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新刊 画本『耳泥棒』寝暮・著

ちょっと怖くて、ちょっとかわいい。ちょっとシリアスで、ユーモラス。シュールなのに、いつのまにか、読む者を意味まみれの沼に引きずりこまれそう。
現代絵師の寝暮の最新作は、ある一冊の詩集から始まった。その詩集とは、書肆梓から同時出版される『七つの海』山内聖一郎・著。
死臭ただよう不気味な言葉たちの煉獄。そこからの脱出口はあるのか、ないのか。
意味を超えて響きあうふたつの作品が、それぞれ独立しながら、読者を迷宮の森へと誘ってくれます。
セリフのないシュールな画本と現代詩の極北とのスパークもお楽しみいただけます。

目次:
石の夜/鉄環/除染後/神の遺書/姉さん/霧月/鍬髪/泥和/カメ女/飛来/敗神/召使の埋葬/凍源/暗喩の深海/動刑(コクピット)/油断せず祈れ/野界/鉄の湖/あくる年、城は/日本資本主義發達史講座/睡蓮鉢にメダカを/片腕の森/捨てられた女、と海/昼魔/廃線の先に
(同時出版の書肆梓・刊『七つの海』と同じタイトルが並びます)

著者情報
●寝暮(ねぼ)
現代画絵師。著作に『相変わりもせす』(書肆梓)

B5判 オールカラー 110ページ
ISBN 978-4-910260-05-1 C0079
¥1,650 税込

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