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「スナワチ大阪ストアが3周年を迎えました」

昨年の2周年は、緊急事態宣言下で静かに迎えましたが、3周年もまさかの緊急事態宣言の真っただ中でございます。
とくにお祝いのパーティができるわけでもなく、さびしい限りです(と、途中まで書いていたところ、友人たちがバーボンや祝いの品を持って来てくれました。ありがとうございます)。

コロナ禍のこの一年、近所を歩けば、なくなった会社や閉鎖したお店も多いです。大阪の中心地である心斎橋筋商店街でも閉まったままのシャッターと、「空室」の貼り紙が目立ちます。
ほんとうに100年に一度の災禍の中で生きているのだなぁ、と実感します。
スナワチはよくがんばりました。

この一年を振り返ると、よくぞ持ちこたえたものだと自分でも不思議な気持ちすらします。
以前のレザーコラムにも書いた通り、レザー製品というのは、自分がこの先何年も元気で暮らす前提がないと、わざわざ買わないモノなのです。
明日はどうなるかわからないという不安が蔓延する時世には、レザーなんて買ってる場合ではないのです。
ですから、来店するお客さんが少ないならオンラインで売れるかというと、そう単純にはいきません。

オンラインだけでは、レザーの手触り、個体差のある色、心が沸き立つような独特のにおい、これらをお伝えすることができないからわざわざストアを構えているわけで、”Real Things”にはリアルな場所が必要なのです。

弊社は5月決算なので、5月半ばの現時点でははっきりとはわかりませんが、コロナを生き抜いたこの一年、なんと前年比で売上は伸ばしました。
信じられないことです。なにをどうやったのか、自分でも一部記憶がありませんので、よくわかりません…。
私は数字にいい加減な経営者ですみません。要するに、なにも来期への参考にならず、暗中模索のスタートをまた切ります。

3年に亘り店舗スペースをシェアしてきたOUGI後藤さんも先月、近所に引っ越して独立を果たしました(取引先としての関係は変わりません)し、新たに置くことにした「前田将多厳選 スナワチ書店」もどれだけ需要があるかわかりませんし、不安はたくさんあります。
先のことはわからないことばかりです。だって、会社員を辞めた2015年6月の時点で、こんな6年後は予想できませんでしたからね…。

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おかげさまで、なんとかたのしくやっております。
今夜は、ストアを訪ねてくださったお客さんたちのこと、遠くから注文をくださった顧客の皆さんのこと、取り扱いブランドのレザークラフツマンたちのこと、いつも一生懸命なジョージ店長のこと、助けてくれた友人たちのことを想いつつ、いただいたバーボンでもやろうかな、と思います。

そんな感謝の念をかたちにしようと、少しばかりの記念品を用意しました。
スナワチ・マグです。

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数がなくなるまで、1万円以上のご購入に対してさしあげます(オンライン/オフラインを問わず)。
現在、岐阜県の工場で製造中のためまだ手元にないのですが、いまお買い上げくださっても後日ちゃんとお届けします。

気が滅入るような大変な時期はまだもう少しつづきそうですが、皆さんにとって、スナワチにとって、これからたくさんいいことが起こりますように。
BIG THANKS from Sunawachi.


「愛せるモノを、持たないか?」
スナワチ大阪ストア
大阪市西区阿波座1-2-2
06-6616-9626
sunawachi.com

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