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右の大砲候補の冷遇にカープの未来はあるのか?

ススギジャ!!(  * ' ꒳ ' )

「鈴木誠也、最短で2021年オフにメジャー挑戦へ」 

これは今年の元日、鈴木誠也への独占インタビュー内での発言を受け、とあるスポーツ新聞社が報じたものだ。

鈴木誠也本人が「若い間にメジャーに行きたい。」とコメント。球団側も以前から、メジャー志向を持つ選手の考えを尊重する姿勢を取り続けている。

この状況、カープ球団は鈴木誠也がいない来季以降のカープに向けて、戦力的な準備を始めなければいけないことを意味している。

戦力的な準備とは、次なる右打者の育成。ポスト鈴木誠也の発掘が今季の重要課題と言える。

しかし、この状況下で今のカープ首脳陣の采配に鈴木誠也の流出に備えて右打者を育成しようという意図が見えていない。

代打での起用が続く中で2本塁打を記録している中村奨成、2軍で打率3割前後をキープし続けている正随優弥がいるものの、共に充分な出場機会を与えられていない。

このまま右打者を1軍で積極起用する事が無く、鈴木誠也がメジャーに挑戦をした場合、カープに待っているのはBクラスに低迷する日々ではないだろうか?

・右の大砲候補たち

①正随優弥 外野手

2018年ドラフト6位入団。身長180cm、体重98kgの大型外野手。名門・大阪桐蔭高校時代には、4番も務めた。出身は地元・広島で中学時代に在籍していた鯉城シニアは、同じく大阪桐蔭卒の中田翔が7学年先輩のOB。今では毎年一緒に自主トレをしている。

今季は4月の1ヶ月間でリーグトップの打率.330、29安打、4本塁打を記録し2軍で月間MVPを受賞。期待される中、1軍に昇格したものの、不運にも6打席しか立っていない状況で新型コロナに感染。6月の復帰以降も2軍で打率.288を記録するなど、課題だった率でも結果を残している。

しかし、比較的早い時期から若手にチャンスを与えてきたカープであるにもかかわらず、新型コロナ陽性から復帰以降はたった1度も1軍でのチャンスを与えていない。

②中村奨成 捕手

2017年ドラフト1位で競合の末に入団。広陵高校時代には、夏の甲子園で1大会6本塁打を放ち、大会記録を30年以上ぶりに塗り替えた。プロでの実績は少ないが、地元・広島出身ということもあり、ファンは多い。

今季はプロ初ヒット、初ホームランを記録し、飛躍のシーズンとなっている。課題の守備では、経験がものを言うとされる捕手、今季から挑戦している外野、共に発展途上と言えよう。この守備が、出場機会を減らしている一因となっている。

しかし、守備が苦手なら代打だけでも起用して持ち前の打撃で経験を積ませようという意図がカープ首脳陣の采配から見えてこない。

プロ初ヒットを放った試合から65試合が経過している現在まで、スタメン起用はたった16試合。今季打率.275と好成績を収めているが、同じ投手との対戦が増えるスタメン起用なら厳しい1打席勝負の代打起用に比べ、更なる打率アップや試行錯誤の経験も得られるだろう。

・後半戦に向けて

現在のカープは、チーム成績に関しては最下位を争っている状況。しかし、ファンとしては迫り来る世代交代の波に胸を躍らせている。坂倉将吾、林晃汰、小園海斗は自らの手でチャンスを掴み、5月下旬以降試合に出場し続けている。一方、発展途上の守備があるものの打撃では前者同様、結果を残し続けている中村奨成。不運なタイミングで新型コロナに感染した後も2軍で結果を残し続けているものの、1軍での出場機会に恵まれない正随優弥。現在の最下位を争っているチーム成績、激化する世代交代、鈴木誠也が最短で来年にはカープを退団する状況を鑑みても、彼らへの出場機会を増やし、チャンスを与えて欲しい。

・終わりに

今日、正随優弥のInstagramで以下の投稿があった。後半戦、本人の言うように悔いが残らないように頑張って欲しい。

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