがした。
国道の下を徒歩で抜けられるトンネルがあった。中はひんやりとして気持ちがいいが、昼間でも暗くてじとっと湿った地面は気持ちが悪い。
一行は無口でそこを通り抜けようとしていた。
「わっ!」
大きな声に田辺が振り返ると、関口が塁をうしろから驚かそうといたずらしたようだ。
「なんだよ」
塁はあまり驚いた様子もなく、ひと言だけ言い残して、田辺のそばまで速足でやって来た。
「ビビッて逃げた」
関口が憎まれ口を叩いて、まわりにいた子らに「なあ?」と同意を求めた。悪ガキふたりは「驚いてやんの」、「ダサいわ」と口々に言い合ったが、女子たちは軽侮の視線を送った。
ここから清水山に入る。低山に入ったり、町に出たり、子供たちでも飽きない、よいコースだった。
藤原がうしろの方で女子生徒たちに、山に咲く花やシダ植物の説明をしていた。男子生徒たちはトカゲを見つけて、捕まえようとして逃げられた。
清水山の頂上は公園になっていて、自動車でも来られるようになっていたが、ほかに人影はなかった。
田辺はすでに汗みずくになり、手ぬぐいで顔を拭ってから時計を見た。お弁当の時間にしよう。
大きな日よけの屋根があり、その下に切り株型の椅子がいくつもあった。そこに座って食べる者、木陰の地面に座る者、岩の上を選ぶ者など三つのグループに分かれたので、大人三人はそれぞれに混じって食べることにした。
田辺は屋根の下で、塁と友介と腰を下ろした。腹は減っていたが、汗がひかないことには、まだ食べる気にならない。
「どう? ここまで」
「疲れました」
「どうって?」
友介は意を汲んで答えたが、塁には「どう?」では通じなかったようだ。田辺は疲労から言葉を端折ってしまった自分を反省した。
「塁くんはまだまだ歩けるか?」
「あとどれくらいですか?」
鼻の頭に汗を浮かべた塁が訊いた。
「まだあと半分くらいやな」
「大丈夫です」
「よし、ちゃんと水を飲もうな」
「はい」
弁当を食べ終えたころを見計らって、藤原がみんなに塩飴を配った。
飴は甘いものだという先入観がある子供たちは複雑な表情で甘じょっぱい飴を舐めていたが、関口は口に入れると「マズ!」と顔をしかめて吐き出した。
ハイキングは最後のひと山にさしかかった。
標高四百メートルと少しの大文字山だ。
田辺は入山口の前で、全員に向かって告げた。
「さて、地図によると、ここから大文字山を登って頂上まで行きます。だいたい一時間ちょっとで行けるはずですので、最後のひとふんばりをお願いします」
元気のよい返事を期待したが、七人の小学生たちはかなりバテた様子で、「はぁ」と「はい」の中間のようなため息で応えただけだった。
権藤と藤原も同様だった。
「ジュン、思ったよりキツいものやな」
「ちょっと、舐めてたかもしれんわ……」
序盤から急登だった。木段の山道を一歩ずつ登ると、つぎは岩の階段になり、さらに脚だけでは登れないような段差もある岩場になった。手で岩の凸部を掴んで体重を引き上げなくてはならない。
滑落や転倒の危険がある箇所では、権藤が「三点支持」を生徒たちに教えた。これは、二本の腕と二本の脚のうち、いずれか三つを地面や木の枝や岩に触れてバランスをとって進む方法のことだ。
「岩に足を置くときは、グラグラ動かへんか一度確認してな」
山の南東側を登っていくので、午後の太陽が横面を、首筋を、腕を、ジリジリと灼いた。
トンビが、羽を広げたままの姿勢で青空を優雅に旋回していた。田辺の目には、それは糸に吊られたおもちゃのように、ウソっぽくすら見えた。
道がようやく平坦になって、木々に挟まれた日陰で小休憩をとった。「このまま頂上が出てこないかな」と誰もが思ったはずだが、すぐに先は遠いことを思い知らされた。
登っては左に曲がり、また登っては右に曲がる、つづら折りが目の前に現れた。
関口が塁の帽子をつついた。
「塁、お前はいつもみたいに、真っすぐに登ってみろや」
「なに言ってるんだよ」
「真っすぐ行ってカクッと曲がるのと、山道をジグザグに行く俺たちとどっちが早いか、頂上まで競走しようや」
「いやだよ」
塁は挑発に乗らなかったが、関口たち三人は一番乗りを競って塁を追い越していった。
「関口くんたち、私より先に行くのはあかん」
田辺のことも追い越す勢いだったので、それは制止した。
「山は急いではいけないんです。小さな歩幅で、自分のペースを守ってください」
三人は不服そうな態度だったので、田辺は自分で言っておきながら、自らにいっそうムチを入れて、歩を早めざるを得なかった。「たのむ。もう頂上が見えてきてくれ」と祈りながら、規則的な呼吸を繰り返して、足元だけに集中した。
緩やかな坂道が真っすぐに伸びて、あたりにこれ以上高いところは見えない場所が近づいてきた。
「あれが頂上だろう」
田辺が背後の生徒たちに言うと、関口らが走り出した。田辺は止めなかった。
「ほんまや!」
「ゴールや!」
「一番!」
田辺も山頂に追いつくと、バックパックを背中から降ろした。
「ここがゴールだと思ってたら痛い目を見ますよ。まだ下りがあるんやから。でも、いったん休もう」
しんがりを務めた藤原もやって来た。あまり疲れも見せず、縞々のシャツにジーンズ姿は、まるで駅前での待ち合わせに現れたような雰囲気だった。
「あぁ、いい眺めやな」
大文字山の頂は、西側がひらけていて、自分たちが住む町が一望できた。それぞれが自分の家のあたりや、大きな工場やお寺など、馴染みのある建物を指さして、晴れやかな笑顔を見せた。
「見てごらん」
田辺が指し示した南西の方角には、一行がスタート地点とした朱い鳥居と本殿が小さく小さく確認できた。
「あそこから、あの山を通って、あのあたりでお弁当を食べて、ここまで歩いて来たんやね」
塁はなにも言わずに、ちょっと霞んで見える町の景色を眺めていたが、その目元、口元には達成感がにじみ出ていた。
山の風が汗で濡れた身体に心地よくて、田辺は大きく息をついた。夏のにおいを胸いっぱいに吸いこんだ。
権藤が田辺の傍らに立った。
「よう見えるのう。ここから石を投げたらマガジンに当たるんちゃうか?」
それで思い出して、田辺は宇賀神に「山頂に到着。そちらには三時を過ぎると思う」とテキストを送信した。
彼はどこでなにをして待っているのかわからないが、「了解」とすぐに返信が届いた。
藤原がショルダーバッグからカメラと小さな三脚を取り出して、全員で集合写真を撮った。
「さて、下りるぞ」
田辺は自分を奮い立たせるような口調で言った。
「登りが一時間ちょっとだったので、下りにも四十分くらいはかかるはずです。道は一本ですから迷う心配はありませんが、油断せずに最後まで歩きましょう」
ここからの下山路は、つづら折りをただただ下って、最後は川沿いの砂利道を歩く。
だが、田辺が歩き出すと、わりと早い段階で膝が笑いだした。登りのように息が切れることはないが、足がぶるぶると震えて、すでに体力をかなり消耗していることを痛感した。子供たちの方が元気なくらいだ。
権藤はストックをうまく使って、淡々と歩いていた。
「それ、もう一本ないか?」
田辺はないと知りつつ、尋ねた。
「ないけど、使う?」
権藤が差し出した杖を、「すまん。膝にきている」とありがたく受け取った。
進む速度が落ちた田辺を、関口たち三人が走って追い越した。
「こら」
「迷うことはないって言うてたから、ええやんか!」
田辺が止める前に、彼らは走り去ってしまった。追う元気もなかったので、黙認するほかなかった。
下山道は北の斜面になるので、岩にも樹木の幹にも苔が生えていて、土も湿った感触があった。たまにぬかるんだ場所もあるので、特に段差の下では気をつけなくてはいけない。
田辺は足よりも先に杖をついて、なるべく膝への衝撃を小さくして歩くよう努めた。
木々の枝にはサルオガセがだらりと下げた指のように垂れ下がり、陽光の差し込まない陰の山道では、湿度が息苦しいほどに濃かった。
黒っぽい岩壁がそのまま階段の役目をして、左へ急カーブする角にさしかかった。田辺は右手から左手に杖を持ち替え、あけた右手で岩を掴んでバランスを取りながら段をひとつふたつみっつと、下りようとした。
あやうく人を踏むところだった。
「おっと、どうしたんや⁉」
関口大樹が、谷側の地面に座りこんで、片方の足首を両手で押さえていた。
「痛い痛い痛いよ」
(つづく)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?