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新型コロナ罰則付き条例に期待~政治は嫌われてもやらなければならない事がある~

吹田市議会議員の松尾しょうたです。
新型コロナウイルス感染症対策として、東京都議会(定数127)の最大会派・都民ファーストの会(50人)が検討する罰則付き条例案が話題となっている。都民ファーストの会は過半数が無いので他会派の賛同を得る必要があるが私は個人的にこの条例に期待をしている。

誤った理解が広がっている

新しいことをやろうとすると必ず不安や懸念をマスコミが煽り、誤った理解が広がる傾向にある。国民一人一人がメディアリテラシーを高める必要がある。
話は戻って、この条例の間違った理解とは
「コロナに感染しただけで犯罪者扱いされる」
というものである。当然そんな事はないので安心頂きたい。

条例の目的は特措法を補うこと

この条例の内容は
◇陽性者が就業制限や外出自粛要請に従わないで他人に感染させた場合
◇事業者が休業や営業時間短縮の要請に従わないで一定人数以上の感染を生じさせた場合
◇感染の疑いがある人が正当な理由なく検査を拒否した場合
に過料五万円以下を科すものであり当然、万全の対策をしてもコロナにかかってしまった人が犯罪者扱いされたり差別されたりはしない。

その上で本条例によれば
・緊急事態宣言中、要請に従わず営業しつづけたパチンコ店やホストクラブが感染を拡大させたら過料がとれる
・陽性となり自宅やホテルでの待機が求められているのに無視して旅行やカラオケに行ってしまう人が感染を拡大させたら過料がとれるようになるのだ。

過料をとることが目的ではない

もちろん過料をとることが目的ではない。
上記で述べたような、自粛要請を無視する店舗や待機すべき人が遊びに行ってしまい感染を広げるといった事を抑止することに必ずなると考える。
世論調査では半数が支持してるというので東京都は勇気をもって進めてほしい。
政治は有権者に嫌われても良い社会にするために進めなければならない事がある。都議選は来年なので有権者に好かれたい気持ちは痛いほどわかるが、東京都議会議員の皆さんの「正義」を信じている。

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