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-雑談-冷静な対応を(内定問題)

「“”手に“”論文を書く」人、“勝小”です。
(当noteの前提・諸注意等については、こちらの投稿をご参照ください。)

実際に内定取り消し等を受けた方へ:下記の厚生労働省発表(リーフレット)によれば、労働局やハローワークへ相談することが推奨されているようです。

迅速な行動と冷静な判断でこの“非情事態”を乗り越えて頂きたいと願っています。

※目次の項目だけ目に留めて頂ければ、本稿の概要が伝わるように書いております。お急ぎの方は本稿全文を読むよりも、的確な情報収集と迅速な行動に移ったほうが良いかもしれません。(一度冷静になるために、本稿がお役に立てば幸いです。)

厚生労働省報道発表-2020.02.13-

2020年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動及び2019年度卒業・修了予定等の内定者への特段の配慮について要請
(厚生労働省HP)

この春から新社会人になる予定の方や就職活動中の方にとって、非常に不安な状況にあるかと思います。(「その不安な気持ち、わかります」と安易に言えない程の状況かも知れません。)

企業によっては臨時採用選考の実施もある

調べてみる限り、いくつかの企業では臨時採用選考の実施のアナウンスがなされているようです。

いくつか私の方でピックアップしても良いのですが、後述する問題もあるので、ハローワークや大学等の就職支援課を頼ると良いかと思います。

このように手を差し伸べてくれる企業・団体が出てくると思いますので、ふさぎ込むことなく、そのような企業・団体へ手を伸ばしてみても良いかもしれません。

ただし、ブラック企業も混ざっているかもしれない

純粋な善意や成長企業で人員募集をしている企業に溢れていると信じたいのですが、残念ながら社会はそこまで優しくない部分もあります。

時間的余裕や精神的余裕がない状況での判断は非常に危うく、そこに悪意を持って漬け込む大人がいるということは肝に銘じておいてください。

ハローワークや就職支援課等に聞いてみれば、過去の就職氷河期の経験に基づいた対策があるかもしれない

1990年代のバブル崩壊や2008年のリーマンショックを受けて、就職氷河期と呼ばれる時期を日本社会は経験しています。

「上の世代でも経験していることなので、甘んじて受け入れろ」と、言いたいわけではなく、過去の経験を生かした対策が(万人にとって最適解でないにしろ)少なからずあるということは頭の片隅にでも入れておいてください。

横のつながり(友達や就活仲間等)に相談することも良いかとは思いますが、先人の知恵を頼ることも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

少なくともリーマンショックの頃は、
・希望留年制度の利用
・大学院への進学
等の選択肢もありました。
(このタイミングで同じ選択肢を取るのは難しいかもしれませんが)

今後の流れで「9月入社に向けた臨時採用選考(仮)」とかが、出てくるかもしれません。就活生を食い物にする悪い大人がいることは事実ですが、就活生を応援したいと思う大人もいるはずです。

そのような情報は、ハローワークや大学等の就職支援課に集まってくると思いますので、まずは相談をお勧めします。

今となっては内定を切られた会社・業界が就職先の最適解ではなかったのかもしれない

辛く険しい就活の道のりを超えて獲得した内定が、手元からこぼれ落ちていくことは悲劇であると思います。簡単に気持ちを切り替えることは難しいとも思います。

ですが、方々でも言われている通り、仮に入社できたとしても
・試用期間後に解雇されるかもしれない
・当初予定していた部署・職種ではないかもしれない
・業績不振で報酬に見合わない労働になるかもしれない
・近い将来リストラや倒産があるかもしれない
・目指していた業界全体が斜陽産業になるかもしれない

といった、負の可能性を思うと、
内定取り消しは「悲劇」かもしれませんが、「最悪の事態が回避された」と解釈する余地もありそうです。

新たに出会った会社が天職になるかもしれないし、転職で目指していた業界に戻る選択肢もある

辛い状況かも知れませんが、今後の選択肢を狭めないためにも、ここは何とか踏ん張って頂きたいと願っています。

・数ヶ月~数年は長い目で見れば、取り返せる余地はあります
・新たに出会った会社が天職になる可能性もあります
・その会社の経験・スキルが転職市場に役立つかもしれません
(役立つように、貪欲に業務経験を積んだ場合)

そして、新たに出会った会社・業界への誠意は忘れないで欲しいと願います

「内定辞退の仕方が不誠実すぎたため、その会社が追加募集をしているが気まずい」とかがあるかもしれません。

(内定辞退そのものは必要悪なのかもしれませんが、)あまりにも誠意を欠いた対応をしたことで、今後の自身の選択肢を狭めているかもしれません。

同様に、今後新たに出会った会社・業界との縁も(仮に転職して離れることになっても)大事にする。そうできるような会社・業界との出会いがあることを願っています。

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