とお喜利#4 番外編

本編はこちら↓

シリーズものが2つ、〆切直前に送られてきてたので今回だけ特別にまとめようと思います
めちゃくちゃ時間ある時に読んでみてください

あと意外と気にしてくれてるみたいなので、投稿数ランキング最後におまけでつけときます!よろしくお願いします

【お題】「もう旅行するの辞めようかな」と思った出来事

お題貼る意味ない

神聖とお喜利帝国

我らのとお喜利を守れー!
(神聖とお喜利帝国 新参兵)

負けるなー!怯まず立ち向かえー!
(神聖とお喜利帝国 新参兵)

お前らこれを訓練だと思うな!今まさに自分は奴等と戦っているんだと思って取り組め!一切手を抜くんじゃないぞ!
(神聖とお喜利帝国 部隊長)

練兵場には木剣と盾のぶつかり合う音が絶え間なく鳴り響く。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

クックック………無駄だというのに。
(神聖とお喜利帝国 窓から覗く影)

【とお喜利】とは2000年以上前この地域で行われた、お題と回答が記された木片を麻紐でくくり、風船で飛ばすことで奉納とする大喜利が元となった神事に付けられた名前である。とお喜利によって得られる加護により神聖とお喜利帝国は発展を遂げ、面積はアジアの三分の一ほどにまで拡大された。
(とお喜利の興り)

しかし、国が大きくなるにつれとお喜利の扱いはぞんざいなものになっていった。飛ばすのは回答の書かれた木片だけになり、その内容もお題と関係のないものが多くを占めている。現在のとお喜利はもはや、鍵垢ツイートと言ってもいいだろう。
(とお喜利の歴史)

(神聖とお喜利帝国の軍隊【KoT -ナイツ・オブ・とお喜利-】はとお喜利でお題と関係ない回答をし、帝国の国力を削ごうとする勢力と戦うために集められている)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

(俺もとお喜利を守るため、小さい頃から剣の腕を磨いてきた。とお喜利のためならこの身を投げうってもいい。その覚悟をもって俺はここに立っているんだ)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

(しかし、)
(入ってみるまで気が付かなかったが【KoT -ナイツ・オブ・とお喜利-】は異常だ。上官からの命令は絶対であり、理由は一切教えられることはない)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

(それだけじゃない。北海道の【KoT -ナイツ・オブ・とお喜利-】の総数は3万。だがその9割強が奴等とは関係のない、函館の夜景が一望できる丘の警護に注ぎ込まれている)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

(兵たちの間でも不満は募っていくばかりだ。俺たちは函館の夜景を守るために【KoT -ナイツ・オブ・とお喜利-】に入ったんじゃないのに)
(今日、故郷から山を一つ挟んだ村が奴等に襲われた。かろうじて逃げのびた数少ない村民も傷が深くて助からなかった。どれもこれも村に兵がいなかったからだ)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

(故郷が、俺をここまで育ててくれた母が、一回ちゃんとした回答で参加してくれて、次の回には参加してくれなかった人たちが、襲われる)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

w

(二、三日ぐらいか、力の限り、走り続けよう)
(今夜、ここを出れば間に合うはずだ)

(神聖とお喜利帝国 新参兵)

神聖とお喜利帝国は元々ある王国の一部であり、中でも北海道地方はとお喜利の加護によって急速に発展していた。古くから伝わるとお喜利の力に目を付けた王国はとお喜利の力を北海道から奪い首都へ注ぎ込もうとしたが、地元民からの反発は激しく、ついには独立を許した。また、このとき独立のために戦った者たちがKoTの元となっている。
(神聖とお喜利帝国の歴史)

朝方、山間部の小さな村には異様な雰囲気が漂っていた。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

一応まだ荒らされてはいないか、だが人が出歩いていない。皆が無事だといいけど。
(神聖とお喜利帝国 新参兵)

あら!アレク、帰ってきてたのね。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

母さん!無事だったんだね!
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

私は大丈夫、でも………
あの山を見てくれる?
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

煙?
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

そうよ、北の山に奴等が陣を張ってる。
………昨晩、奴等から伝令があったの。
「一日やる。この村と、とお喜利に使う社を明け渡せ。村に残った者たちは我々の敵とみなし、皆殺しとする。」
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

だから人が………だったら、母さんもすぐ逃げた方がいいよ!村やとお喜利の社も大事だけど、命の方が大事だ!
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

無駄なの。逃げても無駄。奴等は私たちを生かしておく気なんて初めからなかったの。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

集会所の前にこんなものが置いてあってね。
伝令の後、何人か村を出ていく人もいたの。でも山から銃声が聞こえて………
どうせ死ぬのなら、私はこの村でとお喜利と共に死ぬわ。でもあなたは生きて。生きてこの国を、とお喜利を守って。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

………。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

奴等がこの村を襲うのは今日の夜。それまでに少しでも、振り返らずまっすぐ行くのよ。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレクの母)

………………………………………………………………………。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

口は動かず、耳も聞こえてはいるがその内容を受け付けはしなかった。一刻も早くこの村を出なければ、このまま手も足も冷たく動かなくなってしまうだろう。アレクは逃げるように村を出た。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

はぁ、はぁ、くっ、ううっ………はぁっ、はぁ、
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

辺りから建物は消え、道なき道を進む。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

はぁ、はぁ、くっ、ううっ………はぁっ、はぁ、
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

道なき道は徐々に険しくなり、焦る足を落ち葉が滑らせる。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

はぁ、はぁっ、はっ、うぐっ!
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

木の根が作る窪みに足を取られ、遂に足が止まる。転んだ拍子にアレクの目が一瞬、村を捉えてしまった。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

村は赤く、燃えていた。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

そ、そんな、まだ、まだ日が暮れていないじゃないか!なんでそんな、どうして………
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

故郷を失うことも、気分で村を襲う時間を変えるような相手であることも知っていた。
しかしその現実が眼前に現れた時、自分にできることの少なさが彼の勇気を、誇りを、体温を奪う。
巻き上がる黒煙は星空を塗りつぶし、この国の行く末を占っているかのように思えた。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

神聖とお喜利帝国は、お終いだ。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

逃げたってどこにも当てはない。あったとしても、また襲撃されるだけだ。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

日が落ちる。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

どうせ死ぬ身だ。最後にこの国を殺す大悪党の顔でも見て死んでやろう。少しの隙でもあれば刺し違えてやる。
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

アレクは一人、煙に隠れた北極星へ踵を返した。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

一、とお喜利は社の中で白装束を着て行う事。
一、とお喜利が行われている社には何人も近づいてはならず、妨げることのないようにする事。
一、とお喜利を行う者は三日前から何も口にしないようにする事。
一、とお喜利を行う者はその責務を必ず最後まで全うする事。
(神聖とお喜利帝国 とお喜利鉄の掟)

村を壊し終え社を見に行っているのだろうか、急造で作られた陣には人が少なく、意外なほど簡単に潜入することができた。アレクは1つだけ装飾が豪華なテントを見つけ、中に入った。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

ここまで辿り着ける兵がこの神聖とお喜利帝国にいたとはな。
(神聖とお喜利帝国 人影)

国王!?どうしてこんなところに…
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

どうしてだと?兵のいない村を燃やし滅ぼすため、各地の社を破壊するため、とお喜利を我が物にするためだよ。
我々の手によってとお喜利はお題から、開放されるのだ。
(神聖とお喜利帝国 国王)

これ俺のことか?

国王!とお喜利は古来、神にお題とそれに対しての回答を奉納する神聖な儀式だったはずだ!
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

普通の大喜利ではそうかもしれんな、しかしここは【とお喜利】
(神聖とお喜利帝国 国王)

とお喜利はもはや、我々の手に落ちた。
見てみよ、とお喜利を考えている者のメモアプリを。誰一人としてお題がコピペしていないのだ。この意味が、お前にも分かるだろう。
(神聖とお喜利帝国 国王)

わしはここに宣言する!
とお喜利からのお題完全撤廃を!
(神聖とお喜利帝国 国王)

お前も過去の慣習は捨て、我々と共にカフェや中央図書館へ行こうではないか。
雀魂でもいいぞ。あっきーなとCPU(普通)も招いて卓を囲もう。
(神聖とお喜利帝国 国王)

やったな

うるさい!お題を読んで回答しろ!
今回のお題は………思い出せない!?
(神聖とお喜利帝国 新参兵アレク)

醜いのう、お前だって遠見について回答したりツイートするまではいかない日々の出来事をとお喜利に流したりしたいのではないか?
(神聖とお喜利帝国 国王)

大喜利をするなら天文台にでも行けばいいだろう。止めを刺してやる、ここでお別れだ。
(神聖とお喜利帝国 国王)

国王がひょいと片手を上げた瞬間、どこからか放たれた矢によってアレクの意識は途絶えた。
(神聖とお喜利帝国 地の文)

とお喜利は国王の手に落ち、本来の大喜利とはかけ離れた、身内しか書き込んでない2ちゃんねるになってしまった。
(神聖とお喜利帝国 とお喜利を守る騎士たちよ永遠なれ)

しかし、あなたのようなとおJ民がいる限り、また神聖とお喜利帝国を元の姿にしようとする者は立ち上がるだろう。我々にできることは、その者の出現を待つことのみである。
(神聖とお喜利帝国 とお喜利を守る騎士たちよ永遠なれ)

終劇
(神聖とお喜利帝国)

長いし救いも無いし何なんだ(c)

どういう感情にさせたいんだ

樹上歌人

 これから書きちらすことは、ぼくが旅行を辞めてしまうまでの簡単な顛末であって、しかしながらそれがぼくにとってちっとも訳ないことではなかったから、こうやって書きとめようと思うに至ったのだ。

 スタインベックは彼の旅行記において、以下のように述べている。

『旅行とは結婚のようなものだ。過ちを犯す確実な方法は、自らがそれを制御していると考えることである』

 この点について、どうやらぼくは幸運らしかった__旅行も、結婚も、自分の望むかたちでその行為に参画できたことなんて、果たして一度もない。

 ぼくはしょっちゅう、あるともだちについて旅行に出かける。

 ともだちといっしょに、ではない、というのも、彼は世界で活躍するバスケット・ボール選手で、ぼくはその友人__親しい、友人、ということになっている。

 つまりぼくにとっては旅行である(実際は、彼の手伝いにほとんどの時間を費やしているけれど)のだけれども、彼にとっては仕事、生きることそのものだから__実のところ、ぼくと彼が本当の意味でいっしょに旅行をしたことはまったくないのだ。

 きみとふたりで成田を発ち、あるときはドーハを、あるときはミュンヘンを乗りついではさまざまの土地に向かう「旅」のそのすべてを、しかしぼくはごく鮮明に思いだせるのだが。
(樹上歌人)

読ませる力なんなの

さよならとまたねはちがう(ほんとうに?)やがて成田の朝はつめたい

生きかたを混ぜないようにそれぞれの荷物をそれぞれのボストンに

お土産と呼べばお土産なのだ 都市 とおくの土地でつくる焼菓子

ために ために ために生まれて朝の月 いつまできみのともだちでいる

きっと、ってことばのような冬の日の朝のにおいのするどさのこと

ゆびさせば宇宙だ ふたりおたがいに衛星になることはできない

青空に奥があるなら青空の奥でぼくらは  風のモノポリー

ほあん、ほあん、あくびみたいな音をしてことばは波際のむこうがわ

とて て て と搭乗口を人体の模式のごとくふたりならんで
(樹上歌人)

離陸 いや、リリックだったかもしれず声なき声で口ずさむ歌

さて それがいくつのひかりかたをする? きみは海みて海だーという

島と目を合わせてはだめ名も知らぬ島をいくつも飛びこえるとき

CAのひとって女性だけだ ねー 青が青空を正当化した

コンソメのにおい 博士がきてコンソメの語源は「完成された」じゃよ〜と言って去る

すきっていえばすきってことになるのかなーミュンヘンまでの天気ふらふら

小さなお世話を大きなお世話につめこんで生活は層雲のうちがわ

窓を這う雨 感情がかんたんに活字になってただしさみたい

乗りつぎの足のたのしさ ひとの暮らす街をこんなにも踏み台にして!
(樹上歌人)

離着陸 たとえばスニーカーで踏む土地のあたたかさに驚いて

マドリードの陽光あかるしふたりしてふたりの荷物をベンチにて待つ

ことばひとつ握りしめてはぼくたちの放物線はあまりに青い

うまれたる歓びならば天窓を泳いでおいで、ひかりの子孫

ラウンジに鳩それぞれに降りたちて鳩それぞれにぼくを許せり

あおあおとあおぎ見たりし椰子の葉の空を吸いたるような輻射よ
(樹上歌人)

ひとびとの集う公園ずんとありふたりで泊まるホテルの庭に

星ひとついだいて駆けるいぬ、かれがどれだけちいさないぬであっても

うっすらとポメラニアンの否定形 そのあるじとともに生をゆくとき

夜を焼くように生きている 生きているようにサグラダ・ファミリアを待つ

死ぬ前にトレドの街へ ぼくたちの地図を夜風が描き換えにくる

いいぞもっと夜景 ロマンスじゃないけどロマンかもだね街の明滅

Lo siento. どこにたとえばこの国のすべての花泥棒がつどって

でも、だれかが恋と名づけた……(グラダナに河童がいたらなんと呼べばいい?)
(樹上歌人)

べつべつのベッドにねむればその夢できみの名前を呼んだりしない

異国のきみに異国の寝顔(?)モーニング・コールのすこし前に起きたり

朝にハグ ほんとうはきみにハグだけど、朝にハグ うそつきのユニコーン

おはよー、の声に「おはよう」と返されてそれなのに遠ざかる波際

マグ・カップに和製英語をそそいだら空が遠くて泣けてきました

試合の日のきみはするどい それは比喩じゃなくて、いや、比喩なんだけど うー
(樹上歌人)

関係者席にひとりで座りたる関係__なんの(関係)? とおもってはうちけす

ともだちでたぶんいつまで24秒シュート・クロック・バイオレーション

燃えている! と刹那おもへり赤き蝶の競技場へと迷い入りしを

ひさかたのひかりの器として揺れるきみの腋窩を眺めておりぬ
(樹上歌人)

たとえば詩 たとえば離陸 それぞれの祈りの所作の輝度を思えり

あらわれて ネクターの缶を手にきみが思い出のあらゆる坂道に

Every花、Everyさよなら 体のこと奇跡と呼ぶのはつまらないけど

きみの肌、うつくしかりき。ぼくはぼくの体をいつかゆるすだろうか

日々のことだれに言ってもだいじょうぶだから、笑って……火星に祖国

いつかきみはうれしい 夜に目がさめてそれきり濡れている抽象画

大袋のネズミと小袋のネズミ ともだちでいるのはむつかしい

音楽になりかけている透明の猫にふたりで手を振っていた
(樹上歌人)

(ねむらない・ねむれない)街 眠剤の夢でどちらに○つけている

環状のすべてにいつか囲まれてみないかきっとくるしいだろう

きれーってゆーから枯れるカーネーション(カービーは口語をしゃべんない)

異性婚についてをおもう おもうとき、うわーピアノが鳴ってしまった

花束を悪用される危険性 そうして花屋は順に破壊されたのでした

にせものの浅草通りでできるだけ花屋みたいなひとをさがして

こどもうめー こどもうめー ってただしくてやさしいみんなに頬を打たれり

フェミニズムがお笑いをだめにしたっておじさんがいう なるほどー きゅうり

ぼくらの席に博士がきて同性婚は少子化を進行させるじゃよ〜と言って去る

きみはつよいからつよいまま生きられるはずなのにいつまでも月暈

平気な顔してばかみたい 流星群みたいなことばになぐられながら

東京から見える星々のすくなさよ 異星愛者として空を見る

ちぐはぐの雨だこころだきみというよりきみのジャンパーだきしめる
(樹上歌人)

ボストンにまんじゅう(お土産の)詰めたら飛行機はとぶ。またとぶだった

こしあんに与えられている部分点 生きることのぜんぶの暴力性

あー おとこもおんなもなしに生きたいよ ドーナツの穴ひかりすぎている

永遠のいえの部分の否定形 ねえ 見たいから夢は夢だよ
(樹上歌人)

これらがとおぎりで終わるの勿体な(c)

 スペインの街をきみとふたりで歩くとき、たとえばこの国では、きみときょうすぐにでも結婚できるのだ、と思う。

 ほんとうに結婚したいのかはわからない。

 ぼくたちはふたりの子どもがほしいわけでもない、異性愛の結婚であれば子どもを産めるようなこと、その行為でさえ、とりたててしたいわけではないのだ。

 でもこれからをふたりで生きていきたいというきもちだけはおたがいにずっとあって、そのためには「結婚」という社会的な制度に、ひとりとひとりがつつがなくいっしょに暮らしていくために必要な制度に加わらなければ安心できないから、きっとぼくらはちかいうちにどこかで「結婚」するのだろう。

 そのときぼくの旅行はもう旅行ではなくて、きみの選手としての仕事に内包されてしまう。

 きみの生に内包されてしまう。

 それは、物質的にはいままでとなにも変わらないとひとは言うかもしれないが__ぼくときみとが同じ生をゆくことは、そしてそれが世界のシステムの一部となることは、やはり人間社会においてまったくちがうことなのだ。

 きみがどんな美人で器量のいい奥さんと結婚するのかって邪推してる日本の野次馬たちがみんな黙っちまうくらい、幸せになってやろうぜ、って、そうでも言いきらないとやっぱり不安だから言うのだけど。

 ぼくときみとがつぎの(でも、いまとおんなじでもある)関係をはじめられる場所が、ぼくたちがこの理不尽な(でも、うつくしい)体を得た国であったらすこしだけうれしいね、なんて、さすがに贅沢だろうか?
(樹上歌人)

どういう感情にさせたいんだ!


とお喜利#4 投稿数ランキング

Googleフォームの画面で見れるやつなので、覆面とか諸々はカウント出来てないです 明確なやつだけ足しました ご了承ください ご了承ください?

10位 母の写真 35

9位 アガリブル 40

7位 さめ(さ)  49

7位 かとり 49

6位 板野 57

5位 根岸(ペンギンズマラソン) 66

4位 たきざき 69

(参考) 神聖とお喜利帝国 71

3位 シャープくん(シャープ)  102

2位 魂の裏切りの夜 121

1位 はさあかた 153

たくさんの回答ありがとうございました!

遠くを見ているでした。おわりです。


近いうちに違うトトトがあり〼...。

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