2020年楽曲10選(単曲編)

今年も選んでみました。制約は以下の2つ。

1.配信限定を除き本配信・CD等媒体でのリリース日が2020年である。

2.同一シリーズ・アルバムから複数曲選曲しない。(シンデレラガールズ・ミリオンライブ・シャイニーカラーズからは1曲ずつ)


1.純白トロイメライ/アンティーカ

作詞:真崎エリカ 作曲・編曲:原田篤(Arte Refact)


最も選曲が難航したコンテンツであるシャニマス内ユニットアンティーカの新譜から1曲。c/wです。

ゴシックメタルを基調に変拍子と彼女達の楽曲の中でも間違いなく高難易度な1曲。
オタクの大好物が詰まっている曲でもありますが、真価は真崎さんによる歌詞。
歌詞カードならではの仕掛けとしてサビの「」の中の詞がもうズルい。
プロデュースや各種コミュを読んで彼女達を知れば知る程威力を増す箇所となっています。
原田さんのメロディやアレンジもこの曲に欠かせない要素であり、また素晴らしいことに異論はないかと。

2.いただきバベル(Prod.ケンモチヒデフミ)/黒鉄たま(秋奈)

作詞・作曲・編曲:Kenmochi Hidefumi

夏のAOFにて突如発表された電音部。そしてディザーPVにインストが使われていたのがこの曲。
視聴して頂ければ解って頂けると思いますが、テンションが上がってくる感じがたまらない。そりゃティザーPVに採用されますわ...
ワルい歌詞と秋奈さんのボーカル、トラックの煽り方が上手すぎて気持ち良さを感じてくるほど。
恐らく個人的に今年一番聞いた曲かも。

他の楽曲のクオリティも非常に高く、この界隈への入り口としても最適なコンテンツだと思います。(私もAOF以降でこんなに聴くことになるとはおもっても入ませんでした)


3.ラブしい/花譜&KizunaAI

作詞・作曲・編曲:川谷絵音


間違いなくVtuberの歌モノの中で一番聞いた曲。
一聴してすぐに判別できる川谷色が強く出ている楽曲でもありますが、そこがまた魅力的。(ベースラインがホントに好きなんですよね)
揺らぎのある花譜さん、ひたすらにまっすぐなKizunaAIさんの声質はそれぞれ正反対なのに引き込まれてしまう。
サビでの引き込まれ感は今年の楽曲の中でも随一。


4.glimmer/早見沙織

作詞・作曲:早見沙織 編曲:岡部啓一(MONACA)


早見さん×岡部さんというこれ絶対に合うよなーな組合せの1曲。
期待通りザ・岡部さんのサウンドの上に乗る早見さんの神秘的な歌声が見事にマッチする。
多重コーラスの部分では耳が包まれる感覚になりまさに「耳が幸せ」です。
詞もインストも重い楽曲ではありますが、早見さんの声が一縷のきらめきを体現しているのではないでしょうか?


5.Beautiful World/Ray

作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE


ピアノメインの静かなイントロからクラップやベース音が段々と入りサビへとつながる流れがとにかく美しく、昂る。
イノタクさんらしい気持ちのいい低音部とキャスト陣の個性豊かなボーカルが合わさり、至福なひと時を堪能できる1曲。
GoJustGo!やManiMani(Prod.TakuInoue)、ハートビートシティ/いつか雲が晴れたならなど、特に下半期のリリース枚数が凄かったように感じます(しかもどれもハイクオリティな点が凄まじい)


6.記憶/イヤホンズ

作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)


恐らくこの10曲の中ではいい意味でぶっ飛んでいる楽曲。
歌詞に合わせて関連したモノの音が鳴り軽いASMR気分が味わえる。と同時に曲としても見事に成立しているこのバランス感覚はあまりに見事。
ややウィスパー方向に寄っている3人の歌唱も気持ちいい感じです。
そして曲の性質的にかなり難しいと思われる生歌唱をオンラインライブにて見事にこなした3人のスキルの高さも伺える1曲でもあります。


7.今すぐに/麻倉もも

作詞・作曲:藤田麻衣子 編曲:KOUTAPAI


ご本人の声質によく合うキュートな楽曲が揃う中突如投下されたバラード曲。ベタではありますが、そのギャップにやられてしまいました。
藤田さんらしい詞とメロディに乗る麻倉さんのボーカルは絶品。
高音域が注目されがちな彼女ですが、低音域の歌唱もなかなか魅力的なことが分かる1曲ではないでしょうか。


8.躍るFLAGSHIP/小日向美穂、佐藤心、北条加蓮

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:BNSI(ミフメイ)


ダンスミュージックのサブジャンルを内包しつつそれぞれの良さを上手く引き出した1曲。
ミフメイさんらしいオフェンシブな音作りがまた絶妙でリピートが止まらない。
3人のボーカルもまた見事で少女感もありつつ色気も出しているところが魅力的。

こちらはDance盤ですが、Pop盤・Rock盤の2曲も併せ作詞者固定の連作となっています。他の2曲もそれぞれ素晴らしく、ASの初恋組曲、デレマスのSEASONSに続きアイマスの連作シリーズは名曲揃いであることを裏付けた1曲ではないでしょうか?


9.水着とスイカ/Run Girls,Run!

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:石濱 翔(MONACA) 


夏を想起させる二つのキーワード、からの歌詞と歌唱、独白部分のピアノソロで切なさがマシマシな1曲。
アップテンポという訳でもなく、バラードに寄りすぎていない絶妙なインストがダンサブルでもありリピート必至。
デレマス楽曲でも遺憾なく発揮されていますが、女性的な詞との相性が抜群すぎる...

個人的には冬曲の「スノウ・グライダー」もお薦めです!


10.Lost Thorn In My Side

作詞・作曲・編曲:Kyota.

1stライブの頃から「ダンスパート」があるように個人名義曲ではダンスミュージックを歌うことも多い東山さん。
その系譜を受け継ぐ楽曲です。
サビ部分の小気味良さとリズミカルな雰囲気は抜群の相性を発揮しています。
彼女のダンスミュージック曲は他にもStarLightやLiving Dying Kissin'など良曲揃いなので是非。

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