今年の10選

はい。ということでタイトル通り今年の曲で個人的に10曲選んでみました。

際限がなくなってしまうので選ぶに当たって以下の制約を設けました。

1.選曲対象は2018年12月1日~2019年11月30日までに発売された

2.上の日付については配信限定を除き本配信・CD等媒体でのリリース日とする。

3.同一シリーズ・アルバムから複数曲選曲しない。(シンデレラガールズ・ミリオンライブ・シャイニーカラーズからは1曲ずつ)


僕は君を問わない/HIROBA

作詞:高橋優 作曲:水野良樹 編曲:亀田誠治

水野良樹×高橋優という同世代ソングライターコンビによる楽曲。(高橋さんはSSWですが)
高橋さんのメッセージ性のある詞に水野さんの耳に残るメロディとお互いの強みを活かしつつ、お二人の良い意味で熱苦しい声がなんとも胸を打つ。
c/wの「凪」はまた違うサウンドメイキングがされていますので、やはり単曲買いよりも2曲買いがおすすめ。



囚われのTeaTime/Chrono-Lexica [
作詞:島みやえい子 作曲・編曲:大和

THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 02のc/w曲。dans l'obscuriteとかなり迷いましたがこちらを選びました。
MTGの後半キュートな曲が続いていましたが、そこに突如現れたゴシックメタル。もうこれだけでも堪りませんが、選曲理由としては3:30からの間奏部分、特に3:50~辺りがDream Theaterの名曲、「Metropolis - Part 1 "The Miracle And the Sleeper"」を彷彿とさせる所。これはズルイ…!(褒め言葉)

作編曲は大和さん。もしかしたらギターの音色であの人かなと気づいた方もいらっしゃるかも…?



Transcending The World/ストレイライト

作詞:下地悠 作曲・編曲:R・O・N


2019年のシャニマス、昨年に引き続き良曲揃いなFWシリーズですが、
今年は何といっても彼女たちでしょう。イルミネ&アルストと可愛い系で揃っていた3人組ユニット勢に加わったストレイライト。ハードなデジタルロックと先程挙げた2組とは方向性を変え、HR/HM指向のアンティーカとも違う見事な空き部分をついてきました。Wandering Dream Chaserの疾走感も捨てがたかったのですがこちらを選曲。より重くハードなサウンド、随所随所の韻踏みと聴き所は多く、来年のライブパフォーマンスを早く観たくなる1曲。



サニードロップ/大槻唯(山下七海)

作詞:磯谷佳江 作曲・編曲:seibin


2019年のデレマスはダンス系の楽曲が強かったような気がします。故に選曲には他の2シリーズ以上に苦戦しました。結果選曲したのはこの曲。
唯ちゃんの甘々ボイスにトロピカル×エレクトロなサウンド。seibinさんの曲はPaletteもそうですが、凄く聴きやすい。さらには磯谷さんの可愛い歌詞と蕩ける要素が盛りだくさんですが、極めつけは「ここだよ、ダーリン」そりゃ堕ちる人が多いはず。正直私自身も今年終盤辛いことがあった時の元気付けとして良く聴いていました。



ORB/TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

作詞・作曲・編曲:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND


個人的に一番グッと来たインスト曲。アニソン好きであれば恐らく何処かでサウンドは耳にしているはず。歌モノとしては東山奈央さんの「Living Dying Kissin’」がお勧めですが、あえてこちらを。彼らの得意としているテクノサウンドをベースとしつつも、聴きやすいトラックと美しいリバーブ。
10選の中でも特により良い音質の音源で是非とも聞いていただきたいです。



雨にキッスの花束を/中島愛

作詞:岩里祐穂 作曲:KAN 編曲:Rasmus Faber


安心と信頼の中島愛×ラスマス・フェイバー楽曲。原曲は今井美樹さんのボーカルですが、こちらをラスマスさんお得意のハウスアレンジで楽しめるという贅沢。中島さんのボーカルもですが、いたずらに変えずに原曲を尊重したアレンジと歌唱がされています。その塩梅がお見事。同じ組み合わせで収録されているkimono beatも良アレンジ。



Destino~恋は一秒の永遠~/安野希世乃

作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:松本良喜


安野さんの本人名義曲はイージーリスニング的な曲など穏やかな曲をメインにロッキンな曲アリと声質の幅を活かしたものが多かったですが、この曲はスパニッシュなサウンド。少しオトナで色気のある、でもシックリくる感じ。中々この雰囲気を歌う声優さんはいないと思うので、もっとこの系統の曲を聴いてみたいと思わせる一曲。



祝福/早見沙織

作詞・作曲:早見沙織 編曲:河田貴央


正直な所、JUNCTIONの他の曲も挙げたい所ではあります。この曲、収録曲の中では明らかに異質。歌詞こそ見れば確かにこのタイトルで間違いはないことは伺えますが、歪んだギターやノイズがかったサウンドメイク、同一化したような早見さんのボーカル。ポップスやジャジーな曲のイメージが強い方ほどこの曲を聴いたらビックリするのではないでしょうか。単曲でも強い曲ですが、白い部屋~祝福~interlude: forgivenessの流れで聴くのが最もお勧め。(アルバムの流れもよく考えられているのでアルバムを通しで聴いてほしい!)



Not Afraid/アンジェラ (Vo.Alisa)

作詞・作曲・編曲:Lido


アコースティック曲をキャロル&チューズデイが担当とするのであればアンジェラはエレクトロ担当。
全編を通しやや静かで抑え目でシリアスなサウンド。作詞作曲編曲全てを担当されているLidoさんはボーコレVol1でもアンジェラ曲の1曲を担当されていましたがイントロからサビへのもって行き方がなんとも絶妙。サビで心を動かされてしまう。



ワルモノウィル/夏川椎菜

作詞:夏川椎菜 作曲・編曲:HAMA-kgn


個人的には夏川さんは今年の10選の中ではダークホースでした。
ベース・ドラムのリズム隊の音量バランスがやや強めなミックス、夏川さんのボーカルが埋もれすぎないくらいのボーカル音量がまた最高。
但し彼女の真価は他の方も挙げているように作詞のセンス。特にこの曲は絶妙な塩梅で刺してくる。この曲が収録されているEp01、フルアルバムのログラインともに推せる。他の曲も是非。



今年はJ-POPやジャズ系の好きな方々のリリースが殆ど無く、(いきものがかりも年末リリースの為対象外)アニメ系独占といった様相でした。が、挙げた9曲はどれもアニソン好きでなくても聴いていただきたいものを選んだ自負があります。

声優さんの4曲については三者三様という慣用句の通りそれぞれ趣向を凝らしており違った魅力があります。特定の方を推すだけでなく他の方の作品を聴いてみるのも面白いですよ!

そしてアイマス系の3曲。正直別枠で10選したいというのが私の本音です。今年も良曲が多かった…シリーズ別で観てもそれぞれ趣向が違うのが面白い。

最後に残った3枚もメッセージ性が強かったり、インストだったり、いやもうこれアニソンの範疇じゃないだろうと強く他の方に勧めたいというものでした。

来年も良い曲とめぐり合いたいものです。

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